あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
大戦とその前後、選挙関連の話題が最近続けて出ています。
日本国憲法施行前という時期的に、70年前、衆参両選挙が行われたのはさもありなんというところですが、今日は75年前の選挙の話となります。
太平洋戦争開戦から半年以内。勝ち戦のころ、衆議院議員の任期満了を迎えていました。
本当は1年前に満了だったのですが、第2次近衛内閣によって1年延長の措置が取られていたのです。その1年の間に、当の近衛文麿が東條英機陸相との対立の中で自ら首相を降り、東條が首相になっていたのですが。選挙は行われていませんでした。
そして、米英との戦争の最中に、改選の時を迎えることになったのでした。
1942年4月30日、75年前の今日のことです。

任期再延長という話もあったのですが、この選挙で、これまでの政党政治の形を大きく変え、大政翼賛会などの推薦する候補者で議会を占める機会ととらえる考えの方が多数だったため、選挙を行うことになりました。
推薦を受けた候補者は選挙のための資金を受け、推薦されなかった候補者は妨害を受けるというような、公正さを欠く選挙となり、「翼賛選挙」と呼ばれています。
結果はもちろん、推薦された候補者が80%余りを占めることになりました。
が、それだけやっても20%は推薦されなかった候補者が当選したというところにも注目すべきなのかもしれません。
ちなみに、このとき推薦を受けずに当選した中には、鳩山一郎、安倍寛(安倍晋三現首相の父方の祖父)がいます。安倍首相の母方の祖父である岸信介は推薦されての当選でした。

もともとあった政党の関係者を一掃するには至らなかったものの、当時の内閣や軍にとって都合のよい議会の形は出来上がったことになります。
これから1ヶ月ちょっと後、戦局が負け戦に転じても、政治の現場は、冷静に顧みる力も、戦争を止める力も持たなくなったということです。
なお、このとき当選した議員の中から、戦死者、空襲による死者、広島原爆による死者が出ています。戦争を続けた結果、自分たちの中からも、戦争の犠牲者が出たのでした。
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公的機関のゴールデンウイーク企画を何か見ておこうと、九段下まで出かけました。
公文書館に行こうかと思ったのですが、「4月29日のみ、常設展示無料」という文字に魅かれて、昭和館に入りました。昭和の日には無料公開していたんですね。

実は、昭和館、企画展は何度か見たことがあるのですが、常設展は初めてでした。
だいたい、しょうけい館とまとめて回るので、時間切れするというのもあってそうなっていたのですが。
いやもう、とにかく立派。さすが国の関係の施設。ガラスケースにきっちり並んでいるのもさることながら、展示品に冷蔵庫やかまど、防火水槽など大物が平気であるのに、桁の違いを感じました。これは、保存の会の展示ではむりですわ。
タッチパネルが多様されているところは、画面の大きさはまねできないのを除けば、参考にできるかなあ、などと思いました。
土日は解説員の方もいらっしゃって、触って動かしてといったコーナー含めてサポートされていました。
なんというか、ありったけ、というかんじです。昭和を表現するのに、新技術導入を惜しんでいない。

そういうわけで、けっこう常設展をじっくり見てしまいました。
企画展はもちろん一回りしましたが、そのくらいで時間切れ。
ゴールデンウイーク限定の上映はちょっと見るぐらいしかできませんでした。
終戦直後ごろの広島の映像にしては、ずいぶん平和で原爆の影を感じない部分で、どういうことなのか気になります。

戦前・戦中のアニメなどの映像作品にも関心はありますが、今回この終戦直後の映像が一番気になっていたものでした。
しかし・・・すみません、個人的関心を正直に白状するなら、『海軍爆撃隊』とか『ハワイ・マレー沖海戦』とかやっていたら、絶対見たと思います。軍事や歴史とは違う方向のオタク的根性で。

そんなこんなで、いらんことも言っていますが、日本国憲法施行70年のゴールデンウイーク、そういう企画展は行ってみたいと思っています。
沖縄キャラバンのテープ起こしもしなければならないところですが、展示で使う背景部分の調べものもありますもので、それを兼ねて。そちらは、ちょっと事前のリサーチをしてから出かける必要がありそうですが。
明日からゴールデンウイークです。
毎年、ゴールデンウイークの情報は、当ブログ真ん中のフリースペースに出していたのですが、今回状況を聞いていません。
遠方に行くメンバーもいるので、臨時閉館が増えるかもしれません。

だいたいの予定を出してみます。

4月29日(土・祝)
通常運営

4月30日(日)
聞き取りあり

5月1日(月)
通常通り史料館休館日

5月2日(火)
通常運営

5月3日(水・祝)
憲法集会でビラ配り
おそらく全員出払うため史料館休館

5月1日~7日の間で、一部メンバー沖縄で1人キャラバン

5月4日~7日の間で、一部メンバー高知の長老大学に行くかも

基本的にゴールデンウイークは、6月の「沖縄の戦争展」のパネル作成作業(各自自宅中心の作業)

5月3日のビラ配りで反響があるかもしれないので、史料館待機が望ましいのですが、人員がいなければ臨時閉館です。
新たな情報が入ればまたお知らせしますが、基本的に、戦場体験史料館のご利用をお考えの場合、あらかじめ電話で開館状況をお問合せください。

戦場体験史料館
電話 03-3916-2664
昨日速報でお知らせしましたが、6月23日(金)~25日(日)開催の「沖縄の戦争展」、初日の夕方には、「ナイトセミナー」を行います。
この「ナイトセミナー」というネーミングには、チラシ原案をつくったメンバーのこだわりがあるようで。
「“ナイトセミナー”って、いいよね」と、非常に目をキラキラさせて説明していました。
夜の勉強会のイメージと、言葉の響きがよいということらしく。・・・まあ、同意はします。
大人の学びの場、というかんじでもあり、未成年としてはちょっとそういうのを覗けるような雰囲気にワクワク感があるようでもあり。
そういうのもあって、まだ瑞慶山先生ご本人にも連絡していなかったときから、盛り上がっていたのでした。

平日の夜、仕事帰りにちょっと寄って、展示を見つつ話を聞いていける場をつくりたい、ということで設定された企画です。
そういえば、昨年の大阪での沖縄戦展でも、夕方からの講演会をやったのでした。
名護市史誌編纂室の川満彰さんをお呼びしての講演会でした。
あれも、なかなかいい企画で、いいお話でした。土曜日だったので、仕事帰りの人たち向けに、とはいきませんでしたけど。

日比谷証言集会のシンポジウムのころから、ときどき勉強会をしたいという話はあり、年間計画を考える際にはいつも持ち上がっています。
定期開催というのはまだ見通しが立ちませんが、「沖縄の戦争展」で行うのが1回目というかんじで、ナイトセミナーもシリーズ化していけばいいなあと思います。
まあ、まだまだ体験者の方中心のイベントがメインでやっていくはずなので、おいおい、というところですが。

日常の中に戦場体験記録と触れる機会があれば、というのは、やっぱりこれからのテーマだと思います。
「ナイトセミナー」から、新しい可能性が広がることを期待しています。
6月開催の「沖縄の戦争展」、土日は「戦場体験者と出会える茶話会」を計画しているところですが。
初日の23日(金)、沖縄慰霊の日の当日夕方、ナイトセミナーの開催が決定しました。
沖縄・南洋の民間人戦争被害者が補償を得るための活動をサポートされている、瑞慶山茂弁護士にお話をしていただきます。

先日の拡大事務局会議のときには、瑞慶山先生ご本人には何の相談もしていない状況で、チラシ案に出ていたナイトセミナー。
こういう見切り発車的無茶ぶりは、保存の会の日常茶飯事です。
チラシを作るまでには、相談しないとね、ということになっていたのですが、昨日なんだかんだあって、決定したというメールが来ました。
なんだかんだってなんだ、というところですが、この辺も保存の会の日常茶飯事で、いろいろと決まるときには意外な方向から一気に決まるものなのです。
なんというのか、やりたいね、と言い出せばそこからコトが動くものというのか。

そういうわけで、今度の「沖縄の戦争展」の中心テーマとなる部分の背景、現状などを、関係者から直接解説していただける機会が得られることになりました。
詳細は今後また改めて。
「なんだかんだ」の部分も、書くことがあるかもしれないし、本番で出てくることもあるかもしれません。その辺は未定です。