あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
「百人展PART2」と、その後の展開の中でいっぱいいっぱいになり、いつのまにか祖母の命日を過ぎていました。
イベント1週間前に一周忌で帰省した後だったのでいっそうそうだったということもありますが。今年はどうもそういう傾向にあるようでいかんと思うところです。

さて、先日、ちょっと「なぜ祖父に戦争の話を聞いていなかったのか」ということについて改めて考えることがありました。
それで思い当たったことの1つに、身内だと、いつでも聞けるような気がしてしまう、ということがあります。
あんまり考えたくないというのもあると思いますが、家族が元気なときは、いつか死ぬということは普段あまり考えないもので。倒れてから「あっ」と気づいても遅いのですよね。
私が関東に出て来てから、今現在戦場に行っているような方々の講演には何度か行きました。ジャーナリストであったり、戦場カメラマンであったり、傭兵であったり。
そういう人たちが戦場で命を落とすかもしれないというリアリティに比べて、自分の祖父は大丈夫という感覚だったのです。

保存の会の活動に参加するようになったのは、その祖父が亡くなった直後の、後悔の極みの時期でした。
遺された時間は少ない、ということを強く実感しました。それから、もう5年が経ち、去年祖母が亡くなり、今年は母方の祖母が亡くなり、祖父母はいなくなりました。祖母たちは、晩年は家族のことも忘れがちになっていましたが、ここまで長く生きていてくれたことは、とても幸運だったのだと思います。戦争の時代よりずっと長く、同じ時代を一緒にすごすことができたということも。
ただ、その中で忘れていた(と言っていいのか)ことがあった、というのもまた事実だったのです。

だから、改めて呼びかけ、というのか、そういうことを。
それぞれ、ご家族のお話を聴くことをお勧めします。
そして、できるなら、戦場体験者の方には、もっと広く、祖父母の話を聞いたことのないたくさんの「孫たち」にお話をしていただきたいのです。
今、同じ時代を生きている間に。
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お世話になっているわだつみ会からイベント案内チラシが届きましたので、宣伝します。

「学徒出陣」70年記念●2013年
不戦へつなぐ 講演と映画・戦没学生遺稿遺品展

8月12日(月)~14日(水)
ところ:江戸東京博物館ホール(1階)

◎戦没学生遺稿展(わだつみのこえ記念館特別展示)
12日:13:30~18:00
13日:10:00~20:00
14日:10:00~17:30
ホールロビー入場自由

●8月12日(月)
13:30~13:40 オープニングメッセージ 不戦へつなぐ―「学徒出陣」から70年
13:50~14:10 ニュース映画『学徒出陣』1943年 文部省制作
14:10~16:20 新作『きけ、わだつみの声』カラー(監督:出目昌伸)1995年 東映
        資料代:300円
16:30~17:40 『映画 日本国憲法-世界から見たわたしたちの憲法-』カラー(監督:ジャン・ユンカーマン)2005年 シグロ
        鑑賞券:800円

●8月13日(火)
10:30~11:50 『はだしのゲンが見たヒロシマ』 2011年 シグロ
        鑑賞券:一般500円、小中学生100円、親子券500円
14:30~16:30 ・朗読(中央区新婦人朗読の会)
        「きけわだつみのこえ」より「父の列車」「ともしび」
        ・コーラス(中央区新婦人エーデルワイス)
        「ダニーボーイ」「赤いサラファン」「原爆許すまじ」「花は咲く」ほか
        ・独唱(今村肇・バリトン)
        「オーソレミオ」「命どぅ宝」「人間のうた」
18:00~20:00 講演「転機に立つ日本―沖縄から見た安倍政権」
        講師 新崎盛暉氏(沖縄大学名誉教授)
        参加費:一般1000円、70歳以上800円、学生700円

●8月14日(水)
10:30~10:40 『学徒出陣』 1943年 文部省制作
10:50~13:00 旧作『きけ、わだつみの声』 モノクロ(監督:関川英雄)1950年・東映
        資料代:300円
14:00~16:00 講演「『終わらざる夏』をめぐって」
        講師 浅田次郎氏(作家、日本ペンクラブ会長)
        参加費:一般1000円、70歳以上800円、学生700円

共催:日本戦没学生記念会(わだつみ会)・わだつみのこえ記念館
連絡先
〒113-0033 文京区本郷5-29-13赤門アビタシオン1階
TEL/FAX:03-3815-8071
http://www.wadatsumikai.org/
「百人展PART2」に来てくださっていた方からご案内をいただき、こしがや絵本館に行きました。
ちょうど「百人展PART2」の後7月いっぱいまで、「平和を伝える絵本展」開催ということなので、保存の会メンバー2名で見に行ったわけです。

フリースペースとして、小さな展示会やお話し会等行われるところとのことです。
常時図書館のように置いてある本の中から、戦争と平和に関するものをピックアップして並べてある形でした。「絵本展」といいつつも、子ども向けにとどまらず、一般の書籍も並んでいます。
そして、絵本館経営者の方のお義父様にあたる方がお持ちだった戦時~戦争直後の資料も並んでいました。軍で使用されていた水筒等や手帳類の他、終戦時の新聞記事、終戦直後の憲法改正にむけての調査記録等、「こんなのもあったんだ?」という珍しいものがあり、2人してドキドキ。

ひとしきり見た後は、お茶をいただきながら(喫茶スペースともなっており、手作りのケーキ等もあります)絵本館についてお話を伺いました。
だいたい2週間単位でスペースを貸し出し、いろいろな展示が開催されるそうで、アルバムを見せていただきましたが、壁に展示されたものによってだいぶ雰囲気が変わるようです。
今回の「平和を伝える絵本展」は、毎年この時期に行われており、今年は併せて、沖縄音楽とトークのイベントも行われたとのこと。「講演会」とかしこまらずに気軽に参加できるよう考えられているようで、子どもから年配の方まで誰でも集まれる場というかんじがよくわかりました。

日曜日と水曜日が休館とのことです。「平和を伝える絵本展」は明日30日(火)までとなります。
ギリギリですが、お時間合われる方は、行ってみられてはいかがでしょう?

こしがや絵本館
埼玉県越谷市赤山町1-42-9(東部伊勢崎線「越谷駅」西口徒歩3分)
電話:048-966-1002
開館:月・火・木・金・土 11:00~18:00
http://www.geocities.jp/koshigayaehonkan/
今日は午後から「百人展PART2」の振り返りの会を行いました。
説明員をしてくださった体験者の方々4名と展示スタッフが参加。
それぞれ振り返って感想等を話した後、課題を考えつつ、今後の展開について意見交換。

幅広い層のお客さんに来ていただけて、じっくり証言に耳を傾けていただけたことは成功だったというのは、全員共通の感想でした。
その一方で、文字として展示されている証言を読んでもらうにはどうすればいいだろうかというのが課題として挙がりました。

そして、今後の展開として、今年もう一回?というのもだいぶ現実的になったようです。
その点はもう少しはっきりしたらお知らせしたいと思います。

話し合いを終えて、お疲れ様でしたということで軽く乾杯。
皆様お疲れ様でした。
終わったと同時に何か始まりつつあるようなかんじもありますが、無理のない範囲でまたよろしくお願いいたします。
明日の「百人展PART2」振り返りの会議は、午前中から会場を使用する用事が入ったため、30分後ろにずれることになりました。

変更後:
7月28日(日)14:00~
戦場体験史料館にて

参加の方は、30分前行動とかでなく、わりとゆっくりめに来ていただければと思います。