FC2ブログ
あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
日比谷証言集会を受けての気づき、感想という内容ですが、とりあえず個人的つぶやきレベルで書きます。

日比谷証言集会をやるということで、登壇者を募集したところ、20名という人数には、わりとすんなり到達しました。
まだまだ公の場で証言できる方はだいぶいらっしゃるというのは、心強いことです。
ただ、大戦全体の姿を浮かび上がらせるということを考えると、正直偏りがありました。どうしても15年戦争も後半の方の体験が多くなってくるのです。
具体的には、日中戦争の前半や、勝ち戦だったころの辺りがあまりなく、特攻やシベリア抑留等が多めになるという傾向がありました。実は今回、同じ体験が被った場合、6年前の第3回にご登壇いただいた方や、「若い方」(といっても80代)数名に登壇をあきらめていただきました。
普段から一緒に活動されている方等は、立候補せずに様子を見てくださっていたようです。
残念ながら、そうした方々に活躍していただける場面を作ることがほとんどできませんでした。

大戦の前半を体験されている方々も、「一番伝えたい体験」となると、戦争後半のことや訓練のことになる場合があり、主催する側の思惑とはなかなか一致しないものでした。
「このエピソードも入れてほしい」というリクエストをして、原稿を直していただいた場合もあれば、そのままいくことになった場合もあります。
証言を聞くほうの方々にとっては、そういうことはまったくわからないわけですし、何にしろあまり聞く機会がないお話であり、心に響くお話であるわけなのですが、主催者としては、「戦争のあらゆる局面を」というところでこだわりたいものだったりするのです。
それを求道というべきなのか、それもまたエゴであるのか、もはやよくわかりませんが、大証言集会をやってみて、改めてそういうところに直面することになったのでした。

「百人展」の場合は、すでに亡くなった方も含めて、作戦や階級・立場の違いを考えてテーマに沿ってパネルを作ることがある程度可能です。
そこで切られてしまう体験の全体は、戦場体験史料館・電子版ですべてを見られるように、となるわけで、この形が出来上がれば、課題はある程度解消していくのかもしれません。
しかし、イベントをやると時間がなくなるし、そうしている間に聞き取りに行かなければ体験者の方にお話をいただく機会自体が失われるということで、なかなか難しいものです。
6年前の第3回のときには、キャラバンもパネル作成も始まる前でしたので、そういうものが日常的に展開している中に日比谷証言集会という大イベントが入り込むといういっぱいいっぱいの状況は初めての体験でした。
本当に「いや、大変だった」というのが正直なところですが、なんとかやれるというのも実証してしまったわけで、柔軟な発想でこれからを考えていきたいものだと思います。できる限り、全てを充実させていけるように。
日比谷証言集会の振り返りの会を行います。

【日時】10月4日(日)13:30~
【場所】戦場体験史料館

日比谷証言集会について、良かった点、悪かった点、気づいた点等振り返り、今後どうしていくかを考えます。
登壇者の方、来場者の方からの声も確認します。
会場にお越しの体験者の方の聞き取り等についても考えます。

このころには、お世話になった方々へのお礼も一通り終わり、新聞掲載等も出そろっていると思いますので、そういうところも確認し、報告できるところは報告したいと思います。

第2部のシンポジウムについては、あまり見られなかったスタッフがほとんどなので、収録したものを観るということも行う予定です。それがこの日になるのか、また別に日程を設けるのか、随時来て観るのかは、まだ確定していません。決まりましたら掲載しますが、関係者以外で見たい方への対応はまた別に考える方向です。
改めまして、「第4回 あの戦場体験を語り継ぐ集い」にご参加くださった皆様、応援してくださった皆様ありがとうございました。

現在、主催者公式ホームページ「戦場体験史料館・電子版」に「9・20日比谷公会堂集会 ご感想フォーム」が設けられています。
500人委員登録フォームと入れ替わった形となっています。
ご感想フォーム

1.第1部の戦場体験証言会へのご感想
2.第2部のシンポジウムの登壇者の先生方へのご感想、ご意見など
3.自分の体験談、ご家族・ご友人の体験談を残したい
4.戦場体験放映保存の会のボランティアに興味あり
5.体験者の方に戦場体験の講演をしてほしい(体験者の講師派遣のお問い合わせ)

といったメッセージがありましたら、ぜひ送ってください。
参加できなかった方も、思いを伝えていただければと思います。

個人情報については、ご本人からのお問い合わせへの返信、関心をお持ちの場合は今後のご案内ということにのみ使用させていただきます。
ただ、ご感想につきましては、会報『戦場体験史料館つうしん』に報告を掲載する際に内容を引用させていただく場合がありますので、不都合がある場合はその旨お知らせください。

もちろん、メール以外でのお便り、ご連絡もお待ちしています。

保存の会の活動は続きます。日比谷証言集会をステップにさらに発展させていく所存ですので、今後も応援お願いいたします。

住所 〒114-0023 東京都北区滝野川6-82-2 公益社団法人マスコミ世論研究所内
 電話 03-3916-2664(火木土日祝 10時~17時)
 ファックス 03-3916-2676
 e-mail senjyou@notnet.jp
第4回 あの戦場体験を語り継ぐ集いの写真特集です。
「1」となっていますが、私が撮ったのはこれだけです。準備が始まって以降は怒涛のように過ぎていき、写真撮るどころではなかったので。
記録写真を撮る係はいましたので、そちらから回って来ましたらまた掲載したいと思います。


朝一番の日比谷公会堂


開会前、登壇者控室

そういえば、スタッフみんなで写真を撮るという機会もありませんでした。
私が日比谷公会堂の中で写っている写真はたぶんありません。本当にステージ袖にいたという記録は残らないかもしれません。(笑)
日比谷証言集会、無事終了しました。
昨日はスタッフみんな、帰るなり撃沈していたと思います。私もそうでした。

登壇者の方々のリハーサルを終え、舞台上の最終調整等していた正午少し前、受付から「待っている人がいるので開けていいか」という連絡が。行列ができている?
「OK!」ということで、開場。
ガラガラだったらどうしよう?という不安をよそに、1500人前後の方々にお集まりいただきました。

登壇者の方々も、ほとんど席を立たれることなく、壇上にいらっしゃいました。
直前に体調を崩されてお2人ご欠席となってしまいましたが、20名の方にご登壇いただきました。(原稿をまとめた証言集には欠席されたお2人の原稿も掲載しています。)
それぞれの方は、大戦を生きぬかれたのはもちろん、戦後も苦労されたり、重要な仕事をされたりという人生のすべてを持って登壇されています。1500人を前に堂々と立たれている姿は圧巻でした。
ご家族がいらっしゃっている方も多かったですが、「うちのお父さん」「おじいちゃんおばあちゃん」が日比谷公会堂の壇上で堂々と語られているのを見るのは、感慨深かったのではないでしょうか。
お一人あたり4分という短い時間でしたが、あの大戦の中本当にあった様々な局面をご本人が語られるということから、必ず何かが伝わったはずです。

第2部のシンポジウムでも、パネリストの方それぞれ違った立場と考え方からお話をいただきましたが、保存の会のような活動の意義を示していただいたと思います。
それぞれ、戦争体験に限らず、多くの方からのインタビューを何時間も重ねてこられた方々ならではの視点、提言です。
ここ最近の状況についても、新たな視点で読み解かれる場面もありました。
戦争体験証言の集会なのに時折爆笑が起こるシンポジウムとなり、反応は様々だったようですが、それも含めて大変有意義な時間となりました。

実行委員長は、昨日反省会に向かうとき「今日は“反省”はしない。今日はとにかく、やってよかったと喜びたい」と言っていました。
日比谷証言集会を経てさあこれからどうする、ということになっていきますが、とにかく、やってよかった、これは間違いないと思います。

登壇者の方はじめ参加してくださった皆様、応援してくださったすべての皆様、ありがとうございました。