あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
東京大空襲・戦災資料センターでは、現在、2018年第1回特別展を開催中です。

センターのHPにはまだ情報が掲載されていないようで、twitterからの情報になります。

名前と顔と足あと
3月10日・失われた人々


会期:2018年2月24日(土)~4月8日(日)
会場:東京大空襲・戦災資料センター 1階
開館時間:12:00~16:00
休館日:毎週月・火曜
入館協力費:一般300円、中高生200円、小学生以下無料
主催:東京大空襲・戦災資料センター
企画・共同制作:霊名簿研究会

約3万名の被災者について記録された「都内戦災殉難者霊名簿」を元に、3月10日に亡くなった方々それぞれの当日の足取りを明らかにするものであるようです。
また、「家族の資料に見る 亡くなった人びと」コーナーでは、ご家族の協力を得て、亡くなった方々のお名前と顔写真を展示。
亡くなった方々の存在を浮き彫りにする展示ということで、犠牲者数ではなく、それぞれの犠牲者を名前のある一人の人間として浮かび上がらせるものとなるのでしょう。
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3月10日東京大空襲から73年を前に、東京大空襲を語り継ぐつどいが開かれます。

東京大空襲を語り継ぐつどい
東京大空襲・戦災資料センター 開館16周年

日時:2018年3月4日(日)13:00開場 13:30開演
会場:ティアラこうとう(江東公会堂) 大会議室
定員:300名(当日先着順)
参加費:500円

講演:窪島誠一郎さん(無言館館主・作家)
「『東京大空襲』と私」

ハープ演奏:八木健一さん
東京大空襲への鎮魂歌「祈り・光へ」ほか

体験を語る:小林暢夫さん
「戦争“死語”となる日は・・・ 悲惨な空襲を語る」

センターこの1年の活動
新作証言映像作品の上映(証言者:竹内静代さん 旧城東区北砂で被災)
センターで学ぶ子どもたち
あいさつ:早乙女勝元(東京大空襲・戦災資料センター館長)
全国キャラバンの正式名称?が変わるようです。
「戦場体験全国聞き取りキャラバン隊」になる予定。

「聞き取り」という言葉を入れて、どういうものなのかを明確にするためです。
「戦場体験キャラバン」という本のタイトルは、ありますが、これは正式名称ではなく、何かフィールドワークのような空気を醸し出しているという噂があります。
まあ、私も当ブログをつくるとき、アドレスを短くしたいと思いながら、「戦場体験保存」という言葉からどれも削れなかったというのがありますので、わかりやすさは必要だと認識しています。

ちなみに、現在のところの全国キャラバンの正式名称は長いです。
「戦場体験を放映保存する老若の全国キャラバン隊」です。
はっきり言って長すぎる。
正式名称を覚えられない。
個人的には納得いかないタイトルでした。
まあ、結局、「全国キャラバン」という通り名でずっとやっていたのは、タイトルが長すぎたせいですね。

今回、短くはなりましたが、これでも正式名称を連呼できるかどうかはわかりません。
が、とりあえず努力します。
本日、2月拡大事務局会議を行いました。

体験者の方1名含む9名参加。久しぶりに10名を切る少人数。
主な議題は、これから全国に配布するチラシのことと、総会の議案に関することです。

チラシは、先月出てきたとおり、片面を体験者から体験者への呼びかけに、片面をご家族や周囲の方向けの体験者求むの内容にしたリバーシブル構成になっています。
本当に全国を回るのだということを伝えるために、これまで回った市町村に○をつけた地図を掲載。思ったよりちゃんと載せられるものなんだなと思いました。
全都道府県を回っていますが、やはり手薄なところもあるということもわかります。
これからまた3年ぐらいをめどにもう一回全都道府県制覇するかんじでキャラバンを行うことになります。

議案のほうは、キャラバンに関してはまあチラシと重複しますが、それが1つ目。
全国で行う茶話会や展示といったイベントについてざっくりと説明するのが2つ目。
茶話会については、今日の午前中にいらっしゃっていたお客さんから、たとえば大阪の環状線沿いに小規模な茶話会を各駅付近で展開するのはどうか、という提案もあったという話が出ました。
ふらりと参加できる場を、というのが、保存の会主催の茶話会の今後の肝になりそうです。
3つ目の議題として、史料収集が挙がっていましたが、これもイベントと関連があります。東京開催の展示と茶話会は、その辺りをだいぶ意識したものとなるはずです。

次に集まるのは総会当日です。
それまでに、もう少し内容が詰められていると思います。
昨日転載した拡大事務局会議の告知には、先月の会議の概略も出ていました。
その中で、「取材対象者が10万人ぐらいはおられる」という話が出ています。
これは、ちょっと前に「データがない」話で出てきた資料をもとにした話です。
データがない中、保存の会発足当時のデータをもとに、それから経過した歳月、人口推計などをもとに割り出された数字です。

発足時のデータについては、すっかり影の薄くなっている保存の会公式ブログの以下の記事で取り上げられています。
○この3年間に、15万人の証言を

掲載されたのは2007年1月ですので、「この3年間」というのは、最初の日比谷証言集会をやった3年間、2007年~2009年のことになります。
日比谷証言集会は、広く全国の戦場体験者の方に向けて、戦場体験者から呼びかける、という意図で計画されており、そのときに前提となる数字を、改めて掲げたものと思われます。
3年間で15万人の証言を聞こうというのは、単純計算しても無茶苦茶です。
どちらかというと、戦場に赴いた人口の規模を考えると、お話を必ず伺うべき人数はこれぐらいになるということを言いたかったものです。
この大風呂敷があってこそ、保存の会のその後の10年以上の活動があるのです。

15万人の証言を聞こう、というところから11年経った今年出た数字が、10万人。
これは、保存の会が当初ターゲットにしてきた元兵士の方、地上戦を体験された民間人の方というところからあまり離れない範囲の数字であるそうです。
言い換えると、空襲・被爆体験、疎開などは、これから聞き取りはするけれども、この数字にはあまり反映されていない、ということです。
5万人は亡くなっているであろうということですが、意外と、活動としてはまだいける、というかんじもあります。
しかし、これからこの数字はもっと勢いをつけて減っていくことになるのでしょう。
時間との勝負というところは変わりません。

10万人に挑む。
これが、保存の会のこれからのキャラバン強化の意味です。