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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
年度が替わる前に、そして、ちょうど米軍慶良間上陸の話をしたところということで、沖縄キャラバン2015の報告を。
最終日2月11日(水・祝)、座間味島に行った1班ことブログ係の様子です。

座間味島では、区長さんの宮平芳和さんにお世話になりました。
午前中は、ちょうど取材に来ていた琉球放送の記者と一緒に案内をしていただきました。
体験者の方をあたっていただいたのですが、なかなかうまくいかず。渡嘉敷島と同じように、途中の家の方に話せないかと聞いてみたり、道端で、「今日はお父ちゃんはいない?」と聞いてみたりがありましたが、ダメでした。区長さんのお兄さんも、最近入院されていたということでこの日は体調不良でお断りされました。
これまでお話されていた方がだいぶ亡くなったり動けなくなったりというのもありますが、座間味はいろいろな方面の人が証言を聞きあさって議論を巻き起こしてというのに翻弄されて、体験者の方もあまり話したくないという気持ちが強くなってきているのだそうです。
そういうわけで、ほぼ島の戦跡めぐりということに。


座間味村の平和の塔

つい先日、3月26日に合同慰霊祭が行われたのが、この平和の塔の前です。
石碑には、亡くなった住民、兵隊の名前が刻まれています。それに対しては、村民の方の中でもいろいろな思いがあるようです。
途中の道がけっこう急斜面で、階段もあって、確かに体験者世代が自分で足を運ぶには大変な場所だと思いました。

途中にも、集団自決の起こった場所の碑等がありました。
村の忠魂碑も回りましたが、それは沖縄ではここだけに作られたのだという話でした。本来、その場所に集まって全員が自決を図るはずだったところに、艦砲射撃がきたのでみんな解散し、数か所で集団自決が起こったのです。



展望台から見た慶良間の海

高月山に登ると、展望台がありました。ホエールウオッチングのためにクジラを見つけて船を誘導したりする場所もあるようです。
ちょうど晴れていたので、ケラマブルーが映えていました。(この写真では今一歩その美しさが伝わりませんが・・・)
しかし、70年前は、ここが軍艦で埋まっていたわけです。海が見えないほど軍艦でいっぱいだったそうです。
米軍としても、この停泊地を確保するために最初に慶良間諸島に上陸したわけで、そのため島での戦闘には積極的ではなかったようです。

お昼時、区長さんは別の取材があるということで、2時間ほど単独行動になりました。(琉球放送の記者も一人でどこかへ)
この間に、昼ご飯をとり、写真撮影スポットである座間味村役場に向かったのですが、なんと現在建て直し中で、いくつかに分散しているとか。
ひとまずメインの役場だった場所に行って、広場の写真を撮りましたが・・・なんだか、戦時の写真とそんなにギャップがなさそうな絵面に。
立派な役場ができたころ、もう一度チャレンジしたいです。
他、米軍墓地になっていたという小中学校の写真も撮りました。昨日公文書館の写真を見ていると、その場所の当時の写真があったので、改めておののきました。


大勢が避難していたガマ

午後、区長さんと再度合流し、ガマが残っているか伺ったところ、山をぐるりと回って連れて行っていただいたのがこのガマです。
うっかりガマの名前を聞き損ねました。
ここには、区長さんのお兄さんも避難されていたそうです。
入口まで行くのに、海に出ている岩の上を歩くようなところで、ガマの中から砂浜が見えました。
ここの海もとてもきれいだったのですが・・・スパイ容疑で日本兵2人が殺された場所なのだそうです。
座間味では、スパイ容疑で日本兵が殺された例が何件かあるとのこと。
住民も殺されそうになったことがあったとき、1人の兵隊が制しておさまったそうで、その兵隊が戦死した場所というのははっきりと記録されたようです。「あそこが・・・」と指さされたところは、かなり山の上でした。

結局証言を伺うことはなかったのですが、滞在時間は6時間ほど。あっという間でした。
戦跡ガイドに出ているような場所を回ろうと思ったら、それだけで1日かかりそうです。
証言を伺うのももう一回チャレンジですが、そのときは泊りがけになることでしょう。

帰りの船では、クジラが遠くでチャポンと頭を出したのを一瞬見ました。
70年前とのコントラストがものすごいと感じたのですが、観光客のほとんどには伝わらない感覚だろうなあと思います。
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