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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
沖縄戦の民間人被害者が国に謝罪と賠償を求めている国賠訴訟の控訴審の判決が今日下されます。
正確には南洋戦の被害を受けた沖縄の人を含めた方々による裁判です。
今回はPTSDについて医師の診断を証拠として提出。家族を失ったという事実や身体的障害だけでなく、心の傷にも踏み込んでの訴えとなっていました。

今年6月に保存の会が開催した「沖縄の戦争展」では、この原告となっている方々を中心とした「沖縄・民間戦争被害者の会」のご協力を得て、体験者の方々に東京に来ていただいての茶話会を開催しました。
展示も「沖縄の戦争展」というタイトルのとおり、沖縄戦に特化したもので、3月に行った沖縄キャラバン2017での聞き取りの成果も多く含んだものとなっていました。
今年の「茶話会キャラバン」の始まりとしてそれを浅草で開催し、先の週末には「茶話会キャラバン」の終着として再び浅草に戻ってきた、そんなタイミングでの判決です。

保存の会事務局のメンバーが1~2名沖縄まで結果を見届けに出かけます。
ブログ係が今日は帰りが遅いという事情で、判決より前に今日の分を書いていますが、帰ってきたらもう結果は出ているわけで。
どういう判断が成されるのか、注目したいところです。
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当日ですがお知らせです。
保存の会メーリングリストに、メンバーの一人から映画の情報が流れていました。
本日11月29日(水)の映文連国際短編映像祭のDプログラム「歴史と人間の記憶」の1本として、映画『葛根廟事件の証言』が上映されます。
先日の「戦場体験者と出会える茶話会」in東京にご参加くださった大島満吉さんも、映画に登場されているとのことです。
福岡にご参加くださった大櫛戊辰さんも登場されるでしょうか。同様のタイトルの大櫛さんの著書があるのですが。
その辺りも、ご覧になればわかるでしょう。

■ 上映日 11月29日(水)
■ 会場 ユーロライブ(会場図)
■ 開始 12時22分より
■ 料金  当日券1000円
■ 住所 ユーロライブ
〒150-0044 ユーロスペース内/渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F
■最寄駅 渋谷
■連絡先 03-3461-0211
URL: http://www.eibunren.or.jp/award2017/lineup/lineup.html

なお、その前の時間11:52からは、『広島原爆 魂の撮影メモ 映画カメラマン鈴木喜代治の記した広島』(29分)です。
「戦場体験者と出会える茶話会」in東京、改めて大盛況でした。
昨年12月の初めての茶話会、今年6月の「沖縄の戦争展」での沖縄からいらした5名+茨城、静岡などからの体験者の方々による茶話会と、浅草公会堂でやってきた茶話会の3回目。
東京の常連さんに加え、仙台・福岡・大阪と追いかけてきてくださった方々と、実はテーブル4つぐらいならご案内だけで茶話会が成立しそうだった今回。
初日から200名近い来場者で埋まる展示ホールを見ながら、「この会場も狭いと感じるときが来たか」と、スタッフでしみじみ語り合うのでありました。

しかし、本当に奇跡のようなこの会場。
ここより広くて茶話会開催可能な場所があるのか?というと、なかなか難しく。
いっそ公会堂全てを借り切ってフェスをやってみたらどうかという話まで出るのでした。というか、出した本人です。
こういうのは、うっかり口にすると本当にそちらに向かい出してしまうのが保存の会の恐ろしいところなので、うかつなことは言えませんね。
実際問題、保存の会だけで完結するイベントである限りは、大変でも自己責任でなんとかなるのですが。
他の団体などを盛大に巻き込むようなことをやるというのは、最も困難を極めるでしょう。

ともかく、茶話会がいいイベントだということは、参加した皆さんの間でじわりと広がって行っています。
体験者の方々の年齢など考えると、できる時間は限られますが、もっと大きく、ということも考える余地があるというのは幸せなことだと思います。
「戦場体験者と出会える茶話会」in東京、最終日11月26日(日)の様子です。

初日の様子が翌日の新聞に載ったこともあり、この日も朝からお客さんがいらっしゃっていました。
午前の茶話会が始まる10時半ごろには、一時受付に行列ができていたほどです。
3日間通しのお客さんもあれば、もちろんこの日だけ参加のお客さんもあり。6月の「沖縄の戦争展」で見かけた方もちらほら。
少しならボランティアができるかも、というけっこう若い人やクリエイターが目立ちました。(当たり前のように片づけを手伝ってくださった方もいらっしゃいました)
だいたい2日目と同じく250人強の来場者があったと思われます。

体験者の方のほうは、この日予定していた方々で、急きょ初日や2日目に変更された方もあったので、最終日は4~5テーブルで回すことになりました。
結果的に、大戦当時民間人だった方々中心となりましたが、それはそれで比較的年齢の近い方々が馴染みやすい状況となっていたようです。
日比谷のときよりは話したいことを話せたと言いつつ、特に午後1のコマだけの方など、もうちょっと時間がほしいかんじはありました。

多少の立ち見が出る盛況ぶりで、やっぱり茶話会としてはやや人が多すぎるという嬉しい悲鳴をあげつつ、特にトラブルもなく終えることができました。

来てくださったみなさま、ありがとうございました。
お話をしてくださった体験者の方々、本当にお疲れ様でした。
「戦場体験者と出会える茶話会」in東京3日目(最終日)11月26日(日)の日程です。
番号は11月14日付のプロフィールを元にしています。
11月14日時点からの予定変更で、今日はいらっしゃらない方も出ています。


◆◆11月26日(日)◆◆

◆10:30~11:45◆
■10 黒田千代吉さん(1/2回目)
陸軍  昭和19年現役  第27師団支那駐屯歩兵第2連隊、第131師団独立歩兵第591大隊
中国中部~南部の3千キロを徒歩で行軍
■13 坂上多計二さん(3/3回目)
陸軍  実際には入隊前に軍属として働いていた第103海軍軍需部に農場指導員として配属
■26 中島裕さん(1/2回目)
陸軍  昭和19年、特別幹部候補生に志願  第39飛行場大隊
満州牡丹江に従軍、タイシェットに抑留され1948年復員
■27 成迫政則さん
陸軍  昭和19年、陸軍少年飛行兵に志願(19期生)  大分陸軍少年飛行兵学校
敵戦車への爆雷特攻訓練中に敗戦

◆13:00~14:15◆
■05 石森武男さんさん
陸軍 昭和20年現役 第79師団歩兵第291連隊
朝鮮半島・羅南に従軍、ソ連軍戦車部隊に対峙
コムソモリスク、さらにスーチャンに抑留され1949年10月復員
■10 黒田千代吉さん(2/2回目)
■25 仲井間千代さん
民間人  パラオ高等女学校(1期生)  動員され野戦病院で看護にあたる
■31 牧野衛さん
民間人  在満国民学校2年生の時ソ連侵攻  西安より母と子ども3人で引き揚げ

◆14:30~15:45◆
■03 阿部正晃さん
民間人 3歳で家族で満州へ  敗戦時、朝鮮半島・鎮南浦より引揚げ、1歳の妹が亡くなる
■15 佐藤孝則さん
民間人  3歳の時家族でテニアンに移住、昭和19年米軍のテニアン島上陸を体験
■21 高橋陸三男さん
陸軍  昭和17年現役  独立混成第8旅団歩兵第32大隊
■23 常松尚さん
民間人 旧制中学1年生の昭和20年7月2日、呉空襲で自宅焼失  父はブーゲンビル島で戦死
■26 中島裕さん(2/2回目)

どの方も体調などにより当日急な変更が生じる場合があります。
椅子が不足すると思われます。その場合、元気な方はできるだけ高齢の方にお譲りいただければと思います。

最終日です。よろしくお願いいたします。