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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
そして本日、平成最後の日です。
4月29日、30日、5月1日で、昭和、平成、令和に関係する日が並んでいるわけですね。

その前の、4月28日は、サンフランシスコ講和条約が結ばれた日で、日本が国際社会に復帰した日であり、沖縄が米国施政権下に取り残されることになった日でもあります。
沖縄が本土に復帰するのは、1972(昭和47)年5月15日。わりとこの時期です。
復帰の前夜、当時の行政主席だった屋良朝苗氏が、前日から日付が変わるのを待っていたエピソードを見たことがあります。
様々な問題を残したままの復帰に、ただ喜ぶことはできなかったようです。

それから、昭和が終わり、平成を経て、明日から令和が始まります。
今夜24時、明日の0時を迎えるのは、気持ちを切り替えるのにはいい区切りとなるでしょうが、基本的には、日常は何も変わりません。
昭和から残された課題も、存在し続けます。

日付が変わって始まる新元号で、それらの課題が、それによって苦難を強いられた方々にとって希望のある形で解決することを願います。
その上で、昭和の大戦が忘れられることなく、同様の悲劇が繰り返されることのないよう、願います。

平成が終わっても、戦後は終わらない。
令和が終わるころには、戦後まで残された課題を終えつつ、次の戦争などないという意味で、最後の「戦後」であり続けますように。

と、きれいに締めればいいものを、広報で締めます。

戦場体験者と出会える茶話会(平成が終わっても、戦後は終わらない)
【日時】2019年5月4日(土)、5月5日(日)
【場所】きゅりあん イベントホールCDE(7F)
【入場無料】

平成が終わっても、30名の昭和の大戦体験者の方々が、各テーブルにてお待ちです。
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平成最後の昭和の日。
いろいろと行事もあったようですが、私は例の証言映像を使った茶話会の準備が進まず、ひたすらテープ起こしです。
スタッフに求められる難易度がガンガン上がっていくのはどうにかならないものか。

そういうわけで、現在、沖縄戦瑞泉学徒隊の宮城巳知子さんの証言映像に取り組んでいるわけですが。
宮城さんは、62師団(石部隊)の野戦病院に動員されていました。
この62師団の兵士の一人、山本義中さん(お会いしたことはありません)の著作を読んだことを思い出しました。
山本さんは沖縄戦で片腕を無くされるのですが、その負傷をされた日が、確か1945年4月29日だったと思います。(負傷された場所が、宮城さんが最初に配属された野戦病院分院のあった浦添市仲間だったはずです。)
沖縄戦では、この日に合わせて総攻撃をする計画がありました。実際には、5月4日に行われるわけですが、そのときの犠牲が大きく、戦況がさらに苦しくなります。
戦時下にあると、元首の誕生日は、作戦の日になりがちです。友軍にしても敵にしても。
平成にはそういうことが起こらなかったのは、本当に幸いなことです。

ちなみに、証言の中にあったのですが、宮城さんが戦争体験を語り始められたのは、平成元年からだったということです。
教職員を退職してすぐからで、そうなったとのこと。
在職中、ずっと怖くて戦争に行ったことは話せなかったのだそうです。
戦後40年に、取材を受けて、梯梧学徒隊の方と一緒に識名の壕に行ったとき、ようやく、話してもいいということがわかったのだとか。
戦後40年―昭和60年です。
その40年の間も、戦争を語り始めるようになられてからも、いろいろと心にくすぶる思いがあったようで。ひめゆりは有名になっても、瑞泉隊のことは誰も知らないのが許しがたく、沖縄で植樹祭が行われたときに、今上天皇に要請文を書いて、少しの間面会をすることができたという話もありました。
この辺の話は、茶話会では出すことがないはずの部分ですが、重たいものを感じました。今日という日だったからなおさらだったかもしれません。

昭和の日の直後に、平成から令和になるのだということに、今更気づきながら、平成が終わっても戦後は終わらない、という言葉を改めて思うこの日なのでした。
いい加減、自分のところの宣伝をしなければなりません。改めての告知です。
参加される体験者の方の時間割については、まだ新しい情報が入っていませんので、ひとまず4月16日の記事を目安にしていただければと思います。
〇5月戦場体験者と出会える茶話会時間割4月14日現在
〇5月茶話会に参加される体験者の方々(4月23日現在)

2019年5月茶話会チラシ表 2019年5月茶話会チラシ裏

◎平成が終わっても、戦後は終わらない
「戦場体験者と出会える茶話会」


【日時】2019年5月4日(土)、5月5日(日)
【場所】きゅりあん イベントホールCDE(7F)

    品川区立総合区民会館
    品川区東大井5-18-1
【交通】JR京浜東北線「大井町駅」中央改札徒歩1分
    東急大井町線、りんかい線の「大井町駅」からも
【入場無料】
【主催】戦場体験放映保存の会

◆戦場体験者と出会える茶話会
 両日とも 午前10:30~、 13:00~、 14:30~
 現在以下のような方々が話し手として参加予定です
 中国、フィリピン・ミンダナオ島、フィリピン・ルソン島、テニアン
 ラバウル偵察員、軍艦利根・ソロモン、空母瑞鶴、少年飛行兵、隼操縦士
 満州・朝鮮半島引揚げ、満州野戦重砲・野砲、
 シベリア抑留、モンゴル抑留、葛根廟事件、択捉島・蘂取村、
 レイテ・セブ島、学徒出陣、少年通信兵、船舶特別甲種幹部候補生
 東京大空襲、各地の空襲、日赤看護婦、女子通信隊など
 (どの時間帯にどのお話が聞けるかは4月中頃史料館電子版のHPなどでお知らせします)

◆インタビュー映像記録を共に見る茶話会
 両日とも 16:00~
 これだけ体験者の方がいらっしゃればそれで十分のようなものではあるのですが、今後に備えて茶話会が賑やかに出来る間に、過去の証言映像を使った茶話会を同時開催。
 参加者の皆様にもご意見を頂きながら、今後の方法を模索しようと思います。
 編集した映像作品を上映するのではなく、来場者の方々のご希望や質問に応えながらスタッフが再生個所を選んで証言映像を一緒に見ていく茶話会です。
  上映する証言映像は
  故・井ノ口金一郎さん 中国/第27師団支那駐屯歩兵第1連隊
  故・生井豊さん    インドネシア・メナド落下傘降下/サイパン/海軍・横須
賀第一特別陸戦隊
  故・増茂武三郎さん  インパール作戦/第33師団山砲兵第33連隊
  故・宮城巳知子さん  沖縄戦/瑞泉学徒隊
平和祈念展示資料館、昭和館ときたら、せっかくなのでもう一つ、しょうけい館の特別展示も紹介すべきかなと、勝手に思いました。

昭和館と同様、しょうけい館でも、皇太子ご一家が視察されたときの様子を展示するようです。
期間はやはり、令和初日から。

「皇太子殿下御即位慶祝記念展示」
開催期間: 5月1日(水)~12日(日)

なお、しょうけい館では、5月6日までの間、春の企画展「〝想い〟を込めて~作品からみる戦傷病者~」も開催中です。
会期3月12日(火)~5月6日(月・祝)
戦傷病者の作品と、その方の証言映像を紹介する内容です。
5月5日(日)14:00~14:30には、学芸員によるレクチャーもあります。

やっぱり茶話会と日程がかぶってきますが、5月の保存の会のイベントでは展示を行いませんので、展示が見たいという方は、こういった施設も併せてご利用されるとよいと思います。

しょうけい館HP
http://www.shokeikan.go.jp/
今度の4月29日は、平成最後の昭和の日です。
一昨年、たまたまその日に前を通りかかり、常設展無料を始めて知ったのでした。
昭和館のホームページを見ると、4月29日と8月15日は常設展が無料だと書かれています。
先日、今上天皇の在位30年のお言葉が出された日にも無料になったようです。
そして、5月1日、令和初日も無料になるようです。

12月23日が「平成の日」になることは、今のところないようで、今年は天皇誕生日のない年になります。
昭和が特別なのは、やはりあの大戦によるところが大きいと思います。
振り返るのによい機会なのは確かだと思いますので、無料のこの日に覗いてみるのはいかがでしょうか。
とりあえず、お得情報として、お知らせしておきます。

ちなみに、今年は同時に4つ、常設でない企画が展開されるようです。
すでに企画展「日本のオリンピック・パラリンピック~大会を支えた人々~」、昭和館20周年特別写真展「昭和に出会う旅―47都道府県をめぐって」が3月16日から5月6日まで開催中。
5月1日から12日まで、御即位慶祝行事として、皇太子ご一家が昭和館を視察されたときの写真展示が行われるようです。
そして、4月29日と5月5日に特別イベントも開催。レコード鑑賞会、映画上映会など行われます。

夏と違って、地域や民間の戦争関連イベントは少ない時期ですが、国管轄の資料館は、今年は特に張り切ってイベントを行うようです。
保存の会もたまたま今年は同じ時期に茶話会をやることになりましたが、活動は普段からやっているのも、こういった資料館と同様です。
今年は特に、同時多発的に盛り上がりそうです。
もちろん、平成が終わって令和になっても、盛さがることなく活動は続きます。

昭和館HP
https://www.showakan.go.jp/