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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
昨日、戦場体験史料館に寄ったところ、ちょうど前日、2月11日(金)の午後に名古屋でお話を伺った方のご家族から郵便物が届いていたということでした。その聞き取りにお邪魔した東海キャラバンのリーダーと私宛になっていたので、いっしょに開けてみました。
体験者の方の息子さん(写真を趣味にされているとのこと)が立派なカメラで撮ってくださった記念写真が2枚。そして、体験者の方の顔写真のプリントされたお手紙が入っていました。
体験者の方と、東海キャラバンでにっこり写っている写真でした。

「まだまだ話したいことがあると言っていましたが、18日の朝食後、眠いから寝ると言ったまま、夢の世界へ旅立ってしまいました」
その文面に、「えっ?これって・・・?」と2人で顔を見合わせることしばし。
「だって、あれから1週間ってことでしょう?」確認する前に、2人して泣き声になっていました。
その数時間後、東海キャラバンリーダーが、写真のお礼の電話を入れてみると、やはりあの体験者の方は亡くなったのだということでした。

「また来てね、今度は5時間話すから」とおっしゃる体験者の方と何度も握手をして、再会を約束してお宅を後にしていました。
耳が不自由になられていたため、筆談での聞き取りでした。おそらく、ご自身の言葉もよく聞こえていなかったため、発音が不明瞭なところも多く、しっかりとした証言記録を残すには不十分な結果となっていました。
この状況をふまえて、もう一度じっくりお話をうかがえるように準備できたら、と思っていたのですが、「もう一度」は、もう永遠にやってこないことになってしまいました。
「またお会いしましょう。お元気で」と約束してそう願っても、次の機会がある等とは思ってはいけないのだということを思い知りました。

体験者の方は、その最後の1週間、久しぶりに戦争の体験を話すことができたのを喜んでおられたそうです。

1週間遅かったらお話を伺うことができなかったということなのか、お話をビデオに収めたことで体験者の方が思い残すことはないと思われたということなのか、それを知ることはできません。
ただ、「一期一会」という言葉をかみしめなければならないのだと、戦場体験以外のことまで教えていただいたように感じます。
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