あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は明日最終回で、今週は『戦争中の暮しの記録』のことが描かれているようですね。
私はテレビなし生活ですので、ドラマのことはネットでレビューを読んでかじっているという程度なので、ちゃんとわかっているわけではありませんが。

『戦争中の暮しの記録』は、市井の人から原稿を公募して出された証言記録にあたるもの。
どの家も戦争の中にあり、どの家の中にも戦争があった日々のことを、まだ記憶が新しいうちに集めたものが、現在も本当に「保存版」として売られているというすごいもの。
そして、この本を読んだ若者の感想文集も出され、さらにそれに戦争体験者が答えた特集もあったということで、ネットもない時代に双方向のやりとりがなされていたことに驚きます。

戦争体験の証言を伝え残す活動をする人たちにとって、これは、1つのお手本でしょう。
ここに、ネットも存在する現代の要素をどう取り入れていけるのか。取り入れないという選択肢もありますが、いずれにしても、進化形を考えてみるときなのかもしれません。
少なくとも、双方向ということは、この機会にもっと意識したほうがよいのだと思います。

花森安治と『暮らしの手帖』については、数年前にしょうけい館で行われた企画展で見たことがあります。
「ゲゲゲの女房」の関連展示は、タイミングが合わず見に行けませんでしたが、連続テレビ小説とつながる企画はけっこうあるものなのですね。いや、花森安治の展示の時は、これが連ドラになるとは思っていませんでしたけど。

あの大戦をふりかえる全国規模のきっかけがあるときというのは、本来チャンスなのでしょう。
保存の会も私も、まったくそんなことは考えていなかったのですが、それなりに影響あったのでしょうか。
これからもそういうチャンスはあるのでしょうか。
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中之島証言集会が終わって1ヶ月たちませんが、12月の展示のことに本腰入れないとまずい時期です。
そういう中ですが、中之島証言集会のまとめとその後の展開もやっていく必要はあり。

●一部登壇者の方々の取材
日比谷の場合もあったことですが、登壇者していただいたもののちゃんとした聞き取りがまだの方がいらっしゃいます。
できるだけ早いうちに、この方々の聞き取りを行いたいところです。収録会のようなものをやることも多少考えられます。
実のところ、これができないと、昨年のような登壇者の方々の個別紹介が書けないなあと思ってもいます。(それで、中之島本番の写真はまだデータをもらってきていません。)

●『戦場体験史料館つうしん』での報告
中之島証言集会開催を前に、珍しく号外を出していますが、公式のイベント開催報告はこれからです。
12月の展示のお知らせがどのくらい載るかは、この発行時期によります。

●第2部の全体紹介とパネリストの方々とのやりとり
第2部シンポジウムは、内容をほぼ全面的にテキスト化する予定となっているようです。
昨年のように『戦場体験史料館つうしん』に掲載する形になるのか、別の何かをつくるのかは未定です。
パネリストの方々に会場からの声を伝えて議論を深めていくというのも、少しずつ進めていくことになります。

事務局のほうは調整することが多すぎててんやわんやになっていると思いますので、年明けぐらいまでのスパンで見守っていただければと思います。
「えこだ沖縄映画祭2016」の告知を見ながら、ギャラリーが会場であることについてちょっと考えました。
もし、沖縄戦展を会場を借りてやるとすると、1日ン万円かかることになります。
でも、例えばギャラリーや公民館のほうから、戦争を伝えるイベントに合わせて沖縄戦展や百人展のパネルを使いたいという話が来たとすると、お互い無料で展示ができることになるのですよね。
これは、もっと証言パネルの存在が周知されるとよいということでしょうか。

今年は5月3日の東京での憲法集会で、「松村幸子さんの戦争展」の裏が沖縄戦展パネル貸出のアピールになっているチラシを配っていました。(大阪では沖縄戦展のチラシを配りました。)
どのくらい印象に残ったのでしょうね。
5月のチラシ配りの効果のほどはよくわかりませんでしたが、こういうアピールも、ときどきあってもいいのかもしれません。

無色をモットーとする保存の会なので、パネルも実はいろいろな方向の団体・個人に利用される可能性はあります。
その辺については、あまりにも全体像がわからないような形での貸し出しにならないように利用者と調整するか、といった話も多少しています。
しかし、まずは悩むぐらい需要があるということが先決なのかなと思います。
自分たちで主催して展示イベントをやることにはもちろん大きな意味があるのですが、もっと地域密着や個人どうしのグループレベルでのイベントに活用してもらえる機会が増えるとよさそうです。
とはいっても、原爆の写真や絵と同じぐらいになるというイメージはあんまりできませんけど。

結局は、当面は保存の会で、いろいろな展示のしかたを考えて実際にやってみせていくということになるでしょう。

それにしても、いつでも使える素材がけっこう大量にできあがっているということを考えると、史料館充実の3年間は成果があったのだなとも思います。
12月の展示を考えるときも、テーマがまとまらなかったら最後の手段は百人展+沖縄戦展、などと、やたら豪華な最後の手段発言が飛び出したりもしていましたので。
ネットがつながっている間に、役に立つ情報を収集、掲載しておきます。勝手に外部イベントのお知らせです。
(家のパソコンからネットができないと、こういうのが一番やりにくいです。というか、携帯からでは絶対無理。)

「えこだ沖縄映画祭2016」がすでに開催中です。
事前にチェックできず、すみません。
ギャラリー主導だからできる、9日間連続昼間も開催のイベント。
時間の許す限り、沖縄がテーマの映画にまみれてみられては?


えこだ沖縄映画祭2016
「わたしの沖縄 あなたの沖縄」


会期:9月24日(土)~10月2日(日)

会場:
9月24日(土)
◎武蔵大学江古田キャンパス1号館地下1002教室(予約不要 入場料1000円)
東京都練馬区豊玉上1-26-1

9月25日(日)~10月2日(日)
◎ギャラリー古藤(定員40名 予約者優先)
東京都練馬区栄町9-16

チケット:当日:1200円、大学生・高校生・ハンデのある方:800円、
3回綴り2700円、中学生以下無料
※『沖縄 第一部』『沖縄 第二部』は各1000円
※『イザイホウ』『ふじ学徒隊』は2作品で1000円

プログラム
◆9月24日(土)◆
14:00~『ひめゆり戦史 いま問う国家と教育』
15:00~『空白の戦史 沖縄住民虐殺35年』
※上記2作品は参考上映
15:30~トークイベント(ジャーナリスト=森口 豁氏、ジャーナリスト=永田浩三氏)

◆9月25日(日)◆
13:00~『ザ・思いやり』
14:30~トークライブ(『ザ・思いやり』=リラン・バクレー監督)
16:30~『オキナワの軌跡』
19:00~『誰も知らない基地のこと』

◆9月26日(月)◆
13:00~『人魚に会える日。』
15:00~トークライブ(『人魚に会える日。』制作スタッフ=仲宗根啓介氏と仲間たち)
17:00~『沖縄 第一部』
18:30~『沖縄 第二部』

◆9月27日(火)◆
13:00~『誰も知らない基地のこと』
14:30~トークライブ(SEALDs琉球=元山仁士郎氏)
16:30~『教えられなかった戦争』
19:00~『沖縄列島』

◆9月28日(水)◆
13:00~『ザ・思いやり』
15:30~『うりずんの雨』
19:00~『イザイホウ』
20:00~『ふじ学徒隊』

◆9月29日(木)◆
13:00~『人魚に会える日。』
14:30~『沖縄 第一部』
16:30~『沖縄 第二部』
19:00~トークライブ(『沖縄』出演女優=佐々木愛氏)

◆9月30日(金)◆
13:00~『オキナワの軌跡』
15:00~『誰も知らない基地のこと』
17:00~『教えられなかった戦争』
19:00~トークライブ(岩波書店『世界』元編集長=岡本厚氏)

◆10月1日(土)◆
13:00~『うりずんの雨』
16:00~『オキナワの軌跡』
18:00~『イザイホウ』
19:00~トークライブ(『イザイホウ』『ふじ学徒隊』=野村岳也監督 民俗学者=赤坂憲雄氏)

◆10月2日(日)◆
13:00~『うりずんの雨』
15:00~トークライブ(『うりずんの雨』=ジャン・ユンカーマン監督)
17:30~『沖縄列島』
19:30~『ザ・思いやり』

申し込みは↓へ電話かメールで

ギャラリー古藤
 電話:03-3948-5328
 メール: fwge7555@mb.infoweb.ne.jp
 HP:http://furuto.art.coocan.jp/
ネットのトラブルは、ウインドウズの妙なアップデートが勝手に行われて不具合が起きて、元に戻したのがきっかけで、どうやら世間一般で広く起こっている不具合の一端のようです。
設定をしなおすとつながることがあるのですが、一度電源を切ると元の木阿弥というかんじで、どうにも不便です。
本来は一度ゼロに戻してしまうのがいいのでしょうが、いろいろな蓄積がそれを躊躇させる状況です。

なんといいますか、パソコンやネット、電子データを使うものは、あっという間に復旧できるレベルでバックアップ態勢を整えておく必要がありそうだと、つくづく思います。
個人レベルだと、ブログを書き続けるハードルが上がるとか、調べものに困るとかいう問題が発生するぐらいですが(十分厄介ですが)、資料を蓄積している本体は相当用心が必要です。
保存の会の場合、IT関係は強いメンバーが仕切っているので、システム面ではある程度トラブル対策はとれる状況です。バックアップもとっていっています。
そういうところが基本だなあとしみじみ思います。

むろん、そういう技術的な面を管理する能力と、日々情報を発信する能力は別物で。
電子版史料館の充実も、様々な力を要するのであります。
便利ではありますが、なかなか大変な理の中でやっていかねばならない状況なのですね。
ちゃんと有用な情報を発信できる状況を取り戻さねば。
ということで、もうしばらく、あんまり役に立たない内容の頻度が上がりそうです。