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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
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今日明日、八重洲ブックセンターにて開催の「沖縄の戦争展」は、びっくりするほどいっぱいまでお客さんに来ていただけました。
新聞各紙で記事になったりイベント情報になったりしたおかげで、このイベントを目指して来てくださる方が多数。
特に、蟻塚先生の講演の際には、全ての椅子を出しても立ち見が出る盛況ぶりでした。壁際まで椅子で埋まったため、展示を見に来られた方が引き返すほどで、そちらは申し訳ありません。

蟻塚先生のお話は、沖縄戦そのものの状況、8月15日以降の沖縄の状況などを踏まえた上で、先生が見てこられた患者さんたちの事例が挙がる、非常に具体的な内容でした。
時折ダジャレのようなものも飛び出す語り口で笑いを誘いつつ、これまで日本には確かな基準もほとんどなかったようなPTSDの診断を行っていった状況もお話しいただきました。
精神疾患らしくないのに重度の不眠などの症状がある沖縄の患者さんの様子に疑問を持ち、いろいろと調べられたものの、日本には参考になるような文献が2本ぐらいしかなく。(だから「にほん」、という冗談も飛ばしつつ)
日本では、戦争によるPTSDの存在自体ないものとして扱われており、診断をするのに、アウシュビッツ収容所などの例が近いのに注目して参考にしながら、患者さんと向き合ってこられたということです。
戦後、30歳ぐらいで症状が出る人もいれば、年を取るにしたがってトラウマとなった記憶が鮮明になり強く症状が出る人もある。
身体的苦痛が出ている患者さんも、話をよく聞いてみると、沖縄戦の際のトラウマが原因であることが見えてくる。
語り合う場を設けたり、話を受け入れたりするうちに改善していくことも多いそうで、PTSDから回復するには、ということで最後は絞められていました。涙を流したり、信頼できる人と触れ合ったり、ということが挙がっていました。
東日本大震災の被災者のPTSDの率も高く、特に原発事故が原因とみられる率は戦争並みの率になっているということでした。
そういった方々に真剣に向き合ってこられていることが伝わる講演でした。

証言映像を一緒に見る座談会も、なかなか好評のように見えました。
アンケートを見て見ないとわからないところはありますが、担当メンバーのナビゲーションとともに実際の証言映像を見ていく形は、それなりに求められているものなのだろうと感じました。

展示は、これまで数回行ってきた「沖縄戦展」「沖縄の戦争展」とほぼ同じ形です。会場が小ぶりのため、ぎゅっと詰めたようになっています。
今回、沖縄戦遺骨収集ボランティアガマフヤーからお借りした、遺骨収集現場からの出土品も展示しています。
出てきたときの状況と併せて展示していますので、この機会にご覧いただければと思います。

午前中の女子学徒隊の証言映像集は、メンバーの奮闘により、希望通りの編集ができていました。
いかんせん、機材のセッティングでもたつき、開始時間がだいぶ押したため、配布資料の時間通りにはいきませんでした。
明日も、10時半から、同じ映像を上映する予定です。
この時間帯も、展示は普通にご覧いただけます。

明日は、
映像を見る座談会は、沖縄戦を戦った元兵士である近藤一さんの証言
講演は毎日新聞の栗原俊雄記者
となっています。

18時半にはイベントを終了します。ご注意ください。
明日は沖縄慰霊の日当日です。この日を、沖縄戦を考えながら過ごしてみていただければ幸いです。
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