あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
信州・北陸チーム、いまだに本隊からの連絡が入りません。便りのないのはよい便り、なのかどうか、少々心配になってきます。後方支援部隊というのはそういうものなのでありましょうか。
昨日(30日)帰還した別働隊から任務終了報告が届きましたので、そちらを紹介します。

JR小海線(長野) 千曲川(長野)

左:JR小海線
右:千曲川

8月30日(月)、体験者の方がお2人で待っていてくださるということで、佐久市へ向かいます。
午後からの聞き取りに向けて、ちょっと早めに出発。JR小海線臼田駅に降り立ち、千曲川の見える農協で待ち合わせ。緑豊かな場所ですが、まだまだ猛暑です。
体験者の方のお宅にお邪魔したところ、一緒にいらっしゃる予定だった方はご家族の急病でお出かけになってしまったとのこと。お一人からお話を伺うことになりました。
ご家族からは中国と伺っていましたが、満州の体験者の方でした。こういう違いにはよく出会います。体験者の方のご子息の年代になると、「満州」になじみがない方も多くなるものかもしれません。
ご紹介くださったご家族の方も同席され、最初から最後までお話を聞いていらっしゃいました。「ときどき戦時のお話を聞くことはあっても、こうしてまとまって聞いたのは初めて」とのことでした。
ソ連との戦闘中、戦車特攻を命じられるも、たまたま戦車に遭わなかったため助かったというお話。部隊の中で、「信州の山猿は強かった」と言われていたそうです。
長野では恒例であるのか、自家製のお漬物をいただきました。お土産にはたくさんのプルーン。

実りの多かった3日間の旅を終え、長野を後にし、夜無事に東京に帰還。
お疲れさまでした。
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8月31日(火)の信州・北陸チームの日程です。

8月31日(火)
取材場所:長野県長野市(松代町)
9:30~松代収録会2日目
体験者の方
◎86歳シベリア体験者3名

収録会はどなたでもご参加いただけます。松代荘までお越しください。
全国キャラバン隊は、西東北チームを除いて通信可能なパソコンを持って出かけているのですが、信州・北陸チームから保存の会メーリングリストへのリアルタイム投稿がなく、後方支援部隊としてはなかなかどきどきする状況でした。
どうやら、白馬村では電波が届かないらしいのです。そういうわけで、詳しい報告や証言の概要は、電波の届く場所に行ってから、となります。
別働隊3班からの連絡を頼りに、8月29日(日)の様子をお伝えします。

◆◆◆

8月29日(日)、信州・北陸チームは、(株)ユニモトと協力しての「戦後65周年記念特別企画」をメインに、3組に分かれて長野県内各地での活動となりました。
それぞれ、宿泊地長野市から出発です。

1班Nさんは、長野テレビの方(偉い方なのだそうです)の車に乗せていただき、白馬村へ。
東京から列車で出発した、「ツアー」の一行も白馬駅に到着。一行は、イベントの講師を務めていただく体験者の方2名(安田さん、猪熊さん)、引率係となった保存会ボランティア2名、中野のイベントで参加を希望してくださった方1名。
さらに、神奈川のイベントで講師を務めていただいた体験者の方佐藤さんも、自家用車を運転して来てくださいました。
この日、白馬村ではいくつかのイベントが重なっていたようですが、お客さんの入りもまずまず。
首都圏から旅をしてお話されるのは、体験者の方にとっても新鮮だったのではないでしょうか。
また、このようにイベントでお話しくださるのをご覧になった現地の体験者の方の中から、話をしたいという方が出てこられることもあるかもしれません。

2班は、前日から引き続きレンタカーで、駅からは遠い長野市内での聞き取りです。
午前9:30ごろに体験者の方のご自宅にお邪魔すると、そこは築180年という藁ぶき屋根の古民家。なんとも風情のあるたたずまいに、わくわくしながらの聞き取り。
トラック島の体験を伺いました。
お話はもちろん興味深かったのですが、体験者の方におうちを案内していただくのがまた楽しくて、すっかり長居をしてしまったとのこと。
慌てて午後の体験者の方のところにお邪魔すると、身内の方に不幸があり急きょ出かけなければならなくなったとのことで、こちらの聞き取りは中止となりました。
2班の予定はここで終了、東京へ戻ります。お疲れさまでした。

3班は、上田市での聞き取りです。
お一人目の方の聞き取りには、長野テレビの取材が入ったため、縁側で収録となりました。奥様がとても気を使っていらっしゃったということです。
満州からシベリア抑留のお話でしたが、シベリアに送られていく列車の中でこっくりさんがはやった!?という仰天エピソードも飛び出しました。
それから、白馬村へ向かうテレビクルーに別れを告げて、タクシーで次の体験者の方のご自宅へ。
北京の軍属の方で、共産党軍の捕虜になったお話等を伺いました。
奥様お手製の佃煮等をごちそうになり、体験者の方に最寄駅まで送っていただきました。

各班とも、お元気な体験者の方に感嘆する一日でした。
全国キャラバン隊信州・北陸チーム、8月30日(月)の日程です。
2組で動きます。

8月30日(月)

●1班
取材場所:長野県長野市(松代町)
13:30~松代収録会1日目
収録会会場:国民宿舎松代荘
体験者の方
◎海軍、武蔵乗船、レイテ作戦に出動、フィリピン海峡で撃沈、7時間漂流
◎航空兵、柏入隊102兵団、10月ナホトカに集結、朝鮮空港勤務、ウクライナへ
◎衛生兵、近衛師団、トラック島で2年間生活

●2班
取材場所:長野県佐久市
体験者の方のご自宅での個別取材
体験者の方
◎中国の体験者の方2名

8月29日(日)の白馬村イベントに参加された体験者の方は、メンバー数名と一緒に東京へ。

収録会はどなたでもご参加いただけます。会場の松代荘までお越しください。
8月28日(土)の信州・北陸チームの様子です。

午前中より、長野新幹線にて、長野県入り。佐久平駅へ。
佐久平駅に集合したのは、保存の会ボランティアメンバー3名、元兵士の方1名、ボランティア希望の方2名。キャラバン隊の旅始まって以来の大所帯に。大所帯、というより、このくらいの方が「キャラバン隊」というかんじです。
ボランティア希望は、地元のSさん、長野でインターン中の大学生Oさん。聞き取りには今回初参加です。
ここから3組に分かれます。

1班、保存会Sさんと学生Oさんは駅レンタカーで出発。Sさんは5年ぶりの運転ということで、おっかなびっくりの道程だった模様。
体験者の方のご自宅へ。こちらに、義勇軍時代からのお仲間の方もいらっしゃって、ご自宅での「収録会」です。
スイカやお漬物でなごみながらの聞き取りでした。

2班は、リーダーNさん、体験者の方藤原さんが、地元のSさんの車で佐久創造館へ。
シベリア抑留体験者の方、トラック島の体験者の方にお話を伺いました。
長野テレビと信濃毎日の取材も入り、こちらは本格的な公開収録会となりました。

3班は、体験者の方ご自身が車でお出迎え。車のフロントには、達筆で、「戦場体験放映保存の会T様」との張り紙が!地域への宣伝もばっちり行いつつ、ご自宅へお邪魔します。
満州警察のお話、シベリアのお話を伺いました。
満州時代にご結婚された奥様お手製のお漬物をいただきながらの取材。一時旦那様と離れ離れになり満州から引き揚げてこられた奥様のお話も少し伺うことができました。
帰りも、体験者の方の運転で佐久創造館へ。

再び佐久平駅に集合。東京から日帰りの予定だった体験者の藤原さんを見送った後、1班のレンタカーで長野市へ。
イタリアンを囲みながら、これからの長旅を思う一行。
こうして信州・北陸チームの初日の夜は更けていくのでありました。