あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
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65年前の私たちの戦場体験を放映保存する
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戦場体験史料館までの道順
「戦場体験者と出会える茶話会」福岡開催の日程と場所が決まりました。
一連の東京大空襲関連の催しに行ったメンバーもいれば、その裏側で会場確保に福岡に向かったメンバーもおりまして。
きっちり半年前に受付をしなければならないという会場のため、競争率はそうでもなかったのでしょうか。

「戦場体験者と出会える茶話会」福岡
日程:9月9日(土)、10日(日) 
場所:ふくふくプラザ(福岡市市民福祉プラザ)

もちろん入場無料です。

前日8日(金)に準備して、2日間朝から夕方まで、という日程になっています。
九州でのイベント開催は初で、どちらかというとこれから新しいつながりをつくっていけたら、というかんじです。
九州全域から体験者の方にもお客さんにもお越しいただきたいと思っています。

よろしくお願いいたします。
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事後ですが、「戦場体験者と出会える茶話会(カフェ)」の当日配布物に書かれた開催趣旨の文面を紹介します。
今後茶話会イベントをやる際も、思いはそのままのはずですので。

◆◆◆

 過去の歴史を知ることは、人が自らの生き方を考えるうえで根幹をなす問題です。戦場体験放映保存の会では、断片的ではあっても多様で切実な、体験者の生の声を共有することによって、あの時代を考えてゆきたいと願って活動してきました。
 今回の企画は、家庭内やご近所コミュニティにおいて身近な人の戦争体験を知ることの重要性をひろく訴え、その実践を手助けすることを目的として開催します。
 身近な人が語る一片の体験談は、後世の人間の創造をはるかに超えて、戦争とは何かを私たちに率直に伝えるものであるという実感があります。また戦争体験の継承は、お話の内容はもちろんですが、そこでの人と人との交わりが一体となり育まれるものです。
 しかし多くの方にとっては、いきなり戦争の話を聞きにくいと思ったり、あるいは既に身内の方がお亡くなりになっていたりすることもあると思います。身内の戦争体験を調べるにもその方法が分からない方も多いでしょう。
 そこで本年のしめくくりに、体験者と語り合える場をつくるため、この企画を立ち上げました。保存の会には、自分の体験談を若い人に伝えたいと強く願う体験者がまだまだたくさんいます。また身内の戦争体験を調べるための調査方法のアドバイスができるボランティアもおります。我が家・我が町の戦争の記憶に興味をもつきっかけになればと願っています。
今回の「戦場体験キャラバン展」の構成を書いておきます。
今後、これをベースに展示セットを組むことになるかもしれません。
「新規」は、書籍『戦場体験キャラバン』には掲載されていない方。タイトルは特にないのですが、掲載されている方と同様、ここでは戦地などを書いておきます。
こうしてみると、本から入れ替えもありましたね。
証言パネルの下に、旅の様子がときどき入っていました。
写真コーナーについては、提供された方のお名前を私が控えていなかったので、わかったら追記します。

●プロローグ:戦場体験キャラバンといこう
●戦場体験キャラバンの歩み(これまでの全国キャラバンの年譜)
●証言パネル
❖1日目 勝ち戦の話を聞く
 中国 日中戦争初期―山崎良雄さん
 ハワイ 真珠湾攻撃のパイロット―城武夫さん
 タイ国境突破、マレー侵攻、シンガポール攻略―赤池光夫さん(新規)
 インドネシア 落下傘降下、空の神兵―城正行さん
❖2日目 戦局の変わり目の話を聞く
 ノモンハン事件―山中禮三さん(新規)
 ミッドウエー海戦 空母「赤城」沈没― 須藤文彦さん
 ガダルカナル島・一木支隊―大国 孟彦さん(新規)
 南太平洋 輸送船の沈没2 回―斎藤元雄さん
❖3日目 中国の戦場の話を聞く
 行軍と警備―飯塚清さん
 華南・昭和19年~、山砲での戦闘―山岸丈吉さん(新規)
 中国人苦力―佐藤貞さん(新規)
 慰安所の風呂を作る―児玉利彦さん
 初年兵の扱い(中国)―井ノ口金一郎さん(本とは別のテーマ)
❖4日目 南方の戦場の話を聞く
 ビルマ インパール作戦―増茂武三郎さん
 ニューギニア ジャングルと飢餓―遠藤勝太郎さん
 ニューブリテン島―石川操さん、武村さん(新規)
 ブーゲンビル、豪州軍との戦闘、敗戦後の逃亡兵処刑→早道友記さん(新規)
 フィリピン・レイテ沖海戦 戦艦「武蔵」沈没―上平芳明さん
 フィリピン・ルソン島 山中への転進― 安田誠さん
 ルソン島・軍医―片岡茂太郎さん
❖5日目 孤島の戦場の話を聞く
 サイパン島―近藤軍八郎さん(新規)
 硫黄島―小沢政治さん(新規)
 パラオ南西諸島 忘れられた島―齊藤仁太郎さん 
 エンダービー島―山田実さん(新規)
 マロエラップ環礁 食べるための戦い―田口勝三郎さん
❖6日目 志願と空の戦争の話を聞く
 商業学校、予科練クラス一斉志願―後藤重三郎さん 
 学徒兵、特攻出撃―松浦喜一さん
 夜間雷撃隊パイロット―新井省吾さん 
❖7日目 沖縄戦の話を聞く
 座間味島 集団自決―上里和子さん
 上里さんの絵  
 沖縄出身現役兵―嶺井巌さん
❖ 8 日目 敗戦とその後の話を聞く
 満州 引き揚げ、葛根廟(かっこんびょう)事件―大櫛戊辰さん 
 シベリア抑留と民主化運動―池田幸一さん
 看護婦、命ぜられて中国国共内戦に従軍する―坂本初枝さん
●全国各地の活動紹介
 ◇表郷戦争回顧展(福島)
 ◇信州戦争資料センター(長野)
 ◇正光寺げてもの史料館(岐阜)
 ◇美祢市民戦争体験記と捕虜収容所跡の記念碑(山口)
 ◇市場飛行場を語り継ぐ会(徳島)
 ◇東野利夫さん(福岡)
 ◇兵士・庶民の戦争資料館(福岡)
 ◇長老大学(印刷物の形で紹介)(高知)
 ◇三船遭難事件を伝える活動
●猪熊さんをしのぶコーナー
●各地の部隊入り日本地図
●9人の方の寄贈・所持写真一挙展示
「戦場体験者と出会える茶話会(カフェ)」を主に、「戦場体験キャラバン展」を裏番組的に展開した今月のイベント。
やったおかげで、本当の裏番組も発生しました。
会場にいらっしゃったお初の体験者の方の聞き取りです。

以前、戦場体験史料館にお電話をいただいていた方でしたが、どうも直後に体調を崩されたらしく、それからお会いする機会もないまま数年。
そんなとき、今回のイベントが新聞に載っていたのでのぞきに来られたということでした。イベント中日のこと。
「家に来てもらうのは大げさだから、ここでなら話すよ」ということで、最終日にもう一度来ていただいて、浅草公会堂のどこぞで収録を、となりました。
控室ででも、という意気込みでしたが、実は最終日は、一応押さえていた会議室があったのでした。
いつも展示イベントでは、証言会を別の会議室で開催しており、今回も、会場を予約するときに、かろうじて空いていた日曜日の午後の1部屋をとってあったのです。
しかし、そこで何をするということも決まらず、そのまま忘れされれていました。
それが聞き取り会場として生きることになったのです。まあ、すばらしい。

実のところ、私の場合は、3日間のイベントでほんのちょっとだけ会議室がとれたという報告を聞いた時から、裏番組で収録というのは頭にありました。願望レベルですが。
公開収録会となると、お初の方の聞き取りにはきついだろうけど、と思いつつ、その場で収録できるような新しい出会いがあればと考えていたのです。
というか、各地で百人展などやるときは、いつも考えていました。こちらがその地にそう何度も出向けないという事情もありまして、イベントやりながらその場で聞き取りというのは、できるもんならやりたいよねと。
そんなわけで、今回、それが実現して、なんとなく旅の成果の気分になりました。

まあ、それも日曜日の極度の人員不足の一因といえなくもないですが、保存の会の本分としてはかくあるべきというものでしょう。
この聞き取りをしたメンバーから、証言概要は上がってきています。この聞き取りは、キャラバン扱いになるのだろうか、とこの期に及んで悩んでいます。
昨夜、保存の会メーリングリストに、「戦場体験者と出会える茶話会(カフェ)」&「戦場体験キャラバン展」の無事終了報告メールが流れました。
特に会員限定とする必要はなさそうな内容なので、転載します。

◆◆◆

皆様へ

浅草公会堂で2~4日開催した「戦場体験者と出会える茶話会(カフェ)」は無事盛況のなか終わることが出来ました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
スタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした!

期間中20名の体験者に参加いただき、40弱の茶話会が開催されました。
今回は企画が煮詰まるのに時間がかかり、いつにもました準備・宣伝不足で、このままでは「秘密クラブの豪華パーティー」のようになるのではないかとささやかれてもいましたが、結果的には十分な集客に加え、話し手も、聞き手も、非常に満足度の高い催しとなったようで、予想以上に手応えのある企画となりました。

*****
私自身は後半戦からの現場参加だったので把握しきれていないところもあるのですが、初日の平日から結構な盛況だったようで、後半はさらに年齢層が若くなり、幾組かではありますがチラシどおりお子さんを連れた親御さんや生徒さんを連れた先生の来場、
まして20~40歳ぐらいの女性の来場は非常に多くみかけました。体験者の方々の語りもいっそう熱を帯びたように思います。

一方で資料を持ってきてくださったご遺族や初めてお目にかかる96歳の元兵士(別室で早速聞き取りを行いました)を筆頭に
新旧の体験者の方々、長年のお付き合いの新聞記者の皆さん、中国・韓国のメディアや某資料館の関係者、そして茶話会に出した駄菓子屋のご主人までつまりは実に様々な人々が集う場所となりました。

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茶話会というスタイルが聞き手に主体者感をもたらす効果は想像以上で、机にはどこか一体感のようなものが生まれましたし、素晴らしいイベントだった、来て良かったという声も随分寄せて頂いています。

時間やテーマなど主催者の方でどれぐらいコントロールすべきなのか、一兵士としては当時は知りようもない大きな質問が出てしまうことなど今後の課題はたくさんありますが、工夫を重ね、場所やテーマも様々広げながらこの形式は今後も試みていくことになろうかと思います。

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一方展示会の方は、書籍「戦場体験キャラバン」で紹介した体験を主軸に全33名を時代順に並べ、また9冊の写真アルバムなどを紹介しました。
茶話会のイベントがメインでしたが、見る人は結構熱心で、展示会の分量的には手ごろなのかもしれません。

それから今回初めての、キャラバンで出会った全国各地の小さいけれど熱意溢れる活動の紹介コーナーは内々では大好評で、各団体に参加していただく形で再企画できればと思っています。時間切れで物品が放置に近かったのは申し訳なかったのですが・・・。

今後年末の予定が立て込んでいるため、正式の反省会は年明けになりますが、忘年会(詳細は後送)には茶話会に参加いただいた体験者の方々、新しく出会ったボランティア候補の方々にもお出で頂く予定なので、その中で様々な感想やご意見も集めることが出来たらと思っています。