あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
夏も終わりが近づいていますが、「青春18切符 列島縦断 聞き取りの旅」は、夏休みいっぱいギリギリまで続ける覚悟のようです。

戦場体験放映保存の会最年少メンバーは、今日と明日、静岡県長泉町で聞き取りを行います。
先の関西キャラバン第2弾への往路で長泉町に立ち寄ってご協力をお願いしたところ、体験者の方を紹介していただけることになり、速やかにお邪魔することになったというわけです。
今のところ、2名の体験者の方が決まっています。各日1名の方の聞き取りなので、鈍行列車日帰りで通う予定です。が、もし広がりがあるようなら、そのまま滞在し、腰を据えてその辺りの方々の聞き取りをがっつりやってくる、という方向のようです。

今のところの日程です。

訪問地:静岡県長泉町

◆◆8月31日(水)◆◆

13:30~体験者の方のお宅にお邪魔しての取材。
体験者の方
◎満州通信兵。シベリア抑留。

◆◆9月1日(木)◆◆

13:30~体験者の方のお宅にお邪魔しての取材。
体験者の方
◎陸軍衛生兵。

この夏のキャラバンの最後の旅になると思われます。
皆様、よろしくお願いいたします。
スポンサーサイト
8月27日(土)の福島キャラバンの様子が、一緒に行ったもう一人のメンバーにより、メーリングリストに流れていましたので、転載します。
どうもブログを書いていると、メーリングリストに流すということを忘れがちになります。
ブログの方でも当日簡単に報告していますが、同じ旅の報告も書く人が違えば雰囲気が変わるものです。同じ戦場でもほんの数cmが運命を分けるというのとはだいぶ重みが違いますが、同じ部隊の方のお話を複数伺うことでその戦地の全体がより明らかに浮かび上がる、というのを想像していただければと思います。

◆◆◆

棚倉は新幹線の新白河からバスで40分、少し雨に煙った車窓は、しばしば屋根にブルーシートがかかっている事を除けば一面に実り間近の田園が広がっている穏やかな風景です。

体験者の紹介と送り迎えを繰り返してくださった衣山さんは、朝5時からソフトボールの試合をしてきたというのですが、「こちらのご出身ですか」と伺ったら「フィリピンです、敗戦時小学校5年生でした」逆算してかなり驚きました。
ご出身も理由なのか、長く地元でお茶を飲みに上がっては体験を聞いてこられたそうですが、かなり珍しいお話を
あの人もこの人も亡くなったと数えながら、でも音声の記録はお持ちとの事でした。

昨日午前は吉田義信さん。
ソ連侵攻時、大人数の朝鮮北部出身の兵隊を連れていたため列車に乗せて貰えず、牡丹江の原隊追及が遅れたのが命を救いました。
その後の沿海部での抑留体験もひょうひょうとした語り口で話してくださいました。

午後は大野正男さん。
ニューギニア・マノクワリの飛行場設営隊は、飛行場工事のため食糧確保の畑造りが出遅れた事が600名中約500名の死を招きました。
糧末倉庫の衛兵が殺されたり、隣の部隊の食糧を盗もうとした兵隊が撃たれたりで部隊長も更迭になった状況を、何度も涙を溜めながら話してくださいました。
昨日8月28日(日)、福島キャラバン第2班は、前日白河市内に泊まった1名と、急遽応援に駆けつけた2名の計3名体制で、福島市での収録会に臨んでいました。
結局、11名の体験者の方にお集まりいただき、3名体制でも簡単な聞き取りがやっとだったため、後日改めて個別にお話を伺うことになりました。
そういうわけで、昨日のうちに、全員帰ってきました。

週末を利用した2日間の短い日程でしたが、現地の皆様がたにご協力いただき、充実した旅と内容となりました。ありがとうございました。

「百人展」を成功させたら、できるだけ早く、もう一度伺いたいと思います。

福島キャラバン8月28日(日)、白河市表郷で聞き取りを行った1班は、先ほど2名の方の取材を終えて帰路に着きました。
6月の「表郷戦争回顧展」でお会いした方々との再会でもありました。戦争展の実行委員緑川さんにご案内いただき、細い道を通ると、ビニールシートをかけた家も目立ちました。

しかし、緑川さんも体験者の方も、震災はもちろん大変だけど、戦争を語り継ぐことも続けることが大切、とおっしゃいます。
昨日は復興イベントをやったばかりだそうですが、今日は夕方から戦争映画の上映イベントが開催されているとか。
地道な活動に頭が下がります。

午前中は、戦争後半の中国での体験。
両脚を弾丸が貫通し、野戦病院に入られた様子等を、立ってホワイトボードに板書しながら、身振り手振りを交えて話されました。小学校の授業にも入られているそうです。

お昼は今日も地元のおいしいラーメン屋さんへ。
チャーシュー2枚入った食べごたえのあるラーメンでした。

午後は、日中戦争初期の体験とその後の兵事係の体験。戦争を支えたしくみの一部が見えるお話でした。

また改めて、証言概要を書きます。

表郷の体験者の皆様、ありがとうございました。
福島キャラバンの8月28日(日)の日程です。


●1班
訪問地:白河市(表郷)
午前
9:30頃~体験者の方のお宅にお邪魔しての取材。
体験者の方:中国
午後
12:30頃~体験者の方のお宅にお邪魔しての取材。
体験者の方:中国

●2班
訪問地:福島市
午後
13:00頃~収録会
体験者の方が10名ほどいらっしゃることになっています。


1班は、6月にお邪魔した戦争展の実行委員会の方と、白河市表郷での聞き取りです。
2班は、東京の体験者の方の紹介で連絡をとった方が、戦友10名ほどを集めてくださるとのことで、今日だけ2人のメンバーが関東から応援に入り、3人体制で臨みます。体験者の方は、「海の人も陸の人もいる」とおっしゃっているそうで、どんな戦地の方か行ってからのお楽しみというかんじです。

皆様よろしくお願いいたします。