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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
戦場体験放映保存の会2012年度総会で発表、承認された史料館設立の呼びかけ文です。

◆◆◆

 皆さん、私達はあの大戦の第一線から帰還し、未だに生き延びている無名の兵士です。
 突然ですが、是非お訴えをし、協力をお願いしたいことがあります。

 ちょうど八年前、戦後六十年を迎えたときのことでした。
 多くの想いと共に、私達の戦場体験がもう直ぐ消えてしまうのではないか、あの悲惨さを知る私達は、何も語らずに死んではいけないのではないか、と気付いたのです。
 僭越ながら其れを話し合った私達は、戦場を知る仲間達に一人でも多く呼びかけてみようと思い立ちました。

 今年は、戦後六十七年になります。
 戦場からの帰還兵は三百十万人。八年前には四十万人と推定できた健在者ですが、その後の詳細は、「昔のこと」と言われ、すっかり分からなくなりました。
 語ってから死のう。
 此の合言葉に応えてくれた、兵士・軍属・民間人を含む仲間、2500余。その戦場体験を、永久保存版として録画版、手記、絵画などに記録することができました。戦争体験のない若い人達が、ボランティアとして呼びかけに協力してくれています。

 戦場体験を遠い昔の悲劇と片付けてしまうのではなく、子や孫や、其の先の世代の人に、私達の時代を考えて貰うための大事な歴史として遺したいのです。
 思いを共にする老若の力を合わせ、仲間達の体験を無編集で保存する「史料館」を設立するに至りました。
 「史料館」は、戦場に駆り立てられた私達の、生身の体験談の集積であります。十人いれば十人の体験が有ります。私達は、最終的には「史料館」に十五万人の戦場体験を収納することを目標におきます。

 是非、あの戦場体験を共有する皆様。一人でも多くの方の体験をお寄せ下さい。ご連絡をお待ちしております。お知り合いの兵士の皆様、そしてご遺族の方にも呼びかけて下さい。
 また此の呼びかけをお知りになった若い方々も身近な兵士の所在をご連絡下さい。

 念のためですが、私達はどんな立場の方も、どんなご意見の方も、思想信条は別にして、ただ戦場体験を遺そうという一点だけで手を繋ぎあう「無色」で事に当り、全ての行動の資金は皆様からの会費とカンパだけを頼りに「無償」で実施しております。
 このようにして歴史を正確に後世に遺しておきたいと願っております。
 最後に皆様のご活躍とご健康をお祈り致します。

二〇一二年八月一五日
戦場体験放映保存の会・元兵士の会・戦場遺族の会・孫の会 一同
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