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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。


福岡で行われている戦後70年追悼展示会「―九大生体解剖事件の真相―『今、振り返るいのち』に行きました。
休みと安い飛行機を取っての日帰り弾丸ツアーです。

事件の最後の証言者、東野利夫先生が、ご自身の開業されている産婦人科病院で開催。
普段は妊婦さんの憩いの場であるギャラリーに、生々しい資料が並んでいました。裁判の記録、関係者の証言、平光教授の獄中記、後に墜落したB29の機長と対面されたときの会話の様子等資料の束が並べられています。
今日は人が少なめだったようですが、この病院でお産をした方やそのご家族が見にこられているのが独特でした。

墜落したB29の搭乗員を、来るべき本土決戦の医療活動のための研究の検体に使ったこの事件は、取り出した肝臓を嗜食したというデマまで出る騒ぎとなりました。「生体解剖事件」という言葉も、センセーショナルなアピールを意図してつけられたものということです。
軍関係者が責任逃れを画策する中、中心的な立場だった教授が自殺、ほとんど全ての責任を、教室を解剖に使われてしまった教授が負うことになります。
展示は、積極的に責任を負ったこの平光教授の苦悩と信念を教え子である東野先生が受け取り、長年にわたり事件に向き合い続けられた記録でもあります。
淡々と詳細に伝えられる事実と同時に、本来医師は命を救うべきものであるという純粋な思いが流れているように感じました。
それだけに、それを狂わせてしまう戦争とはどういうものかという問いかけが、切々と迫ってきます。

言葉にすると軽くなる気がするので、ぜひ直接ご覧いただきたいと思います。
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2015/07/30(木) 09:30 | | #[ 編集]
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