あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
2013年ももう間もなく終わります。
全国キャラバンの始まった2010年から、同じようにブログにご挨拶を書きながら大晦日を迎えています。(昨年は旅先でしたが。)
そのたびに、戦後○年の数字は増えていきます。
日本傷痍軍人会が解散したことは今年のニュースとして特筆すべきでしょう。

保存の会としては、今年は、キャラバン集中の3年間から、史料館充実の3年間に移った年でした。
「史料館・電子版」への掲載に弾みをつけるべく開催した「戦場体験・百人展RART2」は、思いもかけず「in大阪」へと展開しました。
この辺りは、キャラバンが「半年ぐらいで全国を回る」予定で始まったのが3年間+αに延びたのと通じるものがあるような気がします。
思い切って動いてみると必ず新しい展開がある、というのは、保存の会の特質なのだと言い切っていいのではないかと思います。

そういったかんじで、今年もたくさんの方に出会い、お世話になりました。
大変ありがとうございました。
来年も、新たな展開が予想され、お世話になる気満々です。(すみません!)
皆様、どうぞよいお年を。来年も元気にお会いしましょう。
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おととい開催された保存の会の忘年会、体験者の方がお帰りになる前に、その時点の参加者で一言自己紹介をしていきました。
最初に、映画の紹介等ある方々にアピールをしていただき、体験者の方々の番に。
人数が多いため「お名前と戦地のみで」ということで自己紹介いただきました。「体験を語っていただいていると年が明けてしまいますから」という一言は、とても冗談に聞こえませんでした。
それでも、ご自身の行軍の経路の地名を列挙されると、どんどん長くなっていきます。テーマ設定する場合は、「中国」「フィリピン」「シベリア抑留」等と一言でまとめますが、実際はそういうものではないわけで。体験者の方にとっては、「戦地」と言われた場合の定義そのものが様々なのかもしれません。
とても、この場以外ではありえない無茶なリクエストだったとも思います。

それぞれ2~3時間の証言ビデオ収録を行った方々ですが、それでも語りつくせない体験をお持ちです。
体験者の方が数名集まられる場では、「それは収録のときには聞いていない」というエピソードがでてくることがあります。
本当は、もっと直接お話をしていただける場があるとよいのだろうと思います。
保存の会の活動としては、まだ収録できていない方々の取材を優先することになりますが、こうやってお集まりくださる方々のお話を、今のうちにもっとたくさんの人に聞いてほしいとつくづく思うところです。
イベント等で無理なお願いをすることも多いのですが、何しろ直接お話を聞くなら保存の会のメンバーだけではもったいないのです。

保存の会は映画の共同制作に名を連ねていることもありますが、体験者の方の活躍の場をつくるという面でこれから「共同制作」の本領発揮ということになりそうです。
昨日の忘年会は40名ほどが新しく参加したり帰ったりという状況で深夜まで続きました。
一通り落ち着いて少人数でくつろいでいるときに、最近ハワイに行ったメンバーから、真珠湾のアリゾナ記念館での話を聞きました。

ミズーリの艦砲射撃は射程30kmあまりを90秒で飛んでいくという話や、砲身は2門でジャンボジェット1機分の重さがあるのに、一瞬にして180度向きを変えることができるという話に驚いたと言っていました。
実際展示してある兵器を見るのも、追体験としては強烈な印象があるようです。
降伏調印のときの話など、1000人ほどの乗員がつめかける中を歩くプレッシャーで、日本の代表が調印台まで歩くのにとても時間がかかったという説明があったそうで、聞いている全員が想像して納得しました。
観光で真珠湾を訪れる日本人はほとんどいないようです。一方、ハワイで休暇を過ごす米兵をはじめアメリカ人は家族連れが多いらしく、自国の歴史というものに対する感覚の違いも感じられたということでした。

これも、「かつての戦場の今」ですが、米軍施設内ですので、現在の戦場へ続く場所でもあります。
また、かつて戦った相手国の戦争の記録に触れる体験でもあったでしょう。
「外地」の「戦場」というのは、むしろ相手国の側の歴史の舞台にあたるのだということに思い当たったひと時でもありました。

戦場体験放映保存の会2013年忘年会を開催しました。
最年長97歳を筆頭に、体験者の方11名。初めて参加いただいた体験者の方も。
そして、映画監督3名。
写真家の方画家の方イスラエルからの留学生と、多彩な経歴の皆さんにお集まりいただきました。

今年の百人展の報告と併せ、新たな展開の話もあり、来年への期待も高まります。
その辺りはまたおいおい。

充実した一年は締めも充実しておりました。
皆様、今年も一年ありがとうございました。
戦場体験放映保存の会忘年会、いよいよ明日となりました。

戦場体験放映保存の会2013年忘年会

日時:12月28日(土)15:00~20:00ごろ
  ※体験者の方がいらっしゃるのは15:00~18:00ごろの見込み
会場:戦場体験史料館
会費:1000円

参加される皆様、申し込みはお済みでしょうか?
23日(月・祝)で一応締め切りとなっています。申し込んでいなかったけれども参加をご希望の方は、保存の会事務局にご相談ください。

体験者の方々、保存の会ボランティアメンバー、お世話になっている方々による、「1年間お疲れ様でした」の会です。
今回は、展示イベントで説明員となってくださっていた体験者の方々への「百人展in大阪」の報告も兼ねています。また、今後の展示の展開等についても、ご意見をいただくことになると思います。

参加される皆様、明日は大いに楽しみましょう。
忘れずに来年に生かすことの方が多い気がしますが、明日は楽しくいきましょう。