あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪、昨年の中之島証言集会に参加してくださった方々中心にお送りしたご案内チラシをもらったので、内容を転載します。
茶話会に参加される体験者の方々と、おおよそのタイムテーブルという内容です。

◆◆◆

戦場体験者と出会える茶話会
2017年10月8日(日)、9日(月・祝) 午前10時半~、午後13時~16時
(「戦場体験キャラバン展」は10時開場、8日は19時、9日は17時まで)
京阪電車なにわ橋駅 アートエリアB1


昨年の中之島公会堂での「あの戦場体験を語り継ぐ集い」は、多くの戦争体験者が揃って話す迫力に「力強くてとても良かった」、「重いメッセージがすごく響いた」と大きな反響が寄せられました。さらに、「聞いても聞いても分からないからこそもっと聞きたい」とも。
そこで今度は、お一人お一人のお話をじっくりと聞き、それも講演会ではなく膝を突き合せ自由に語り合い、質問もできるような場をつくろうとなりました。「茶話会」形式での催しです。
茶話会は、体験者の方をお一人ずつ囲んで、各1時間強を目安に、複数同時開催します。いつお越しいただいても、すぐに始まりそうな席や、すでに始まっている席に参加いただくことができます(昼食時を除く、申込み不要、途中退席可)。昨年の集いに出演された方々を中心に、10名ほどの体験者の皆様の来場が決まりました。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます!

参加予定者

◎10月8日(日)
終日 花岡四郎さん  94歳、野砲兵第10連隊
フィリピン・ルソン島に従軍、バレテ峠の砲撃戦で負傷
ほぼ終日 村上輝夫さん 97歳、第17師団歩兵第53連隊、ニューブリテン島で捕虜に
オーストラリア・カウラ収容所で日本兵捕虜脱走事件に遭遇
午前 吉村章さん   98歳、第45旅団独立歩兵第273大隊など
1944年2度目の召集で沖縄に、沖縄戦で頭と手足を負傷
   井生弘文さん  97歳、京都府木津川市在住、第56師団輜重兵第56連隊
           ビルマ北部~中国雲南省に従軍
午後 河野宏さん   86歳、満州で整備士学校に在籍、敗戦後八路軍(共産党軍)で働くが脱走し、朝鮮北部を経て1947年帰国
午後 15時ぐらいまで
照屋林昇さん  93歳、第119師団歩兵第255連隊
満州・ハイラルで敗戦、シベリア・クラスノヤルスク地区に抑留、1948年復員
政岡希彦さん  91歳、満州で現地召集され1945年7月関東軍技術教育隊に入隊
シベリア・イルクーツク州に抑留

◎10月9日(月・祝)
終日 花岡四郎さん  前記
ほぼ終日 村上輝夫さん 前記
午後 柴原喬さん   80歳、満州・ハルピンより9歳児独りだけでの引き上げ
午後 15時ぐらいまで
阪口繁昭さん  89歳、満蒙開拓青少年義勇隊員として第6国境守備隊に配置
ソ連侵攻に伴い陣地で二等兵を命ぜられる、シベリア抑留
小林英子さん  84歳、大阪大空襲で膝を負傷し障害を負う
大阪空襲訴訟団原告、敗訴後も立法での救済を求めて活動を続けている
照屋林昇さん  前記
政岡希彦さん  前記
午後 14時以降
清瀬忠彦さん  89歳、予科練出身(甲飛13期)、偵察第11飛行隊で電信員
同期の特攻隊を見送る
ほか交渉中、飛び入りの体験者のご参加も大歓迎です!
  参加者や参加時間は体調などで変更になる場合があります
最新情報は「戦場体験史料館・電子版」(http://www.jvvap.jp)でご覧下さい
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「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪に向けて、組織的な広報はひととおり完了し、今は個別にできることをそれぞれやっている段階です。
当ブログは常時そういうものなので、関連情報を収集しつつ、地道に広報しているわけですが。

「戦場体験者と出会える茶話会」というキーワードで検索をかけたところ、保存の会の事務局次長のインタビューがヒットしました。
今年8月17日、仙台の茶話会を終えた直後ぐらいに出ていたようですが、今まで気づきませんでした。
インタビュー自体は6月の「沖縄の戦争展」の少しあとぐらいだったようです。
昨日書いたセリフを吐いた人に、今度は私がそのまま返すところです。
「そういうことは早く言ってほしいよね」
まあ、そういうタイプではないのは確かなんですが。

「【別館】太平洋戦争とは何だったのか」というブログサイトです。
記事は↓になります。
http://historyjapanpwblog.net/interview-satoko-tadokoro

この間の拡大事務局会議で、茶話会の話にとどまらず、来年以降これからの話も出ていたのですが、それに関すること、ほぼ全て話しているかんじです。実務の多くを担っているため、実感のこもりまくった話になっています。大黒柱的。
ちなみに、さらりと大風呂敷を広げるのが2番目に若いメンバー、それに真っ先に乗っかって個人的出費がかさむのが事務局長、ネタ出しと設営・美術兼広報が私(つまり金がかからないところ全般)というのがだいたいのパターンです。
というのは置いておいて。

保存の会ってどんなところなのかという、本質的なところは、このインタビューでほぼわかると思われます。
あんまりお勧めすると本人に渋い顔をされそうですが、まじめな話、ご一読いただくととてもよろしいだろうと思います。
今日の昼ごろ、保存の会事務局(本日は戦場体験史料館開館日)からメールが来ました。
「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪参加予定のフィリピンの体験者の方が、当日お友達を誘っていらっしゃるとの連絡があったそうで。
そのお友達というのが、ご本人より2つ年上のやはりフィリピン戦の体験者の方で、なのだと聞いて「そういうことは早く言ってほしいよね」というので黙っていられなくてメールしてきたというわけでした。
早く、というのはもちろん、もう何年か前に、ぐらいの早くです。
まあしかし、今からでももちろん遅いということはありません。お元気でお話しできる間にわかれば、それはもう十分間に合ってます。

こういうことがあるのは、自分たちがまだまだ戦場体験を聞こうとしているというのが、実は十分に浸透してないからではないか?という考え方があり。
とにかく、機会あるごとに、身近に体験者の方がいらっしゃらないかと、老若問わず改めて呼びかけていくようにしよう、と決意を新たにする、設立約12年9ヶ月の保存の会なのでした。

茶話会は、体験者の方の飛び入り参加大歓迎です。
どうにかしてそういう方のためにテーブル1つ確保いたします。
ぜひお誘いあわせの上、足をお運びください。(ほんとうに)
「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪の会場となる「アートエリアB1」は、京阪電車と大阪大学コミュニケーションデザインセンターが協同で運営しているプロジェクトです。
その前身は、2006年から実施されてきた「中之島コミュニケーションカフェ」であるようです。企業・大学・NPO法人が協同して、都市空間における駅の可能性を模索する取り組みとのこと。異業種交流による勉強会のようなものでしょうか。

今も、平日の夜を中心に、大阪大学によるレクチャー&対話イベント「ラボカフェ」が開催されているようです。
コンセプトを引用すると、「哲学、アート、科学技術、鉄道、マンガ、スポーツなど、多岐にわたるテーマで、ゲストや参加者のみなさんで語り合うカフェプログラム」。http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/ver2/join/labcafe.php

そうしてみると、「戦場体験者と出会える茶話会」&「戦場体験キャラバン展」は、けっこうそれにそぐうものではないかという気がします。カフェイベントですし。
保存の会事務局メンバー、よくこの会場を見つけてきたな、と思います。

大阪大学コミュニケーションデザインセンターの研究活動の中には、「高齢社会プロジェクト」というものもあるようです。

「茶話会」&「キャラバン展」を全国展開すると、開催地ごとでいろいろなタイプの会場にお世話になりますが、それぞれ保存の会の活動や「茶話会」とつながる部分があるような気がします。
まさに「地域連携事業」という言葉があてはまるような気がしてきました。

「茶話会」キャラバンの後には、また新たなキャラバンの姿が見えてくるのかもしれません。

「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪&戦場体験キャラバン展
【日程】10月8日(日)~9日(月・祝)
【会場】京阪電車なにわ橋駅「アートエリアB1」
【入場無料】
「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪は、京阪電車「なにわ橋」駅の地下1階にある「アートエリアB1」で開催するわけですが。
この会場である「アートエリアB1」から、大々的に広報いただいています。

京阪電車の各駅に置かれている「アートエリアB1」の広報紙10月号に掲載いただいています。
11月~12月にかけて「鉄道芸術祭」という、京阪の駅を舞台にした芸術の祭典があるようで、そちらの広報中心の紙面の一部を割いていただいています。

そして、アートエリアB1のホームページを開くと、いきなりどーんと「茶話会」のチラシが!

アートエリアB1ホームページ
http://artarea-b1.jp/

他のイベントのチラシとのスライドショーのような形ですが、とにかく度肝を抜かれます。
トップページの下のほうには、しっかりイベント情報としても掲載されています。
「アートエリアB1」は、京阪電車と大阪大学の連携事業の一環ということで、さすが非常に目を引くデザインに妥協がないかんじです。
勉強させていただきたい気分です。

地域連携事業として位置付けていただいていますので、しっかり交流の場として機能したいところです。
また、芸術的な方面でも新たな風を吹かせられたらいいと思います。参加者全員でつくる作品というべきものですから。
皆さま、ぜひお立ち寄りください。

「戦場体験者と出会える茶話会」in大阪&戦場体験キャラバン展
【日程】10月8日(日)~9日(月・祝)
【会場】京阪電車なにわ橋駅「アートエリアB1」
【入場無料】