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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
沖縄イベントに向けて、テープ起こしなどやっています。
その中で、困ったことに遭遇しました。
どういう被害に遭っているかはだいたいわかるのだけれども、ご本人がビデオカメラの前でその話をされていない、という事態です。

保存の会の活動は、ご本人の証言を映像に記録することです。
編集は行わないので、一次資料として残るわけで、語られたことを切り捨てるということはありません。
一方で、事実として知っていても、語られなかったことを追加することはできません。
この人はご家族を失ってこういう被害に遭っている、という情報はあっても、ご本人がビデオの前で語られなければ残らない。
映像の背後の自分がそれに焦って、どうにかその話にもっていこうとしているのを改めて客観的に見てへこみました。

戦争だけはいけない、と繰り返す映像は、ご本人の言葉なので実感はこもっています。
しかし、なぜそういうはなしになるのかが、具体的に伝わらないのでは、その訴えは生きてこないと思います。
現実に残った映像を見ながら、残念な気持ちになります。
具体的な話をいかに引き出すかは、そこに意図が入るとしても必要で、それがうまくいかなかったときはへこみます。
それがわかっている映像をテープ起こしするのは気が重いです。

概要としてまとめるときには、基本情報として文章中に入れることはできるのですが。
証言をそのまま映像で残すというのは、本当に一筋縄ではいかない、と思うのでした。
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