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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
昨日、メーリングリストに「戦場体験史料館10周年展 戦場体験まんだら」の告知が出ました。
転載いたします。
チラシの画像は当方でつけました。

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皆様へ

昨日ぐらいから、久しぶりの「史料館つうしん」と、展示会のご案内が
お手元に届き始めているかと思います。

元兵士世代の体験談を公開する「戦場体験史料館・電子版」(http://www.jvvap.jp/)を
開設してから今年で10年です。
現在公開している体験談は3百名、録画してききた千八百余名
(手記などの提供はこのほか約千名)のまだまだ一部です。
体験者が少なくなるなか、これらの証言記録は社会全体の宝です。
節目の年を機会に、展示会を開催すると同時に、
ホームページの拡充と活用推進に一段ギアを挙げて臨んでいきたいと思います。

戦場体験史料館10周年企画展
戦場体験まんだら
【日程】12月9日(金)~11日(日) 10時~17時
     ※8日(木)に展示準備があります 
【場所】浅草公会堂 1階展示室
東京都台東区浅草1-38-6
銀座線「浅草駅」1番3番出口 徒歩5分、 都営浅草線「浅草駅」A4出口 徒歩7分、
つくばエクスプレス「浅草駅」A1出口 徒歩3分
【入場無料】感染対策のため浅草公会堂の展示室は定員30名と指定されています
      混雑時は入場をお待ちいただく場合があります

史料館に収録されている体験談から、現代の戦場にも通じるキーワードについて
エピソードごとに展示し、「リアルな戦場の実態」を伝えます。

【召集】シンガポール陥落の日に赤紙(臨時招集令状)が来た。当時は戦争に行けないのは男のくず、お嫁さんも来ないので、やれ嬉しや!という感じ
【行軍】兵隊がもう歩けませんと道の真ん中に転がっている。「死ぬ薬は持っていませんか」と言う。内地では皆に送られて大見得をきって出てきた人なのに(中国)
【インパール作戦】3千メートルの山を這いあがって、降りてくると、カレミョー平野がみえてくる。「あー、やっと米の飯が食える!」と思ったとたんにガクッとなるのか、たくさんの遺体が転がっていた
【特攻】「決まったらしゃあないね。同じ死ぬんなら外すなよ」と言って、胸に抱かれてわんわん泣いて、何時まで経っても忘れられん(フィリピン)
【飢餓】「おまえ顔腫れとるぞ」、「お前もじゃあ」と話して1ヶ月すれば死ぬ。痩せて膨れて痩せたら終わり(マロエラップ環礁)
【戦場めし】【水と塩】【海の戦争】【負傷】【遺骨】【投降と逃亡】【引き上げと復員】等々

残念ながら、「昔の戦争」も「今の戦争」も、「当時の人間」も「今の人間」も
そんなに変わってはいないと思わされるエピソードが多くあります。

「名もなき人々が名も無く殺し合う時代を終わらしめんために
この1館を活用されんことを」

※設営は8日(木)です。8日や本番のスタッフを募集しています。
 8日の集合時間は改めて流します。
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「戦場体験まんだら 戦場体験史料館10周年展」、仕込みまでほぼ1週間というところです。
プライベートで(物理的に)片付けねばならないことが終わらず、がんがん時間だけが過ぎていっています。
ともかく、証言概要を読み始めているのですが・・・これ、どうまとめろと?
マリアナ沖海戦について、あんまり話されてなくない?まとめるというか、ここを抜き出す一択では?という状況にまず頭を抱えます。
いや、よくよく読んだら、振り返って出てきたりはするのかもしれないけれど、どの戦闘の話かわかりにくく。
これは、証言映像見てください、といきなりお勧めすると大変なことになるやつですね。
どうにかがんばるのみ。

あと、「ボカチン」が検索でヒットせずに困った、というのがありましたが、「撃沈」のほうが、キーワードとしては難しいです。
「ボカチン」は、潜水艦の攻撃がボカンと当たって沈没するということらしいく、輸送船などがやられる場合が多いというのを、打ち合わせの時に聞いていました。
「撃沈」は、空からの攻撃や艦どうしの撃ち合いでやられること、でいいんでしょうか。
そうすると、海戦との区別がいまひとつつかないのですよね。
テーマとしては「海の戦い」なので、キーワードは混ざってもいいのか?混ぜるしかなさそうか?
「漂流」「救助」に注目してみるといいのか?

とりあえず、引っかかっていることを書き出してみるといいのだろうか、と、証言以前のところで足踏みしております。
タイムリミットは今週末まで、ということにして、引っかかったらメモを取りつつ、とにかくいろいろと証言を読みまくってみることにしましょう。
最終的に、曼荼羅っぽくは、なるのかもしれない気がします。なんとなく。
先日の平和の礎名簿班の少人数打ち合わせの後、保存の会メンバーだけ残って、12月の展示会場のレイアウトと、年明けからの証言映像を使った企画についてしばし話し合っていました。
展示会場レイアウトのほうは、極力シンプルに、壁沿いのみつくってもらおうということにしました。一昨日、メンバーが会場との打ち合わせに行ったはずです。
そして、年明けから本格的に始まる証言映像を使った企画について。月1恒例にしていくのだけれども、まだ1月が決まっておらず、何をしようか、と相談されました。
ちなみに2月は決まっているそうです。

そのときには、
早速やってしまう?→「徴兵と兵事係」
1月にこだわるなら→「フィリピン」
メンバー1人がその気になればすぐできそうだけど、いきなりマニアック→「島々」
12月の展示で太平洋戦争開戦をやるので、順当に勝ち戦あたり→「空の神兵」
12月の展示でやらないことになったので→証言ガチャ
といった提案をしました。
たぶん、証言ガチャの方向で仮に落ち着いたようです。

証言ガチャ、と言いつつ、そのときすでに1月ってことは新年で正月で、というので、「戦場体験すごろく」というのを考えました。
これはそのときには提案しませんでしたが、けっこういけているのでは?と自分では思いました。
ガチャはルーレットでくじ引きして当たった人がテーマを選ぶか、直でテーマをくじ引きするか、です。
まあ、おみくじも正月っぽいのでいいのですけど。
さいころを振るようなものなので、だったらさいころ振ればいいじゃない、というのが考えの始まりです。
さいころを振って行き先が決まるといったら、すごろく。
コマにテーマを入れておけばいいのだから、わりとお手軽だし、娯楽性もありそう。

そういえば、長野かどこかの展示で、戦時のすごろくもあったなあ、と思い出しました。
ついでに、戦時のすごろくの実物も用意したらいいんじゃないだろうか。

というので、検索してみたところ、あるわあるわ。
そして、2016年に、昭和館でそういう戦時のすごろくの展示が行われたというのがわかりました。
特別企画展「双六でたどる戦中・戦後」というのがヒット。
これはむしろ、実物はあってもちらっとさらっと流したほうがいいか、と思いました。
実際にイベントで使うすごろくは、それっぽく作って凝りたいところですが。
しかし、リアルに「戦場体験すごろく」作ったら、1回休みや振り出しに戻るばかりで、ゴールはできなさそうな気がします。
いや、終戦をゴールにすればいいのか?
それだとゴールのさらに先がありますけど。ゴールを通り過ぎる目が出たら、そっちのルートに入ればいいのか?
とりあえず、ゴールはしなくても時間で終わる方向でしょうね。

と、またしても一人勝手に盛り上がっております。
まだ全然誰にも相談していないのに。
のに、全世界から見えるところで思い付きをつぶやく。
こういうの考えていると、どこまでも突っ走っていきそうになります。が、正直、今これをやるのは現実逃避です。
今は12月の展示の準備が最優先。

一応、後で関係ありそうなメンバーに投げておきますかね。
長年お世話になっていました、シベリア抑留体験者の中島裕さんの訃報が届きました。
この日は、フィリピンの体験者、谷口末廣さんの訃報もありました。こちらは、ご家族が戦場体験史料館までいらっしゃったようです。
保存の会初期からのお付き合いの方々が、相次いで亡くなっておられます。時の流れの無常を感じるとともに、いよいよ体験者の方と一緒に活動を作っていくことが難しくなるのだなと思いました。
ご冥福をお祈りいたします。

中島さんが亡くなったことについて、保存の会メーリングリストに、事務局からのメールが流れていましたので、転載します。

◆◆◆

皆様へ

長くお世話になってきた中島裕さんが、10月6日にお亡くなりになっておられた
ことが分かりました。49日を済まされたご遺族からご連絡を頂きました。
享年96歳でした。

中島さんは、保存会の設立後最初の夏に発表された「元兵士から元兵士への呼びかけ」が
読売新聞に掲載されたのをご覧になって、体験を話したいとお電話を下さいました。
2005年9月23日、八王子収録会で体験をお話いただきましたが
思えばそれ以来17年、会の活動には常に中島さんの姿がありました。

中島さんは陸軍特別幹部候補生の第1期に志願して満州牡丹江へ。
1945年8月、ソ連の侵攻を受け移動中、山中でソ連の戦車群に取り囲まれ武装解除。
帰国と偽られ、11月、イルクーツク州タイシェット地区46キロ地点に収容されました。
これぞシベリアという地域です。そこで1948年の復員まで木材伐採などにあたりました。

達筆で、キチキチとしたご性格に、ご自身はいつも1時間前行動でしたが、
常にギリギリ行動の事務局にも温かく(諦めて?)見守って下さっていました。
日比谷集会の時には先の「元兵士から元兵士への呼びかけ」を筆書きして
下さったものは、今でも展示会のたびに飾っています。
浅草の催しにはいつも一番乗りをしておられましたし
仙台や大阪、各地での催しにも一緒に旅しました。
2018年までは毎月の会議にも板橋まで足を運んで下さっていました。

絵もお上手で、中島さんのシベリア抑留の絵画はいつも展示で見て頂いてましたが、
生活の細々とした物を描いたこの世に1冊だけの画集や、シベリアの食事の
パンやおかゆのサンプル作成なども、会に残して下さいました。
シベリアの病院でクリスマスツリーの飾りを自作して徹夜で飾り付けたら
他所からも看護婦さんが見に集まったという、唯一シベリアらしくないエピソードも
中島さんを拝見しているとさもありなんでした。

防衛の在り方などについての考え方は、ボランティアメンバーの多くとは
異なっていたと思うのですが、だからこそ「無色」の原則を誰よりも
大切にしておられたと思います。
ウクライナの戦争を中島さんがお元気ならどう話されただろうとよく思っていました。

昨年のウエブ忘年会に少し無理を言ってお誘いしたら、その日体調を崩されたので、
もう何かにご一緒する事は難しいかなと思ってはいましたが、会えなくても
八王子に中島さんがおられると思うだけで安心するような気持がありました。
昨年の関さんに続き、これでいよいよ創設期の会を知る体験者の方がおられなくなった
という感もあります。なんとも寂しいです。

心よりご冥福を願い、ご報告とさせて頂きます。

中島裕さんの体験 → https://jvvap.jp/nakajima_yutaka.html
「戦場体験まんだら 戦場体験史料館10周年展」のチラシができました。

◆◆◆

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イベントタイトルは、「戦場体験史料館10周年展 戦場体験まんだら」のほうが正しい表記になるのでしょうか。
本家「戦場体験史料館・電子版」の告知では、「サイト開設10周年記念企画「戦場体験まんだら」展」となっています。

戦場体験史料館10周年展
戦場体験まんだら

【日時】
2022年12月9日(金)~11日(日)
10:00~17:00

【場所】
浅草公会堂 1F 展示ホール

【入場無料】
ホール内定員30名。予約不要ですが、コロナ対策のため、受付にて連絡先のご記入が必要です。

【関連企画】
インタビュー動画紹介イベント
「証言映像でみる太平洋戦争開戦」
12月11日(日)13:30~15:00
展示ホール内にて開催。オンライン参加可能です。
オンライン参加の方はZOOM参加登録サイトよりご登録ください。

10周年を迎えました戦場体験史料館・電子版のトップページでも告知しています。
https://jvvap.jp/index.html

◆◆◆

こちらのチラシは、もらったデータをネットにアップする用に縮小しました。
もとのサイズが、表裏で違っていたため、クリックして開くサイズも違っています。
保存の会会員の皆様には、『戦場体験史料館つうしん』とともに、本日発送されています。
会員ではない方、枚数ほしい方は、保存の会事務局までご連絡ください。

公式のメール告知が出ましたら、改めて転載にて告知します。