あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
ゴールデンウイーク前半。昨日から始まった全国キャラバンホットラインは、まずまずのスタートでした。
4月29日は中国中南部の日。
当番を買って出てくださった体験者藤原さんは、蒋介石の屋敷のお話など、聞き取りでは出なかったエピソードも披露されていました。
初期に聞き取りをさせていただいた方が、約3年ぶりに訪ねて来てくださったり、先日の収録会で聞き取りをさせていただいたメナド・サイパンの体験者の方も来てくださったり、はじめは「元兵士の方に囲まれる」状態。そこへ、中国の軍隊にいらっしゃったお父様の体験記を書かれているという方、史料館に興味をお持ちの方が来てくださり、お話もはずんでいました。
北海道新聞(28日の夕刊)に、キャラバン隊の告知記事が載ったということで、北海道の方からのご連絡も数件あり、具体的な取材の日取りが一部決まりました。

夕方になると、ボランティアの面々も顔を出し、キャラバンの各チームの進行状況報告も行われました。
現在のところ、北海道チームと北陸・信州が、やや進行が早いようです。
連休明けには、どのチームについても、だいたいの日程を決める方向で動いています。

5月に入ると、大型連休です。ホットラインも本番。
いっそう盛り上げていきましょう。
戦場体験者の方、体験者の方のご家族・お知り合いの方、ボランティア希望の方、皆様ご連絡、ご来館をお待ちしております。
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今日の体験者の方

◎藤原重人さん(1924(大正13)年生)
 
陸軍、歩兵、27師団支那駐屯歩兵第3連隊、131師団独立歩兵596大隊。
1944(昭和19)年9月1日現役入営、27師団支那駐屯歩兵第3連隊、南支派遣。
10月~3ヶ月、九江で初年兵教育。
1945(昭和20)年1月原隊追及、後方に共産党軍による開放地区が出来たため追及の方針が変更。
4月20日、131師団独立歩兵596大隊転属。楽昌の守備隊で一ヶ月半、再び退却(北上)をはじめ10日ほどで敗戦。全行程約3千キロを行軍。
1946(昭和21)年3月21日復員。
いよいよ明日から、全国キャラバンホットラインが始まります。
4月29日(木・祝)~5月9日(日)の期間、毎日、元兵士の方からのご連絡をお待ちします。
期間中の土日祝には、日替わりで元兵士の方がいらっしゃいます。元兵士の方を囲む(もしくは、元兵士の方に囲まれる?)、春の史料館祭りです。

来てくださる戦場体験者の方の軍歴を、その日付のページに表示していきます。
ここがまとめのページになりますので、ご利用ください。

4月29日(木・祝):中国(中南部)
4月30日(金):全般
5月1日(土):飛行兵・東南アジア
5月2日(日):ビルマ
5月3日(月・祝):遺族(ニューギニア)
5月4日(火・祝):フィリピン
5月5日(水・祝):シベリア抑留
5月6日(木):全般
5月7日(金):全般
5月8日(土):海軍
5月9日(日):中国(北部)

体験者の方が、史料館に来訪される方とお話されつつ、遠方の体験者の方のお電話を待ってくださいます。
もちろん、体験を聞いてみたいという方、ボランティア希望の方もお待ちしています。キャラバン隊に参加してみたい方、ぜひどうぞ。

65年前の私たちの戦場体験を放映保存する
元兵士の連絡所
電話 03-3916-2664
FAX 03-3916-2676
e-Mail senjyou@notnet.jp
住所 〒114-0023 東京都北区滝野川6-82-2
    戦場体験史料館内・元兵士の連絡所
軍歴表(ハガキバージョン)

保存の会の活動の話にしろ、全国キャラバンの話にしろ、「軍歴表」という言葉がしばしば登場します。
↑のものは、全国キャラバン隊リーフレット第1弾の下3分の1についているものです。ハガキの形になっているので、ふだん使うものよりだいぶコンパクトですが、内容はほぼ同じです。(ふだんはA4版のものを使用します)
資料館やイベント会場に体験者の方がいらっしゃったとき、体験者の方を紹介していただいたとき、などに記入をお願いしています。郵送やFAXでのやり取りも多いです。

基本的には、初めて兵隊として服役されてから最後に兵役を終えて復員されるまでの、兵士としての歩みを書いていただきます。
体験者の方によって、エピソードを交えてたくさん書かれる方、最低限のことだけ書かれる方、様々です。

これをもとに、聞き取りのための下調べをします。地図や参考文献を用意することもあります。
聞き取り本番も、これを見ながら、年代を確認します。地名の表記などもわかると、よりお話もわかりやすくなります。
そのため、聞き取り当日までにこれが届いていないと、けっこう焦ります。なくてももちろんお話は伺うわけですが・・・。その場合は、可能ならばカメラをセッティングしている間に書いていただきます。どうしても時間がなければ、後で書いて送っていただくことになります。
最終的に、DVDになったときも、検索のためのキーワードをつけるのに使いますので、「軍歴表」には、ずっとお世話になりっぱなしです。

戦場体験放映保存の会の公式ブログに、ふだん使っている軍歴表のPDFファイルがあります。
体験者の方をご紹介くださる場合など、そちらもご利用ください。

軍歴表ダウンロードはこちら。
戦場体験史料館玄関先

「戦場体験史料館」という堅い名前ですが、道案内でもご覧の通り、外観はこんなかんじです。
どう見てもふつうの民家。
初めていらっしゃる方は、たいていびっくりされます。

でも、史料館なのです。
向かって左手に見えるチャイムを押してみましょう。黒板がかかっているときは、誰かしら出てくるはずです。
まあどうぞどうぞ、ということで、中へ。

史料館の中

中も、やっぱり一般家庭のリビングのようなかんじです。
一般家庭にしては本が多めかな・・・という印象。この本が、多いだけではなく、濃いのです。
体験者の方ご自身による手記を中心に、戦地ごとに並べられています。その他、これ1冊あればどの部隊の動きもほぼわかる、という事典のような本もあります。
この部屋以外にも、本が潜んでいます。至る所、戸棚を開けると本が・・・という状態です。
亡くなった体験者の方の蔵書をいただくこともあります。

調べ物の際は、あらかじめお電話で、「こんな資料を探しているんだけど」とお問い合わせいただくと、事務局員がみつくろって何冊か出しておけるので便利です。お探しのものがありそうかどうかも、だいたいわかると思います。
ただ、日によって本のことに詳しくないメンバーが事務所当番に入っていることもありますので、その場合はご容赦ください。日を改めてまたお問い合わせいただければ幸いです。

なお、毎月第3日曜日の定期収録会も、ここが会場です。写真の一番奥の席に体験者の方、長いテーブルを挟んでビデオカメラ、という配置になります。聞き取り担当は、カメラに映りこまない位置、だいたい体験者の方の斜め前あたりに座ります。
お話を聞きに来る人が10人ぐらい集まってみっしり、ということもしばしば起こります。第3日曜日の午後は、調べ物をするのは難しいかもしれません。

いずれにしろ、史料館にお越しの際は、あらかじめお電話いただく方がよいと思われます。

戦場体験史料館
電話 03-3916-2664
住所 〒114-0023 東京都北区滝野川6-82-2