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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
本来当日にやるべき戦後70年、今日は何の日特集、忘年会の影響で2日遅れでお送りします。

終戦の年、憲法改正の議論が、政府のみならず、民間でも行われていました。軍国主義が解体されてゆき、一応自由と民主主義を主導する米国の占領下、いろいろなグループや個人によって憲法草案が発表されていたわけです。
その代表が、1945年12月26日に発表された憲法研究会の「憲法草案要綱」でした。
天皇の権限を国家的儀礼のみに限定し、主権在民、生存権、男女平等などを盛り込んでおり、GHQの憲法改正研究のスタッフも関心を寄せました。実際に、GHQによる憲法案に大きな影響を与えたようです。
憲法研究会は、統計学者の高野岩三郎の呼びかけで1945年11月5日に結成された民間グループで、メンバーは、高野、馬場恒吾、杉森孝次郎、森戸辰男、岩淵辰雄、室伏高信、鈴木安蔵ら。
呼びかけ人の高野は、この「憲法草案要綱」にも満足できず、天皇制廃止・大統領制を採用した独自の「改正憲法私案要綱」を雑誌に発表したということです。GHQはこのころには天皇の存在を戦後の統治に利用する方針をとっていたので、高野案までいくと少々微妙な反応だったかもしれません。

さて、今年はたまたまこの日忘年会が開催されましたが、戦場体験放映保存の会は、2004年12月26日設立です。
戦場体験放映保存の会設立の日は、現在の日本国憲法と近い形の憲法案が民間から提示された日にあたっているのです。
「年末ごろに設立すると1年早く○周年と言えるよ」と初代代表が言ったのがきっかけでこの時期に総会を開いて設立となったらしいので、日付が被っているのは偶然でしょう。たぶん、設立からのメンバーも気づいていないのではないかと思います。

70年たっても、憲法をめぐってはいろいろな議論があるところですが。
つい4ヶ月ほど前まで戦時下で思想・言論統制されていたところから、GHQよりも早く民主主義的社会を描いた憲法を民間のグループが生み出したというのは画期的なことだと思います。
一昨日、来年の計画を発表する時に、事務局長が、一連の活動について「保存の会がやらなければ、誰もやらないと自負しています」と豪語しているのを見て、70年前のグループのことを思い浮かべました。
というのを、2日遅れでぼそりと言ってみるのでありました。
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