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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
昨夜、保存の会メーリングリストに、先日のシベリアデーイベントの感想と会議の報告のメールが流れてきました。
会議報告は、今後の茶話会についてが中心です。
これが保存の会公式の振り返りになります。私のまとめでは、結論が曖昧になっていた部分も決定されているようです。
転載します。

◆◆◆

皆様へ

「シベリア抑留死亡者名簿」の朗読に参加して下さった皆様、ご視聴の皆様、
ありがとうございました!
保存の会では超早朝帯を担当した方も多く、大変だったとは思いますが
46時間を通じて唯一遅れが発生していない時間帯で、お互いの参加動機や
読みあげた感想などお喋りも出来て贅沢な時間帯でもありました。
また西倉さんの「大変だったねえ」「涙が出るねえ」「お疲れさまでした」
という読み上げは、今年も一番の聴きどころとなりました。

さて、表題についてですが、先週の拡大事務局会議で、下半期の活動について
以下のような相談をしました。

○9月25日、26日に大井町で予定していたリアル茶話会は中止します。
 残念ながら、この感染状況の中では実施を前提とした準備自体が難しく
 また会場のキャンセル料の返金が一月前までなので、今回は早めに中止を決めました。

○9月25日、26日はウエブ茶話会を開催する方向です
 8月に延期となったお話や、1回でお話が終わらなかった依田さんの第2回などを
 中心にプログラムを組む予定です。

○11月、12月上旬ごろに複数のウエブ茶話会を開催します
 そのうち一部は、リアル会場を設け、予約制で聴衆を入れます。
 (このリアル会場は、話し手のお近くに設定して、話し手はお一人のみです。)
 ウエブ茶話会については参加者が微減を続けている一方
 アーカイブとしては質の高いお話が続いており、
 講演会にするか少人数制にするかなど開催方法もいろいろ組み合わせながら、
この2年間でまだ話して頂いていない方たちを一周することを目指します。

○3月総会の頃にリアル茶話会開催の可能性を探ります
 数か月先の事が誰にも分からない現状ですが、
可能であれば3月の開催を目指し、会場確保などにはあたることになりました。
 体験者の方々へのアンケートから、実会場開催を一定の方が期待している一方、
 元兵士世代はかなりお元気だった方からも近くの会場や送迎を希望される声が多く、
 「次のリアル茶話会は元兵士たちが参加する最後の会かもしれない」という危機感が出ました。
 開催が遅れるほど月単位で参加できる元兵士は減っていくかもしれず、
 来年度のGW頃の開催案もありましたが、とりあえずは年度内開催を目指すこととなりました。

○動画の活用について
 体験者の方が少なくなり伺えるお話が限られてきている中で、
 これまでに記録をしてきた動画を使ったウエブ茶話会を考えていきたいと思います。
 ある人の体験を中心に深堀する、戦地やテーマを選んで何人もの体験を紹介する、
すごろく・かるたなどゲーム的な要素を取り入れて偶発的にいろいろな体験に出逢ってもらう、
様々なやり方がありそうですが、まずはスタッフ何名かが自分がやってみたいことを
プレゼンをしてみる事になりました。
11月、12月に間に合わせるかは分かりませんが、こちらも準備をしていこうと思います。
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ブログ係の独断と偏見が続いており、すみません。
9月以降のことなど、まだ情報がありませんが、保存の会事務局メンバーはいろいろと調整に動いているはずです。
何かわかりましたら、都度お知らせします。

ということで。
証言映像を使ったプログラム、一応メインは「証言映像を使った茶話会」という形式です。
この間の会議以前に出ているものとしては、1~3分程度の証言紹介映像という案もありました。これも、立ち消えてはいないはずです。
実際作ったもので、流しっぱなしにできるものが、女子学徒隊の証言映像オムニバスです。ただ、証言によって音量がものすごく変わるので、音量調整は必要になります。CDを作る場合やるという、なんとかいう作業を入れればいいのかもですが。(なんという作業なのかも忘れました。)
CDを作る作業のことなどは、主題歌など作る人の連載で見かけたのですが、一定期間で消えるものだったので、確認できずという状況です。
こういう番組の舞台裏を見せる企画をよく目にするのは、私のプライベートな関心がそういう番組にあるからなのだとは思います。
ライブバーに行かない人がドリンクコーナーのイメージが湧かないように、経験しないジャンルのことはイメージがわきにくいかもしれません。
余談ですが、最近、実録漫画を読んでいて、「最近の小学生ぐらいの子は漫画を読まず、漫画の読み方がわからない子もいる」というセリフを見て衝撃を受けました。
本当だとしたら、ジェネレーションギャップは想定より激しいということになり、一体何なら伝わるのか皆目見当つかなくなってくるのですが。

私の場合は、配信で特撮をよく見るのですが、特撮にしろアニメにしろ、だいたい総集編的な回が入るものらしいです。
回想シーンを演出してドラマの中に組み込まれていることもあるし、ナレーションが入って説明する場合もあります。そうやって、これから見始める視聴者も入っていけるように、いくつかの回のシーンを紹介していくわけです。
つい最近、会議の直前の週にもそういう総集編を見ました。
半年間、過去のシリーズ紹介をしていく番組をやるパターンもあります。こういう場合、テーマを決めていくつかの番組のシーンを紹介していく形になります。
そういう番組をけっこうな頻度で見ているので、会議の中で「証言を紹介する」「解説を入れる」というのを聞くと、そういう番組を思い浮かべます。
1~3分の映像というと、番組のオープニング、エンディングを思い浮かべます。
シリーズの歴史に比べて、自分が見始めたのは最近と言えるので、タイトルは知っていても内容は知らない話を、総集編や紹介番組で初めて見ることもけっこうあります。
そんなわけで、自分が思い浮かべたものを説明しようと思ったら、「この番組のこの回を観てくれ」と言いたくなります。
特に興味のない人にそう言うわけにもいかないしなあと思うのですが、証言を紹介するというのも、いまひとつそれを観ることに乗り気ではない人に「観て」というようなもので、そこにハードルがあるのだよなあとしみじみ思うのです。

結局、観たものを参考にして、自分で1つプログラムをつくって見せるしかないのだろうなあと思って振り出しに戻るのです。
まあ、大河ドラマのナレーションを参考にしてはどうかと言ってみるほうが、保存の会メンバーにはなじむかもしれません。(そちらは、私が観ていないので、話が完全にはかみ合わない気がしますけれども。)
昨日の話のつづきですが、以前も同じようなことを言ったことがあるような気がします。
昨日の話の後半、証言を使ったプログラムの台本を、広く視聴者に書いてほしいということについて。
これは、保存の会公式の考えではなく、今のところ私の個人的な考えです。
WEB企画や紹介映像の話をしていると、頭をもたげてくる考えです。

一般的に、証言の一部を切り取って番組や記事に使用すると、編集者の意図が入るもので、本来と違うメッセージになる場合もよくあります。
そのために、保存の会では基本的に編集なしの聞き取りの映像を公開することにしています。まだほとんど映像が上がっていませんが、ご本人のお話の全てを見られるようにすることを掲げています。
それぞれのお話は、ご本人の体験であり、その人のいらっしゃった場所という、限られたところで起こったことです。
同じような戦地や階級でも、まったく違う経験をされている方もいらっしゃるわけで、それらが多数集まることで、偏りを補っていくことを目指しています。

一方、証言映像を公開しただけでは、それに出会い、映像を見てみようという人は少ないだろうと思います。
そこに確かな1次史料があれば、必要とする人がいつでも参照することができる。それだけで、とても意味のあることです。
が、より積極的に、戦争体験証言に触れてほしいと思えば、広報を行う必要があり。いわばキャンペーンのようなものとして、証言集会や茶話会を開催することが必要となります。
今は、お元気な体験者の方々がそれなりにいらっしゃるので、直接お話を聞ける機会を持つことを、(聞き取りの次に)優先しているのですが。そろそろ並行して証言映像の活用を考えねば、ということで、試し始めたのがここ2年ぐらいのこと。
無色・無償・無名をうたう保存の会メンバーが手掛けると、この方の証言の全体像がわかるように説明を加えるのであって、できる限りそのままを、と心がけるのですが、それでも編集者の個性が出るものです。
本業は別に持っているメンバーのボランティア運営、実働メンバーは10人程度という、マンパワーも限られた中では、同じ方の証言を複数のメンバーが扱ってみるということはまずありません。1人のメンバーが作ったものが、その方の紹介プログラムの全て、ということになりがちです。

これを解消する意味でも、証言を視聴された方が、それぞれ、この証言を他の人に伝えることを試みてほしいと思うのです。
この部分についてこう感じた、こういうことかなと思った、この辺よくわからなかった、というような、感想でいいのです。
イベントに参加したことを日記やブログに書く、twitterでつぶやく、でもいいと思います。
1次資料の在り処を示しつつ、思ったことを書いていただきたい。
そして、できれば書いたことを保存の会にご一報いただきたい。できれば、紹介させていただきたい。
それを保存の会がさらにプログラムに取り入れると、最早ラジオ番組のようになりそうですが。実際には、保存の会メンバーがそこまですべてに細やかに対応はできないでしょう。
1つの証言から受け取る人それぞれのものを発信してもらえると、それを見て関心を持つ人が新しく出てくる可能性があります。

そして、1次資料である証言映像を利用して、これはずっと残したいものだと思っていただけるといいのだろうなと思います。
補助金などもらうわけでもないボランティア団体である保存の会の10年先、20年先、もっと先を考えたとき、そういうことが重要になるのではないかと思うのです。
使ってもらって、広めてもらって、支えてもらえることが肝ではないかと。

私は、保存の会の創設時からのメンバーではありませんが、保存の会の前身である「世論力テレビ」は、市民メディアをつくることを目指していたのだと聞きます。
活用したことを発信するのも、一般市民にメディアの役目をしてもらうということになるんではないだろうかと、勝手に思ってみたりもしたのでありました。
先日の拡大事務局会議で出た話という意味では、会議関連に入りそうですが、書く内容は私見中心なので、ブログ係のつぶやきでいきます。

会議の最後のほうで、証言映像を使った茶話会あるいはプログラムという話が出ました。
2019年5月に、証言映像を使った茶話会の試みを行い、その後、沖縄の戦争展や野田の戦争展からの招待企画で同様のものを行ってきました。
2020年6月には、WEBでの沖縄イベントの一環として、沖縄戦を戦った兵士の方の証言を一緒に観るプログラムを行いました。
それらに類するものと考えてもよいのだろうかと思うのですが、保存の会事務局メンバーは、また違うことを考えているのかもしれません。短時間では、その辺つかみきれませんでした。
その状況で、どういうものがいいかという話になり、最初に解説をしたほうがいいだろうというのがまず意見として出ました。8月14日のWEB茶話会の最初に、原爆についての説明を入れたのがわかりやすく、他の茶話会でもそういうのを入れては、という話と同じ感覚です。
そこから発展して、その証言の聴きどころを先に挙げておく、という意見がありました。これも、WEB茶話会と証言映像を使ったプログラムと共通する話と認識しています。

証言映像を使ったプログラムということに特有な意見として、大戦の全体がわかるものを、というのがありました。
大戦の中の出来事に沿って、象徴的な証言を紹介していく案です。
一方で、説明を加えて証言映像を紹介するのであれば、だいぶ絞ったテーマのほうがやりやすいというのも意見としてありました。
例えば沖縄戦の女子学徒隊ぐらいまで絞ったほうが、それがどういうものなのかを説明した上で、何名かの証言映像を紹介できるので。
聴きどころを挙げておく、という点では、保存の会の本『戦場体験キャラバン』の各章の後に出ているJ子とT子のやりとりのような中で、印象に残る方、エピソードを紹介するのを見たいという意見もありました。というか、私が意見を出しました。
それらについて、意見交換するには時間がないし、1つを採用するというものでもないと思ったので、ここはそれぞれがプログラムを考えてくるのが早い、ということになりました。というか、そう提案しました。
2019年5月のときも、事前話し合いのとき、そういう形でやって、私は実際当日進行に使う配布資料の一部のかんじで、資料をつくっていきました。それが、他の担当者にも具体的なイメージとして参考になったと思っています。
オレオレアピール激しくてすみませんですが。
会議のまとめを書きながら、企画については、具体的なサンプルが欲しいとしょっちゅう思うので、それがベースになっています。
みんなで話し合うより、それぞれが「こうかな?」と思ったものを持ち寄ったほうがよいと思う場合がわりとあると感じています。
また、ここを押さえておくとよさそうな資料紹介や知識を当ブログでやろうかと、ちょっと前に考えたのともつながっています。
実際、こういうテーマで、この証言を使って、ここにこの資料を入れて、この内容を解説するというのを具体的に組んでみないと、会議で共有するのは無理だと思います。聞いていても、なんとなくこんなかんじになるのかなあと想像はするけれども、まとめを書こうとすると、提案者は本当のところ何をやりたいのかが自分にはわかっていないものなので。話し合いの時点で、何やりたいと言っているのかイメージもわかないこともときどきあります。

シナリオをつくる、と、会議の時言ったのは私ではありませんでしたが、たぶん、言った本人以上にガチのシナリオを私は想定しました。
たぶん、テレビ番組などの構成もそんなかんじなのではないかと思うものを想定しています。
なんなら、証言のテープ起こしの文書まで書き込む勢いの台本を想定しています。
質疑応答時間を除いて40分~1時間、あるいは参加者の声を拾いながら1時間半の台本をつくってみること。
もしかしたら、平和資料館の出前講座などもそういう形になっているのかもしれません。
もう、その台本自体を史料館・電子版の1つのコンテンツにしてもいいんじゃないかとも、個人的には思います。
できれば、視聴する人たちにも作ってみてほしいです。自分ならこの証言をどう紹介するか、1時間分のプログラム台本を寄せてほしいです。証言映像の活用例として。
と、思ったことを全て一気に言いそうな勢いになってきたので、この辺はまた改めて。

ともかく、言ったからにはやらなければならないことになります。
自分が最初に作ろうとしているものは、ベースになる証言がトータル72分あるので、すでにそのまま使うのは無理で、さてどうやって巻くかと頭を抱えるところです。
本の紹介として書くべきかなと思いつつ、とりあえずは日記的なつぶやきとして。
ひめゆり平和祈念資料館『沖縄戦の全学徒隊』を買いました。
初版は2008年。このころ、資料館が行った企画展の資料にあたるものだったようです。
沖縄戦に動員された男子学徒隊、女子学徒隊それぞれについて、学校の沿革、沖縄戦での状況などの解説と証言が掲載されています。
意外と、男子学徒隊を網羅した書籍は見かけないので、これが一番参考になると思っています。
琉球政府が出していた沖縄戦記録の中に、共通する内容があった気がしますが、そちらはもちろん入手できるものではないので、確かめようもありません。
各証言の後に出典が記載されており、沖縄県・市町村字史や各学徒隊の証言記録や新聞記事から証言を集めていたのがわかりました。この辺、改訂版になって記載されたのかな?と思いましたが、確信は持てません。

10年前にこの本の存在を知りましたが、その頃は資料館のみの販売で、取り寄せるにも品切れだった気がします。
今日買ったのは、2020年6月23日発行の第3版・改訂版となっています。
そして、第2版は2011年6月23日発行。・・・あれ?それこそ10年前では?ええっ?と混乱しました。
その間、これが手元にあればなあと思ったことが幾度もあったのですが。自分の検索能力が足りなかったのでありましょうか。
学徒隊の本については、青春を語る会『沖縄戦の全女子学徒隊』も、買おうと思った時には品切れ再販未定中で、中古品を買ったら、わりと間もなく再販されたという経験もあります。
まあ、再販されるのはよいことです。店頭で一般販売されているのを見つけて、金銭的に一瞬迷いましたが、逃すとまたいつの間にか品切れに遭いそうで、早々に買いました。
来月までに、証言映像を使った茶話会の企画書をつくることになっているという差し迫った必要もありまして。(とりあえず自分の最初の企画は、2019年の沖縄の戦争展のときにつくった女子学徒隊の証言映像オムニバスをベースにする予定)

その辺含めて、今後大いに参考にしたいと思います。
沖縄戦について調べたい方、学徒隊を知る入り口として、この本はおすすめです。