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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
祖父が亡くなってからのことを思い出すと、祖父の遺品のことが浮かんできます。
それは、いつも目に入るところに箱に入ってありました。
居間の天井辺りにある浅い棚に、ほかの雑誌(『偕行』)と一緒に並べ置かれていたのです。
本当に、いつも目に入る場所に、もちろん祖父が元気なころからありました。
あまりにいつもありすぎて、そこから動かすという発想がなかったのです。
そのまま埃をかぶっていました。

祖父が亡くなって葬儀を行わなければならなくなった時、それらが目に入るのが見苦しいと思ったらしく、うちの両親がどかしていました。
いつもそれがあった場所が空っぽになっていました。
中身が何かも知らなかったので、どかしたと言われれば、そうかとただ思うだけでした。

それから保存の会と出会って、1年以上は過ぎてから。
それらどかされたものが、雨どいの下のようなところに農業用のコンテナに放り込まれて置かれているというのを知りました。
『偕行』数冊と一緒に、祖父の兵隊の時のアルバム、士官学校のアルバムがありました。ぼろぼろでしたが、それがもともとここまでぼろぼろだったのか、野ざらしにされてそうなったのかはわかりません。
なんつーことをするんだ!?と、保存の会に出会ってなくても思いました。

しかし、祖父の生前に開けたことがなかったのが、まず敗因です。
触れなかったわけではないので、開けてみればよかった。
開ければ、見つけられなかった「きっかけ」になっただろうと思います。
これはどんな写真なのかと聞けばよかったのだから。
祖父の生前に開いていれば、祖父の話も、祖父の思い出となったはずです。

今度保存の会がモノの展示を行うというのにあたり、そういうことを思い出します。
できることならば、ご家族には、まだ体験者の方がお元気なうちに、当時のものを開き、これはどういうものだったのかと聞いてみていただきたいのです。
その体験者の方の体験談も、その品に載せていただきたい。
その結果、手放しがたくなるならそれはそれでよいですし、その価値のわかるところに置きたいというのであればお譲りいただければありがたいです。
思い出は、二度と手に入らなくなる前に重ねておいていただきたい、と、心から思います。
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