あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
外部イベントのお知らせついでに、平和祈念展示資料館の企画展についても紹介します。
企画展 「戦争を生きぬいた18人の語り部展」が開催中です。
関連イベントとして毎週日曜日に「語り部お話し会」が開催されるそうで、保存の会でお話しいただいている体験者の方も話されます。

【日時】
平成29年9月26日(火)~12月27日(水)
9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜日
(月曜日が祝日の場合は火曜日)

【会場】平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

◎語り部(※年齢は平成29年9月26日時点)
【元兵士】上野辰熊(89歳)、大矢東(92歳)、鈴木忠典(88歳)、永野平蔵(95歳)、西崎信夫(90歳)
【抑留体験者】牛窪剛(92歳)、遠藤尚次(91歳)、中島裕(91歳)、成田富男(87歳)、西倉勝(92歳)、
       山田治男(92歳)
【引揚体験者】加藤正喜(86歳)、田中信子(78歳)、土屋洸子(84歳)、手塚元彦(84歳)、福岡澄子(81歳)、
       丸澤一也(87歳)、吉田勇(81歳)(五十音順)

◎前期と後期に分け、一部展示替えを行います。
■前期:9月26日(火)~ 11月12日(日)
■後期:11月14日(火)~ 12月27日(水)

平和祈念展示資料館HP
http://www.heiwakinen.jp/index.html
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すでに応募締め切り日は過ぎていますが、保存の会事務局にあったチラシから、外部イベントの紹介をします。

平成29年いちょうカレッジまちづくりスキルアップ講座 取材学コース
「百歳新聞」をつくる

全6回の講座
10月21日(土)~11月25日(土)の毎週土曜日13:00~16:00
会場・主催:大阪市立阿倍野市民学習センター
参加費無料
定員:20名
10月11日締め切り(必着)で、多数の場合は抽選、定数に満たない場合は引き続き募集

講師:鵜飼正樹(うかいまさき)
 社会学者、京都文教大学教授

こどもからおとなまでさまざまな人生を取材して報告書をつくるという講座のようです。
こどもから百歳(以上)まで、様々な人を、という意味でしょうか。
「百歳」という響きと、聞き取りの講座というところで、確かに気になります。

応募状況などは、主催の大阪市立阿倍野市民学習センターにお問合せください。
チラシには出ていませんが、検索すると以下のページに掲載されています。
http://osakademanabu.com/abeno/culture/1204
急に選挙が行われることになり、「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪もいろいろ影響を受けたようです。
体験者の方から選挙についてコメントをもらおうというマスコミの取材もいくつか来ていました。
取材に来ていた記者さんたちは、かなり本気でお話を聞いていらっしゃったようですが。

さて、18歳から投票できるようになったのも、もうあまり話題に上ることもなくなったように思うところですが。
投票権の拡大という話になると、5年ほど前、当時早稲田大学の准教授だった(現在は大阪大学)北村毅先生の特別講義を思い出します。法政大学で行われた沖縄についての連続講義の1回分でした。
沖縄戦では県民の4分の1が死亡したと言われますが、幼い年代の死亡率が特別高かったというのを、様々なデータで説明されていました。
一方で、後に極東裁判で裁かれた政治家の年齢についても出されており。
つまり、沖縄戦で亡くなった県民の多くは、選挙権を持たない年齢だったという視点での話がありました。
現役の学生は単位がもらえる講義ということもあって、学生の年代に合わせた話の展開だったようです。選挙権を持つ前後の年代です。
その後、18歳選挙権が現実のものとなりましたが、沖縄戦での犠牲者の多くは、それでも選挙権を持たない年齢です。

というのを思い出したのは、大戦中の今日10月16日は何があったのかというのを調べたからです。
1944年10月16日、陸軍特別志願兵令改正(17歳未満の志願を許可)とありました。
同じ年の10月10日には、沖縄では10・10空襲があり、いよいよ空襲が日本に及んできた時期。10月19日にはアンガウル島が玉砕、そして、これからレイテ沖海戦が展開され、フィリピンの戦いも始まろうという時期です。
17歳でも選挙権はありませんが、さらにそれより若い年齢でも、志願をして軍隊に入ることが法的に認められたのでした。軍隊に入るということについては、もっと若くても立候補可能となったというと、皮肉が入りすぎでしょうか。
こうして志願した中で生き残った方々は、戦後72年の今年、80代で、実際に戦場に出た体験を語られることになっているわけです。

実際、体験者の方々へのインタビューがどんな記事になったかは確認できていませんが、選挙で何を選択するのかという以前に、選挙権があるということについて一度考えてみたほうがいいのではないかという気がしました。
ちなみに、ブログ係、22日は帰省中のため、昨日期日前投票してきました。
終了の記事を先に書いてしまいましたが、「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪2日目、10月9日(月・祝)の様子をざっくり書いておきます。

初日フィリピンの体験者花岡さんが欠席されており、2日目の午前はカウラの体験者村上さんお一人か?という状況になっており。
午後からご参加予定だったシベリア抑留体験者正岡さん、照屋さんのお二人に、午前から来ていただけないかと相談し、OKをいただいていました。
その日の終了間際に、花岡さんが「明日は行くから」という連絡をくださって、期待が高まりましたが、一方で、午後は絶対的にスタッフが不足するという事態に。

当日、みなさん普通にお揃いになったので、満州・シベリア抑留体験者お二人とフィリピンという3テーブルが、10時半ごろ一斉にスタート。
お客さんの入りもまずまずでした。
みなさん、1つ1つのエピソードが濃くて、あっという間に2時間経過。
その間に、午後からの体験者の方が、ご親戚などを誘ってご来場になり。
思っていたより早く始めるべき方、ちょっとゆっくり目にすべき方がだいぶ変わってきたため、ホワイトボードの時間割を何度も書きなおしました。
午後は、偵察第11飛行隊の清瀬さん、子供1人で満州から引き揚げの柴原さん、満蒙開拓青少年義勇軍の阪口さんの3テーブルが同時進行。
最終回は、花岡さんと、花岡さんに誘われていらっしゃったもう一人のフィリピン戦体験者山田さん、引揚げの柴原さん、満州・シベリア抑留体験者のお二人の5テーブル。
実質、半分はスタッフの司会進行なしでいつの間にか始まっていた状態でした。最後はイベントの終了時間が迫って締めるという、ほぼお任せで進行。
後でそれに気づいて、大丈夫だったんだろうか、と思うも、むしろそうでなかったら回らなかったかも、という状況でした。
一日通してお客さんがけっこういらっしゃったかんじでした。

大阪大空襲の体験者岩田さんが、前日に引き続きお客さんとしていらっしゃって、1テーブル展開してお話しされていました。
最後の5テーブル展開になって、場所を空けていただくような形になりました。
1日目は、若い人と一対一でずっとお話しされていて、「とてもよかった」と言っていただけていたし、2日目も大阪大空襲の話を聞きたい方がいらっしゃるとお任せしたりというかんじで、ご活躍いただいており、飛び入りの方の力を感じたものです。

大阪では、昨年の中之島証言集会はじめ何度かイベントをやっていたからうまくいった茶話会だったのだなあと思いました。
保存の会公式twitterでは、いろいろと外部イベントのお知らせが出ています。紹介できればいいのですが、私は直接状況がわからないので、twitterから直接ご覧ください。
ということで、こちらは忘れる前に「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪の振り返りを。
予定していたのと、実際の体験者の方の参加状況が違っていたので、まずはそこをまとめておきます。

◆◆10月8日(日)◆◆

◎陸軍歩兵(沖縄戦)
◎輜重兵(ビルマ)
◎シベリア抑留1(ハイラルでソ連軍と戦闘後抑留)
◎シベリア抑留2(関東軍技術教育隊)
◎カウラ事件体験者(中国~ニューブリテン島)
◎大阪大空襲(民間人女性)※9日来場予定と思っていましたが、8日にいらっしゃいました。

飛び入りでお話し
◎大阪大空襲(男性、以前もお話を聞かせていただいています)
◎満州・シベリア抑留(今回のイベントで初めてお会いした方です)

◆◆10月9日(月・祝)◆◆

◎フィリピン・ルソン島1(鉄兵団)
◎カウラ事件体験者(中国~ニューブリテン島)
◎シベリア抑留1(ハイラルでソ連軍と戦闘後抑留)
◎シベリア抑留2(関東軍技術教育隊)
◎満蒙開拓青少年義勇軍(ソ連軍と交戦後抑留)
◎引揚げ体験者(ハルピンより、子供一人で)

飛び入りでお話し
◎フィリピン・ルソン島2(フィリピン・ルソン島の体験者の方のお誘いでいらっしゃった知り合いの方。保存の会は初めてお会いしました。)
◎大阪大空襲(男性、以前もお話を聞かせていただいています)8日に引き続きお越しいただきました。