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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
沖縄戦展の最中に上映開始されたジャン・ユンカーマン監督の映画『沖縄 うりずんの雨』、今月いっぱいの公開ということで、今日観に行ってきました。
沖縄戦とそこから続く米軍による「占領」と「凌辱」そして未来につづくきっかけを描いたドキュメンタリー映画です。
沖縄戦に従軍した元米兵や1995年の少女暴行事件の犯人へのインタビュー等、米国人だからこそ撮れるであろうシーンもありました。普天間基地のフェンスに基地はいらないという主張としてテープで×を書く人たちと、貼られたテープを「市内の美化」ということで剥がしていく人たちの両方が登場するのですが、これはなかなか本土にいると知らないことだと思いました。
復帰運動のときにしても、アメリカとヤマトの思惑の間で、沖縄の人たちどうしが真剣にそれぞれの立場を主張し、ときには衝突しているのは、本土の人間としては痛いところであり、沖縄の人たちの力強さでもあるような。

沖縄戦の様子に関しては、体験者の方々の証言と当時の記録映像から描かれており、「ドラマ」的な演出はないのですが、相当臨場感がありました。
元62師団兵士の近藤一さんと梯梧学徒隊の稲福マサさんが一緒にお話されているシーンがありました。確かにあってしかるべきことなのですが、なんだか不思議な感じがしたのは、お2人の証言を別々に伺っている保存の会にいるからこその感覚でしょうか。
違う立場で同じ戦場にいた方々が今一緒にいらっしゃることに、なんともいえない感慨が浮かんでくるのです。
そしてまた、実際に戦場を体験されたその場所での証言というのは、やはり特別なものがあります。

映画のチラシにも出ている「私たちは沖縄のことをどれくらいしっているのだろう?」という問いかけがそのまま静かに突きつけられるような気がしました。

ものすごく蛇足なのですが、映画の中であのシーサーの写真が大きく使われているところがあって、沖縄戦展のチラシと妙にシンクロしたのにおののきました。これも、あってしかるべきといえばそうなのですが。
お話を伺った方の登場に親近感をおぼえつつ、沖縄戦展をやったけれども、保存の会もまだまだ沖縄戦には迫り切れていないのを感じました。
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