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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
エンドロールに続く拍手の中、緞帳をおろし、感動のうちに第1部終了。
この時点で、だいぶ時間が押していたため、第2部開演準備にとれる時間は5分間。この間、ステージ上ではものすごい勢いで場面転換をしていたわけですが、それは同時に休憩時間がそれだけだったということでもあります。
講師の準備OKの合図とともに問答無用に緞帳が上がり、第2部スタート。(ご来場の皆様、慌ただしくてすみませんでした。)
総合司会の出番は一瞬で、後半は中田事務局長の司会にゆだねられます。
まずはパネリストの方々の紹介です。(パネリストの方々のプロフィールにつきましては、以前の記事をご覧ください。)
いつになく緊張している中田事務局長ですが、本題を切りだします。

あの戦争は、国民を総動員するものでした。それなのに、私たちがその戦争について知る機会があまりにもなかったように思います。
戦場体験記録から、私たちは何を知ることができるのでしょうか。

それに対して、朝日新聞編集員の上丸さんは、記者として、戦場体験をどのように伝えようとしているのか、ご自身の今の考え方等を中心に話されました。以前は戦場体験者の声を紹介する特集が多かったけれども、今回は、体験を伝えていこうとする動きに注目して、「人脈記」の連載になったというお話。次の世代に語り継ぐという時間的なつながりとともに、海外で戦場体験を伝える動きという水平方向のつながりに注目されているということ。

北村さんは、研究者であり、大学の教員として日々感じることから、戦争について知ろうとする「私たち」とは何者なのかということを問いかけられました。たとえば沖縄戦のことについて、東京の学生は日本人としてとらえるけれども、沖縄の人たちとしては、日本人としてよりも沖縄人としてとらえる、という違いがあるそうです。

ここで、中田事務局長は、小澤さんに質問。誰か一人の体験を聴くだけでは全体像はわからないと思い、たくさんの体験を集めようとして戦場体験放映保存の会は活動しているけれども、そうした戦場体験のかたまりから本当に何かが見えてくるのでしょうか?と、これは、自分たちのやっている活動の意味というのか、本質を問う質問でした。

小澤さんは、NHKで「赤紙」の特集をされた経験をふまえつつ、戦場体験から何を知るのかというのは本当に難しい話であると語られます。
体験者の方が話される(伝えたいと思われる)内容は、大きく3つのことです。
1.体験・事実・・・赤紙を受け取った時どう対応したか、それからどうなったか等
2.当時どう思ったか・・・その当時の自分の状況の中で、どういう気持ちを持ったか等
3.その体験を思い出して、今どう思うのか・・・気持ちの変化、自分の中での当時とのギャップ等
そうした体験を聴いている自分と、カメラマンと、音声マンとで、受け止め方が違っているわけであり、語る側も受け止める側も多面的なために難しいのだということでした。

第1部でキャラバンに参加したメンバーが発表した内容も様々だということから、とらえ方が人によって違うということに、中田事務局長もうなずきます。
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