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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
沖縄キャラバン2015、3日目2月9日(月)の様子です。
翌2月10日(火)に投稿されたメーリングリストより転載します。

◆◆◆

今回の沖縄キャラバンは、地元の方のアドバイスで、名護市の各公民館に随分お世話になっています。
沖縄の公民館は箱モノがあるというのとは違う独自の文化で(多分)字(あざ)ごとにあるらしく、区長さんを中心に館の人たちが担当地域の方々の状況を実によく把握しています。

語り部でもない方には内地からの聞いた事のない団体の依頼は公民館を通してお願いし公民館での収録にした方が安心して頂けるうえ、「あ~あその人はもう話すのは難しいけれど、お年寄りに声をかければいいんでしょ」ととても親切。

昨日(2月9日)はNさん、Sさんは喜瀬(きせ)公民館で収録。
最初の電話で「4人ぐらいなら集めるよ」と言ってくれた区長さん。
直前打ち合わせで「6人ぐらいかな」
行ってみたら8人がお集まり。
1人ずつ撮りたいとお願いしていたのも何のその・・・
1人では無理だけど「ゆんたく」なら話せるだろうという判断なのでしょう。
「ゆんたく」はよく使われる沖縄の言葉で「集まってのおしゃべり」という感じでしょうか。「ゆんたく仲間」などと使います。

とりあえず沖縄にいた6人と、県外にいた2人のグループに分かれて貰って午前中の収録。
6人グループのうち4人は地域の戦場体験でしたが、残りの2名は防衛隊と、テニアンから疎開して沖縄に戻ってきていた
お話だったので午後再度来ていただいて今度はお一人ずつ。
テニアンの方の方が午後からもうお一人声をかけて下さって、最終的に9名の収録となりました。

一方Iさんは許田(きょだ)公民館、喜瀬と許田は1~2バス停の距離ですから公民館のきめ細かさが分かります。
こちらは午前中は102歳の男性(だったはず)、午後は喜瀬の応援をして夕方5時半からデーサービスから帰って来られた90歳女性。
当時すでに結婚をしておられました。
デーサービスのあとで良いんですか?!とは思いましたがそう言って下さるなら・・・。
一般的に沖縄の方々は高齢者も含めかなり宵っ張りの印象があり、ファーストフード店がかなり遅い時間でも高齢者で賑わっています。

一方私(T)は中南部、午前中はいつもお世話になっている与那原町町史編纂室を尋ね最近復元された与那原駅を案内して頂きました。
与那原駅は戦争で消失したケービン鉄道(沖縄県営鉄道)の終点駅で、当時としてはコンクリート作りの大変モダンな駅舎でした。
ここも例の展示会用の写真撮影スポットで、艦砲射撃でボロボロになった当時の写真が残されています。
復元もされ撮影はバッチリのはずと思っていましたが、実際に同じアングルで撮ろうとすると視界を遮る巨大な木造船。
やんばる船といって明治期から沖縄北部に物資を運んだ交易船。
町おこしになりそうなものを集めて並べて置いてしまったんですね・・・。
戦時の写真と今の写真を並べてより具体的にイメージを持ってもらおうというこの企画、説得力のある場所もある一方、民家のトビラしか映らないとかそういう目にもあっています。

午後はこちらも前回に続いて南城市の市史編纂課のご紹介で大城清子さん(85歳)の収録。当時16歳以上の未婚女性は
疎開を禁じられ移動時のチェックもありましたが、お婆さんの付き添いとして北部山中に疎開する事ができ、地域の同級生6名の中ただ一人無傷だったといいます。
とはいっても親戚の子供たち7人の食料確保を1人で担い、敗残兵に遭うと「今から切り込みに行くんだから」とその食料を要求され・・・。
当時は本当に頑張って貰いたくて渡したとおっしゃっていました。

数えの85歳のお祝いのときに彼女の戦前から日本復帰までの半生を、彼女の原案で字百名(あざひゃくな)の老若男女百名もの人が劇にして公民館で上演したそうで、お世話になっている市史編纂課の幸喜さんみたいな核になる方がおられてのことですが、長寿を字をあげて祝う文化がある沖縄ならではのパワー。
小さな子どもたちまでこういう形で地域の歴史を学ぶことも何よりだと思いました(まさしくロールプレイング)。

その後この劇は国立劇場おきなわでも上演され、県内各地での公演要請もあり、字が劇団と化しています?
お芝居はDVD化もされていてお土産に頂きました。
島言葉がある程度分かりそうなら、展示会で流しているのも良いかなと思ったりしています。

さて、本日(2月10日)の渡嘉敷へのフェリーは予定通り出航するみたいです。
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