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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
昨日、国立公文書館のデジタル展示会について書きました。
思い立ったら見に行って確認して書ける。デジタル展示は、どこからでも見られるし、開館時間・閉館時間の制限がないのは便利です。
もちろん、現物を見るというのは、ただ内容がわかるというのとは別の価値があるので、今後機会があれば足を運んでみたほうがいいのは確かです。

時間制限なし、というのは、しかし、必ずしも24時間ずっとやっているということだけではないかもしれません。
ハコのあるタイプの資料館・博物館だったら、あえて夜の時間だけ、夜のその場所をネット上で公開するような企画もあっていい気がします。雰囲気が変わるだけでも、特別なかんじが味わえそうです。
イベントにしても、あえて夜に設定して、ナイトセミナーの形にするのも、妙な高揚感があるかもしれません。
いつでも見られる環境だから、あえて時間を区切るという使い方もできるのではないかと思いました。
現在何人閲覧中、というのが出るようなHPも確かありますが、同じ展示空間に他にもお客さんがいるというのを想像するのもおもしろいです。
時間を決めてギャラリートークを流すのもありでしょうか。

外に出られないご時世、森(島?)で暮らすゲームが相当流行っているようで、プレイ画像をよく見かけます。
デジタルミュージアム(どちらかというとバーチャルミュージアム?)を考えるとき、なんとなくそういう画像が浮かんできます。
デジタルミュージアムでそこまで表現するのがいいのかどうかはわかりませんが、臨場感を出す方法はいろいろありそうな気がします。
一方、そういううるさいものを目に入れずに好きなように見たいという方も多いでしょうから、使い分けも考える必要があるでしょう。

常設展示ができるようなハコは持っていない「戦場体験史料館」ですが、電子版はいつでも見られるものなので、できることはいろいろありそうです。
まあ、まずは証言を増やしていくのが大前提なので、新しいものが追加されたら「何時に公開」というのをやってみるところからでしょうか。それこそ、どんな時間帯でもOKなので、夜中に新しい展示品を並べている様子を想像しながらできると、多少気分が上がるかもしれません。
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令和になって、明日いっぱいで1年経つことになります。
この辺まで来ると、「令和最初の〇月〇日」という感覚も薄れてきます。コロナ流行がなければそうでもなかったのか、オリンピックでそれどころではないのか、「もしも」の話をしてもわかりません。
というわけで、今日は令和最初の昭和の日です。

昭和の日は、例年、「昭和館」の常設展が無料になるようでしたが、今年は臨時休館中です。
屋外にあたる部分で行われていた展示も、今は休止中。
開催予定のまま、臨時休館に入り、5月10日で会期を終える企画展もあるようです。

一方、国立公文書館では、ホームページでデジタル展示が行われています。
テーマは「昭和二十年」。
75年前、終戦の年です。
昭和20年は、8月15日までは戦時中、その後は戦後にあたります。
5月1日を境に平成と令和に分かれた去年と似ていますが、元号自体が変わっているので、こういうタイトルはつけられませんね。だからといって、「2019年」ではあまりピンと来ないような。
「昭和20年」のインパクトは、やはり大きいと思いました。

「昭和二十年」のデジタル展示ですが、昭和20年を1~3ヶ月に分けてテーマを立て、関連する文書の一部を掲載する形です。
さすが公文書を扱っているところなだけあって、展示した文書のページへリンクされており、全文をダウンロードして見ることができるようになっています。
展示に関しては、WEB上での展開が考えやすいというのを確認できました。
展示期間はいつまでなのか、表示を見つけることができませんでしたが。

平成最初の昭和の日に、昭和を振り返ってみるのもいいのではないかと思いました。

それにしても。
東日本大震災が起こったとき、「戦後が終わり、震災後が始まった」などと言われていました。
コロナ禍を「第三次世界大戦」などと呼ぶ向きもある昨今、今度は、「コロナ後が始まった」などと言われるようになるのでしょうか。
何が起こって終わろうと、戦後は終わりません。次の戦争が始まると、もうあの大戦の戦後とは呼ばれなくなるのかもしれませんが。
昨年、「平成が終わっても戦後は終わらない」をテーマに掲げていました。
1年経って、このコロナ禍が令和最大の災いであることを、むしろ願っています。

国立公文書館HP
http://www.archives.go.jp/
トップページに、デジタル展示へのわかりやすいリンクがいくつかあります。
イベントや聞き取りを遠隔で行う方法を確立することが必須になってきているこのご時世、いろいろ構想を練るのも公開でやっております。
ここであえてお断りしておくと、私は、映像やラジオなど視聴するのに、かなり気合が必要な人間です。
オタクなところもあるため、特定のジャンルの映像は脳内再生できるほど繰り返し視聴しますが、それ以外にはほとんど接することがありません。テレビも必要ないというよりむしろ苦手です。
見るとなると、それなりに意識と行動をそこに集中する必要があるので、仕事のない時間にまでそんなしんどいことやってられるか、ということになりがちです。
電話も、仕事上必要であれば対応しますが、そうでないときにまで使うほどのエネルギーがありません。かなり親しい友人であれば長電話することもありますが、年に1~2回です。
なので、実は、最も遠隔イベントに向いていないと思います。

それでも、オタクなところがあるゆえに、いろいろな表現の仕方、コミュニケーションの取り方は目にすることがあるのです。
で、そういうものに触れながら、どこかで、保存の会の活動と結びつけて考えていますし、会議の途中でこれまで触れたことのあるものを思い浮かべることは多々あります。
自分が普通だと思っていることが、映像やイベントに詳しそうな他のメンバーの辞書にないことがあり、話がかみ合わないこともあります。逆ももちろんあります。
だからといって、自分になじみのあるそういう媒体を直接見せて、「こういうものを想定しています」とやっても、ある程度前提となるものが分かっていないとピンとこない部分もあり。
関心のない分野のものを、そこまで見てもらってイメージを伝えることができるのかもよくわかりません。

そうしてみると、共通のものに触れたことがある、というのは大きいのだと思います。
イベントに行ってどういうものかわかったどうし、同じ舞台を見たことがある人どうし、ある人を知っている人どうし、という、一定の「内輪」感覚があると、話が早いです。
また、2次創作などで、作風がわかっている人どうしは、アプローチがしやすいところがあります。(逆に合わないときにはとことん合わない場合もありますが。)

何を言いたいのかわからなくなってきましたが。
そうすると、ライブか遠隔かに拘わらず、ポイントは「共通の体験」「体験の共有」ということになるでしょうか。
それは、時間差があっても成り立つ場合がけっこうあります。
イベントで同じ時間を過ごすというのが一番わかりやすいですが。
同じものに触れたことがある人の声が集まる、というのでもまた違うイベントが生まれる気がします。
同じ映像を見て、感想などを書いて読み合うと、それはそれである満足が得られることもあります。
同じ映像を見る前に、他の映像や文章で予習をしておく、というのもいいかもしれません。
新番組が始まる前の前情報でいろいろ想像して書いたものや、見たことのある映画の感想文を見るのはなかなかおもしろいです。
WEBを通したイベント、というとなんとなく敷居が高そうな気がしますが、何かしら「体験の共有」ができることを目指すと広く考えると、いろいろな展開の仕方がありそうな気がします。
そうすると、自分が利用したことのあるサービスとだんだん似通ってきて、パクり疑惑が出てきそうですが。

なんだかんだ、しんどいことをやれるのは、戦場体験者の聞き取りをそれなりの回数するという共通の体験をした者どうしで話ができるから、というのが大きいわけで。
映像をもとに共通の体験をつくる、という方向で、WEB企画を考えてみたらいいのではないかということでまとめにしておきます。

最初、映像がわりと苦手なややオタク気質による発想として書き始めたのが、何かまとまりないまま違う方向に着地しました。
昨日、ネットで「ビデオデート」という言葉を見かけました。
なんとなく、言わんとすることはわかるというか、オンライン飲み会の1対1版のようなものだろうかと思いました。
オンライン聞き取りと通じるものがあるだろうかと思い、少々調べてみました。

「ビデオデート」と呼ばれているのは、パートナー探しのマッチングをしているサイトの提供するサービスの1つのようです。
ネーミングがレトロな気がするのは、サービスとしての名称として固有にしたいからなのでしょうか。いえ、サービスの1つということでそう思ったでけで、確信はありません。
何度かメッセージをやり取りしたことがあるというのを条件に、利用できるようになるものらしいです。
メッセージなどで提案し、お互い、やってみよう、となったら、アプリを経由して、テレビ電話がつながるようになる。
しばらくは、一定の時間で自動的に切れるようになっているようです。
それで、お互い、メッセージだけではわからなかった相手のことがわかって、実際に会うかどうかの判断材料になる。
と、いうことで、これから仲良くなっていく入口の部分として使うのが基本のようです。

やること自体は普通のテレビ電話ですね。
アプリ使用ということは、通話料の代わりに通信料がかかるけれども、wifiを利用すれば定額使い放題。
この辺は、ラインでの通話やスカイプなどと、状況は同じのようです。

これから何かヒントを得るとしたら、ビデオデートに至るまでの部分でしょうか。
登録して相手を探す、というところについては、場を用意しておけば体験者の方が登録してくださるのであれば、そこが一番有意義だと思いますが。
そうそううまいこといくなら苦労はしないし、体験者の方々ご自身が登録するには、技術的なハードルもあるでしょう。
とはいえ、はがき付きの「体験者の方を探しています」チラシの電子版だと思えば、あっても悪くない気がします。戦争体験を話したい体験者の方を登録できるサイト。うちのおじいちゃんの話を聞いてほしい、というご家族がいらっしゃれば、技術的なところはクリアできそうです。ご家族がそういう行動をされるのであれば、それは信用されているという点でも、願ってもない状況です。
とりあえず、お名前とメールアドレスぐらいを登録してもらうというのが1段階。
それから、軍歴表にあたるアンケートページから詳細登録ができたり、聞き取りの方法(直接会いに行く、テレビ電話で話すなど)を選んで希望する日程を挙げることができる、など、サポートするコンテンツを利用できるようになる。
軍歴表データをもとに、メールのやり取りで相談に乗り、電話のやりとりもできるようになればテレビ電話を少し試してみたりしながら準備をしていき、いざ聞き取り(対面・テレビ電話)へ。
と、段階的に準備をしていける形ができるといいのではないかと思いました。

オンラインでの就職活動とも同じようなものかもしれません。
結局は、昨日の話ともつながりますが、聞き取りの前後まで含めてパッケージのようにして、流れをわかりやすくするということですね。
加えて、広く登録してもらうオンライン上の場を用意する、というのが、ビデオデートなるものから学べることでしょうか。

さすがに実際使ってみて試すわけにもいかないので、ネット上にある体験談などを拾って読んでみて、勝手に参考にしてみているだけです。
ビデオデートというものの本質をとらえているかどうかは、保障できませんのでご注意ください。
昨日の会議で、WEB会議などできるお孫さんなどに、体験者の方の聞き取りをしていただいては、という話が出ました。
1年ほど前までは、会議に出席せず、知識面の相談役やイベント当日のスタッフをしていたメンバーからの提案だったのが新鮮でした。

ご家族による聞き取りを保存の会がサポートする、という方向自体は、実は新しい案ではありません。
少なくとも、キャラバンが始まったころにはありました。
当ブログでも、保存の会の活動を紹介する中で、類することを書いたことがあるような気がします。
もとより、15万人分の証言を集めることを目標にしており、それはボランティアメンバーが聞き取りに回るだけで達成できる数字ではありませんでした。
ご家族や、地域の方、他団体による聞き取りの記録や、手記などを含めての目標です。

ご家族による聞き取りをサポートする、というのは、そういう流れの中で、ずっとありました。
可能であれば、保存の会メンバーが同席して、知識面・技術面をサポートするし、事前にある程度の軍歴がわかれば、どの辺を掘り下げればいいのかなど相談に乗ることになっています。
リーフレットなどには書いてあったでしょうか。
キャラバンが始まり、いよいよ聞き取りの範囲を全国に拡げていく中で、また、各地で展示や茶話会を開催するようになる中で、もっと身近なところで、戦争体験を聞く場をつくってもらう、ということを目指しました。

なので、今回の提案は、テレビ電話、WEB会議のシステムが一般的になってきた時期に、改めて遠隔での聞き取りサポートを、という意味になると思います。
おじいちゃんおばあちゃん、あるいはひいおじいちゃんひいおばあちゃんの戦争体験を聞きませんか、という呼びかけをするわけです。
新型コロナによって、1カ所に人を集めることはできなくなった一方、家にいることが求められる中で、家の中でやることを考えることが、全国の各家庭に広がっています。
家でやることの1つとして、家族の戦争体験を聞いて記録する、というのがあってもいいだろう、というわけです。
事前アドバイスをするので収録して送ってください、ではなく、WEBを通してリアルタイムで聞き取りをサポートします、ということが、技術的には可能になっているので、どう呼びかけるかですね。
まあ、実のところ各メンバー、1度や2度ならず、考えたことはある内容ではないかと思います。私も考えました。
その亜種が「介護施設でのテレビ会議サービス」だったわけです。介護施設での聞き取りを増やすという目的で考えるとまた形が変わってくるわけで。

実際に呼びかけるとするなら、見本となるプログラムを用意するのがいいのだろうと思います。

1.ダウンロードできる軍歴書(民間人版も別に用意する。沖縄戦のものはある)を用意
2.体験者の方ご本人に書いていただいたものを写真に撮るなどして送ってもらう
3.同様の体験の証言が電子版に上がっていれば案内しつつ、知っておいたほうがいい内容、聞きどころなどをアドバイス
4.日程とWEB会議に持ち込む手順を打ち合わせ
5.当日実際に一緒に遠隔聞き取り(収録はお互い行う。最低限保存の会側では記録をとる)
6.家庭で動画を撮ってあるばあい、それを送ってもらう
1~6をマニュアル化して、ダウンロードできるようにした上で、各家庭での聞き取りを提案する広報をする。

というかんじでしょうか。
相変わらず、ブログ係独断で先走って考えているだけですが、この程度は具体的に考えて話さないと、後回しになっていつのまにか忘れられ、また同様の提案に「それはいいかも」と初々しい反応をする、というループになるのが目に見えていますので。(毒舌失礼)
昨日の記憶が新しいうちに、多少深入りしてみた次第です。(会議の最中から、プログラムとして提供の手順あたりは考え始めていました。)
現実問題、事務局メンバーは調整すること・考えるべきことが多いので、言い出しっぺが動くのが基本です。
今回、言い出しっぺではありませんが、同様のことを考えたことがあるので、公開で考えてみました。

聞き取りをしたいのだけれど、というご相談はすでにいつでも対応可能ですので、広報がなくても今からでもご利用いただければ幸いです。