fc2ブログ
あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
2020年度も今日で終わりです。
緊急事態宣言に、オリンピック延期と、前の年度には想像もつかなかった状況となり。
1年前の総会が、連絡のつくメンバーだけのオンライン開催になったところから始まって、コロナでかなり活動が制限された中での1年間でした。
それでも、鹿児島姶良、富山で、茶話会や聞き取りを進めることができました。

一方、WEBを使った活動は一気に加速。
毎月の拡大事務局会議もWEB開催に。
学生メンバーが、居住地域を問わず仲間を誘ってくれたため、20歳前後のボランティアメンバーが増えました。
WEB茶話会も、イベント会場に足を運ぶのが難しくなってこられた体験者の方のお宅まで伺って中継をすることで、今後もお話をしていただける目途がたちました。
遠方の体験者の方のWEB茶話会も、地元の方のご協力をいただきながら実現しました。
いろいろな団体がオンラインの活動を模索する中、保存の会ではWEB茶話会という1つのひな型ができたといえます。
WEBでは参加できないという人たちをどうすればいいのかという問題はまだ解決していません。
毎回課題が挙がってきて、改良の必要がありますが、それはこれから、実践の中で試みていくことになるでしょう。
来年度に向けては、さらにWEBとリアルを合わせたイベントなども考えていきます。

うっかり聖火リレー便乗企画など始めてしまったため、総会の詳細がまったく書けずに年度が変わりますが、順次書いていきます。
あれだけの便乗企画を書くのに毎回2時間以上かかっているので、同じ日に2つ書くのは無理です。当面、日替わりで総会詳細、保存の会の今の動き、便乗企画をやることになるはずです。

最後は自分の事情が入ってきましたが、2021年度も、保存の会の活動をよろしくお願いいたします。
スポンサーサイト



2021年東京オリンピックの聖火リレーに合わせて、各都道府県での聞き取りやキャラバンの旅などを紹介するコーナー。
その3、群馬県です。

3.群馬県(聖火リレー:3月30日~31日)

保存の会の全国キャラバンは、当初なかなか行けない遠いところを優先しており、福島や北関東は後回しになっていたのは、栃木の回で言ったとおりです。
群馬県もその中に入ります。栃木よりさらに聞き取りがあまりできていない県のため、書けることが少ないという点で最難関の部類です。

最初の聞き取りは、2012年のゴールデンウイーク、群馬・栃木キャラバンです。
前橋市、太田市、藤岡市にお邪魔しました。

前橋市では、地元のケアハウスにご協力いただき、施設の中で4人の体験者の方の聞き取りを行うことができました。
2015年の日比谷証言集会以降模索している介護施設での聞き取りが、ここで実現していたのでした。施設の方に帰りは最寄り駅まで送っていただくなど、相当お世話になったようです。
◎山田三七吉さん
戦地等:在天津日本総領事館警察署
証言概要
史料館・電子版分 http://jvvap.sblo.jp/article/187397691.html
◎石丸勇三さん
戦地等:軍需工場の責任者
◎番正俊さん
戦地等:野戦重砲八連隊
◎浅沼良吉さん
戦地等:国策により北海道で農業

太田市、藤岡市での聞き取りは、旅の様子の報告をもらっていなかったため、そういう方向の振り返りは残念ながらできません。
もうちょっと準備期間があれば、保存の会事務局に協力してもらって情報を得るのですが・・・聞き取りに行った主力メンバーが今は保存の会を退いているので、協力してもらっても無理かもしれません。
群馬県の皆様、申し訳ありません。今後一層聞き取りができればと思っています。
◎北村辰五郎さん(太田市)
戦地等:輸送船乗船。満州~ヤップ島等
◎金澤彰三さん(藤岡市)
戦地等:ルソン島

戦場体験史料館・電子版への証言概要掲載も少ないのですが、当ブログに、一部の方の編集前のものもあります。
↓こちらに随時掲載します。ここに出ている方の分は、比較的早く史料館・電子版にも掲載されるのではないかと思います。
群馬・栃木キャラバン証言一覧

また、2015年の日比谷証言集会にボランティアスタッフとして参加してくださった方が、桐生市で「平和のための戦争展」を開催されました。
保存の会から、証言パネルの他、“マスコット”と称している軍服を着たマネキンなども貸し出されました。
イベントをきっかけに協力しあえる方と出会えることもあるのです。
当ブログ内に、告知とともにそのときの様子がちらっと出ています。
今週末、桐生で平和のための戦争展

群馬県は、あまり聞き取りができていない一方で、保存の会が今模索していることをすでに実現できた場所でもあります。
2021年東京オリンピックの聖火リレーに合わせて、各都道府県での聞き取りやキャラバンの旅などを紹介するコーナー。
その2、栃木県です。

2.栃木県(聖火リレー:3月28日~29日)

栃木県の最初の聞き取りはどなたなのか、よくわかりません。
当初全国キャラバンは、遠いところを優先にする傾向があり、北関東もわりといつでも行ける場所という感覚があった気がします。福島県も、東北の中では行きやすい場所というので後に回して震災を迎えてしまったので、この辺、苦い経験です。
当ブログで「栃木」タグがついた最初の聞き取りは、2011年12月10日でしたが、「栃木・茨城キャラバン」と銘打ちつつ、訪問地は茨城県のみだったようです。出発ギリギリどころか出発してからも、聞き取りの調整をしているのが常なので、このときも結果的にそうなったのだったと思われます。

ということで、実際にキャラバンで最初に栃木県に行ったのは、2012年のゴールデンウイーク時期、群馬・栃木キャラバンです。
小山市と那須塩原市、那須烏山市に行きました。
小山市では、陸軍登戸研究所で偽札製造をされていた川津敬介さんのお話を伺いました。戦地での物資の調達、敵国の経済かく乱などを目的とした偽札製造だったので、スパイ活動に関することまでお話しいただきました。
那須烏山市は、駅からだいぶ離れた場所での聞き取りもあり、いつも聞き取りを行っているメンバー以外から車を出してもらって実現しました。
実戦投入される前に撃沈された空母信濃に乗船されていた方のお話など、歴史上の謎に迫るもので、かなり貴重なのではないかと思います。
日比谷証言集会に出ていただいていながら、正式に聞き取りをできていなかった、今村真さん(満州の憲兵教育隊からシベリア抑留)の聞き取りも行われました。

2012年度で一旦キャラバン強化の3か年が終わり、その後はイベント中心になって、聞き取りがあまりできない時期が続きました。
そうした中でも、栃木県の体験者の方の聞き取りに協力してくださる方との出会いがあり、ときどき思い出したように聞き取りが入るようになりました。
2018年3月には鹿沼市で、日赤の看護婦さんの聞き取り。
2019年2月に、浜松航空連隊の方の聞き取り。
他にも、「実は聞き取りに行っていました」というのを後で聞くこともあり、キャラバンが散発的になってからは、当ブログで追い切れていない聞き取りもけっこうあると思います。

昨年11月のWEB茶話会では、那須塩原氏から今村真さん、那須烏山市から高雄市郎さん(インパール作戦)に、現地からお話をしていただきました。

保存の会にとって、栃木県は、車を出せる人がいて聞き取りやWEB茶話会が実現することが多い、近くて遠い場所というイメージになっています。
宇都宮などにも体験者の方は大勢いらっしゃるのだろうと思うので、身近な戦争体験者の方に心当たりがある方はご一報いただければと思います。

◎今村真さん
2009年日比谷証言集会 http://keepast.seesaa.net/article/129382945.html
証言パネルPDF https://jvvap.jp/imamura_makoto.pdf
証言概要 http://jvvap.sblo.jp/article/188529034.html

◎高雄市郎さん
証言パネルPDF https://jvvap.jp/takao_ichiro.pdf
なんだかんだ言いつつ、沖縄戦の経過と保存の会のこれまでのつながりなどについて、少々振り返ることにしました。
1945年3月27日に渡嘉敷島に米軍が上陸。28日に、渡嘉敷島の山中で集団自決が起こりました。
この集団自決の起こった日に、白玉の塔前で戦没者慰霊祭が行われてきました。高齢化のために正式な慰霊祭は終わりにするという話でしたが、その後も慰霊祭は開催されているようです。
今年は新型コロナのために慰霊祭は中止。ただ、時間を設定して、参拝希望者のために焼香台や供物の設置を用意する、とありました。

コロナ以前、保存の会のメンバーの1人が、この3月28日の慰霊祭に参加するようになっていました。
2017年が最初で、2018年、2019年と参加しています。
慶良間諸島は集団自決をめぐっていろいろと騒がれた経験のためか、近年は体験者の方への聞き取りが難しくなってきていました。地元の人と一緒に島を回っても、体験者の方にはなかなか会ってもらえないこともありました。
それでも飛び込み営業的にとにかく慰霊祭に行って、体験者の方につながる道を探して、なんとか聞き取りらしきものに成功。
2018年には、渡嘉敷島でフィールドワークをされてきた先生が島を去られるということで開かれていたお別れ会に参加する機会があり、以降、そのメンバーにとって、毎年この日は慰霊祭に出る日ということになってきました。
昨年は緊急事態宣言中でもちろん行けず。慰霊祭自体が開催できない状況に。
コロナが収束したら、また参加できる日がくるように願う次第です。

塔ブログ内には、以下のような投稿があります。行ったメンバーがメーリングリストに流していたものです。
沖縄キャラバン2018、5日目3月28日(水)の様子

沖縄戦の体験については、「戦場体験史料館・電子版」にも証言概要はあると思います。
旅の裏側部分を改めて振り返ってまとめたいものです。
2021年東京オリンピックの聖火リレーに合わせて、各都道府県での聞き取りやキャラバンの旅などを紹介するコーナー。
まずは出発地である福島県です。

1.福島県(聖火リレー:3月25日~27日)

福島県須賀川市に、保存の会発足ごろからお世話になっていた体験者の方がいらっしゃいました。
佐藤貞さん(故人)です。
2009年の日比谷証言集会にも出ていただきました。
http://keepast.seesaa.net/article/129362701.html
中国での戦い、苦力のことなど。
佐藤さんの体験証言は、保存の会の公式ブログに掲載されています。
http://keepast.seesaa.net/article/53464430.html
どうも、「戦場体験史料館・電子版」には未掲載の模様。

2010年に東北地方から全国キャラバンがスタートしましたが、福島県をまだ回る前に、2011年の東日本大震災が発生。
放射能災害の最前線となった福島には行けずに終わるのでは?と思っていたところ、この佐藤貞さんの紹介で、表郷戦争回顧展(福島県白河市表郷)にお邪魔することになったのでした。
以後、表郷戦争回顧展の実行委員長から、実行委員メンバー含めた福島県内の体験者の方をご紹介いただきました。
◎鈴木陽司さん:中国、満期除隊後地元の兵事係
その1 http://jvvap.sblo.jp/article/187319308.html
その2 http://jvvap.sblo.jp/article/187370068.html
◎今井利行さん:中国
◎穂積上さん:フィリピン(ルソン島)
http://senjotaikenhozontabi.blog2.fc2.com/blog-entry-1945.html
◎首藤信勝さん(福島県玉川村):工兵隊。中国~マレーなど広範囲で作戦に参加

衣山武秀さん(福島県棚倉町)は、ご自身も子供のころフィリピンで戦争を体験された方ですが、棚倉町を中心に、戦争体験の聞き取りを重ねておられ、棚倉での平和のための戦争展を開催されています。
そういえば、正式なご本人の聞き取りは行っていませんでした。
棚倉でもお2人の方のお話を伺いました。
こちらの方々は、証言概要をまだアップしていません。

他にも福島市などでも聞き取りを行っています。
すぐにまとめられないので、こちらはまた次の機会に。
当ブログ内の↓の記事にも、証言概要更新とともに随時追加していきます。
〇第2回福島キャラバン証言一覧

以上、福島は、保存の会が特別お世話になっている方の多い県の1つとなっています。