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あの大戦から65年。その時兵士だった方々の体験をビデオに残そう。保存の会発全国キャラバン隊の歩み。
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65年前の私たちの戦場体験を放映保存する
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戦場体験史料館までの道順
昨日掲載した9月の浅草茶話会のふり返りについて少々。
「体験談を聞いた後参加者同士が話しをし合って深める時間が欲しい」という意見について、テーブルを限定してそういう場を持つ方向というのが出ています。
全てのテーブルで行うのは無理なので、できるところから始めてみるということです。

今でも、約1時間で一度締めて、あとはしばらくフリーで、ということになっています。
次の茶話会が始まるまで、体験者の方とお話を続けるという場合がほとんどです。最後の回は、閉めるギリギリまで続いているテーブルもあります。
そういうことも、各日2回目の時間は、最後の回との間の時間が少ないので、現実的に難しいです。
その辺は織り込み済みで、全てのテーブルでやるのは不可能というのは、そういう事情も含みます。
それを除いても、いきなり全体でそういう時間を持ちましょうというのは難しいと思われます。

ということで、何度も茶話会を経験して慣れていらっしゃる体験者の方のテーブルを、メインの茶話会タイムの後で実験的にお互いの意見を言い合える場として開いてみようという話になったわけです。
通常通りの茶話会を行った後の時間。
慣れた体験者の方のテーブルなのは、お話の内容もだいたい安定していて、よくわかっているからというのがあります。
メインの茶話会の時間も、慣れていない方の場合は場の組み立てなどもスタッフが行っています。ときには、思想信条的な部分でぶつかりそうな状況を押さえるということも必要になります。
その辺をうまく流せることが必要となってくるともいえます。
もちろん、多様な考え方があり、それが出てくるのを排除するものではないのですが、どのくらいそれが出てくるものかなどわからない状況で、いきなり初めての方の回で行うというのはさすがに無謀と考えます。
保存の会のこともよくご存じの方なら、様々な状況を余裕をもって受け止めることができるだろうと信頼しています。

そういうわけで、お世話になっている体験者の方には、さらにお世話になってしまうということになりがちなのですが。
しょうがないなあ、と言いながら状況を楽しんでいただけるのも確かです。
そういうところは、やっぱり体験者の方あっての保存の会です。
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今週末の拡大事務局会議に向けて、9月の浅草茶話会の振り返りのまとめが、保存の会事務局から改めてメーリングリストに流されました。
基本的に会議参加者向けですが、特に機密事項はないと思われるので、掲載したいと思います。

◆◆◆

皆様へ

ご報告が大変遅れていましたが、次週の会議の叩き台とする上でも
先月の浅草茶話会の振り返りの内容からご紹介をしておきます。

〇参加者 延べ約700名
 前回よりさらに来場者が若くなっているのでは? とは言われています
 リピーター率は大変高く、初日は59%がこれまでに会と何らかの関りがあった方
 マスコミなどに出た2日目以降は3分の1がリピーターでした
 新規の方は、30代まではSNSで、50代以降は新聞で
 チラシは予想以上に若い方も含め全世代に効果がありました

〇茶話会の課題
ベースとしてリピーター率の高さにも見えるとおり、大変喜ばれ満足されている
という前提の上でですが

・運営としては、質問中心の進行になるケースや 質問がマニアックな内容に
 偏っているケース、進行スタッフの質問量へのご意見がアンケートにありました。
 また話し手の戦争体験以外の話への脱線をもっと容認するべきではとの
 アンケートもありました。
・これは感じ方が色々なので変えたら変えたで異論はありそうですが、
 スタッフ不足でスタッフが本当に付きっ切りになれていないことによって
 生じている場合も多く、いかにスタッフを増やすかという事が主要課題とも言えます。

・またスタッフ不足は、お客さんの中にいる体験者を拾い切れていない
 自分の活動や表現媒体を持っているお客さんと会話が出来ていない
 といった勿体ないことにもなっています。 
・特に運転のできるスタッフをいかに増やすかはポイントで
 今回も移動手段さえあれば出席出来た体験者の方がおられ、
 今後ますます必要性が高まるだろうことから、ペーパードライバーの
 スタッフが運転訓練をするような可能性まで話題としては出ました。

〇戦場体験者が遺す「モノ」の展示会
・今回は約190点を展示しました。特に絵画は高い反響がありました
・体験のない戦死者の遺品や、モノだけ増えても伝わるのかという
 不安視はあり、説明を増やすと益々読む量が増えて難しいところですが
 モノの量でもの珍しさを脱して時代を実感させる圧も高まるだろうと
 とにかくモノは積極的にどんどん集めようということに

〇次回に向けての提案から
・外国人や家族の話も聞きたい、体験談を聞いた後参加者同士が話しを
 し合って深める時間が欲しいとのアンケートがありました。後者については
 第3回目の後、体験者を選んでそういうテーブルを作ってみてはとなりました
・同様に他の来場者の感じ方を知る仕組みとなるよう、感想を書くノートだとか
 小さな紙を貼っていくボード、あるいは七夕の短冊的なものを用意しようと
 いうことに
・以前の様なペースや詳細さで話せなくなっておられる体験者の方々も
 おられるのですが、以前の証言映像と生のお話を組み合わせた進行の
 提案があり、お話し手を選んで試してみようかと。
・戦後世代による展示発表コーナーを作ってはとのアンケートがありました
 書いた方は若い方に関心を持ってもらうために参加出来る展示をという
 主旨の様でした。
 実際に展示できるレベルや量のものがどれだけあるかはともかく
 祖父の戦争体験を調べる、慰霊の旅の報告などはあってもいいし
 今回「利根資料館」「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」による
 展示は反響も多く、つうしんに書いてみるなど今後の検討事項となりました

9月に開催した戦場体験者と出会える茶話会&戦場体験者が遺すモノの展示会、茶話会に参加された体験者の方を改めて紹介します。
1名、当初の予定と比べて、当日体調不良で参加できない方が出ましたが、1名飛び入りがあり、結果的に予定通りの37名いらっしゃいました。

◎青木蔵男さん 95歳
海軍 昭和13年志願 横須賀海軍航空隊、第6回ぐん航空隊(のち第204海軍航空隊に改称)、等
偵察員としてラバウルなどに従軍
◎阿部正晃さん 86歳
民間人 3歳のとき家族で満州へ。敗戦時、朝鮮半島。鎮南浦より引揚げ、1歳の妹が亡くなる
◎稲川寅男さん 94歳
陸軍 昭和19年現役兵 135師団歩兵第370連隊など。満州・ソ連国境でソ連の戦車部隊と戦闘。
◎井上理二さん 91歳
海軍 昭和17年、海軍特別年少兵に志願 駆逐艦「磯風」に乗艦。マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、大和特攻などに参加
◎今吉孝夫さん 86歳
民間人 旧制加治木中学在学(鹿児島)
昭和20年8月11日、加治木空襲を体験、同級生ら生徒15名が死亡
◎大島満吉さん 82歳
民間人 国民学校4年生の時、満州で「葛根廟事件」の生存者。※逃避行中の民間人が、ソ連軍の戦車部隊などに襲撃を受けた。
◎梶泰治さん 96歳
陸軍 昭和17年志願 独立混成第8旅団独立歩兵第31大隊、独立警備歩兵第14大隊。中国北部を夜行軍で移動し八路軍との戦闘を繰り返す、迫撃砲で負傷
◎神代忠男さん 96歳
陸軍 昭和18年学徒出陣 第1航測連隊 浜松など。戦後は一時新橋で闇市を経営
◎黒田千代吉さん 93歳
陸軍 昭和19年現役 第27師団支那駐屯歩兵第2連隊、第131師団独立歩兵第591大隊
中国中部~南部の3千キロを徒歩で行軍
◎後藤重三郎さん 92歳
陸軍 昭和20年現役 野戦重砲兵第2連隊 満州頭部に。東邦商業学校5年生の17歳の時、クラス全員で予科練を志願しようとする
◎呉正男さん 91歳
台湾出身 陸軍 昭和19年、陸軍特別幹部候補生に志願 滑空飛行第1戦隊。朝鮮北部に従軍。中央アジアのカザフスタンに抑留され1947年復員
◎斉藤鐵也さん 84歳
民間人 満州で敗戦、物売りなどをして生活し引揚げは昭和23年
◎坂上多計二さん 93歳
陸軍 実際には入隊前に軍属として働いていた第103海軍軍需部に農場指導員として配属。フィリピン・ミンダナオ島で飢餓を体験
◎坂本邦男さん 93歳
陸軍 昭和20年召集 16627対空無戦隊
東京大空襲で被災直後に召集 満州・大石橋に従軍、チタに抑留される
◎佐藤孝則さん 87歳
民間人 3歳の時家族でテニアンに移住、昭和19年米軍のテニアン島上陸を体験
◎篠田増雄さん 99歳
陸軍 昭和17年現役 第51師団歩兵第66連隊
前橋陸軍予備士官学校を経て、東部ニューギニアに従軍
◎島崎貞治さん 94歳
陸軍 昭和16年、陸軍少年飛行兵に志願(12期生) 飛行第32戦隊
整備兵、満州・千島列島を経てルソン島に送られるが、45年2月に台湾に撤退することができた。
◎鈴木喜一さん 88歳
民間人 隅田川造船所に学徒動員、東京大空襲で被災
◎関利雄さん 94歳
陸軍 昭和15年、陸軍少年飛行兵に志願(11期生)飛行第77戦隊、第17錬成飛行隊
戦闘機・隼の操縦士として、南方広域で戦闘、シンガポールの防空など
◎瀬戸山定さん 92歳
陸軍 陸軍少年飛行兵に志願(14期生) 航空総軍司令部通信班
◎芹沢誠一さん 94歳
陸軍 南方第2陸軍病院仏領インドシナ(ベトナム)に従軍
◎武田昭さん 84歳
民間人 東京大空襲で被災、小坊主をしていたお寺に一人置き去られる
◎田中三也さん 94歳
海軍 昭和14年甲種飛行予科練習生に志願(5期生) 第141海軍航空隊偵察第4飛行隊など。偵察員として、南太平洋海戦、あ号作戦、沖縄戦などに参加
◎塚本此清さん 93歳
陸軍 昭和19年特別幹部候補生に志願 豊浜船舶工兵教育隊。香川県豊浜で103号型輸送船での訓練
◎常松尚さん 84歳
民間人 旧制中学1年生の昭和20年7月2日、呉空襲で自宅焼失 父はブーゲンビル島で戦死
◎中島裕さん 92歳
陸軍 昭和19年特別幹部候補生に志願 第39飛行場大隊。満州牡丹江に従軍、タイシェットに抑留され1948年復員
◎西倉勝さん 93歳
陸軍 歩兵第290連隊。朝鮮北部のソ連国境付近に配属。コムソモリスクに抑留される
◎廣瀬房代さん 83歳
民間人 王教大空襲で被災 義父は傷痍軍人で一生寝たきりだった
◎福田きくさん 90歳
日本赤十字社救援看護婦 昭和19年召集 相武台陸軍病院(神奈川県相模原)
病院戦で戻った重症兵士の病棟に勤務
◎牧野衛さん 80歳
民間人 在満国民学校2年生の時ソ連侵攻 西安より母と子ども3人で引揚げ
◎松下一彦さん 85歳
民間人 昭和20年3月まで伊東に学童疎開、帰京後山の手空襲を経験
◎水島章さん 91歳
陸軍  昭和19年特別幹部候補生に志願 154独立整備隊。都城で特攻機の整備に当たる
◎水野章さん 91歳
海軍 昭和18年甲種飛行予科練習生に志願(13後期生) 第2特攻戦隊大神突撃隊など
光基地、大神基地で回天の訓練
◎村上輝夫さん 98歳
陸軍 昭和17年2回目の召集 第17師団歩兵第53連隊。ニューブリテン島で捕虜に、オーストラリア・カウラ収容所に収容、日本兵捕虜脱走事件に遭遇
◎望月修蔵さん 93歳
陸軍 昭和19年現役 第11独立警備隊独立警備歩兵第59大隊 中国・山東省に従軍
◎渡辺孝さん 92歳
海軍 昭和18年逓信省立宮古海員養成所に入所 輸送船「帝立丸」などに乗船。本土と朝鮮間の兵隊や物資の輸送、機雷に触れたので船を座礁させ脱出
◎〇〇さん
民間人。ドゥーリットル空襲など
9月15日(土)~17日(月・祝)に開催しました「戦場体験者と出会える茶話会&戦場体験者が遺す証言とモノの展示会」の写真特集です。

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浅草公会堂入口

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展示品(前日アップしようとして、アップロードがうまくいかなかった写真)

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茶話会の様子(人が多かった証拠。うまいことピンぼけ写真になったので)

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最終日の茶話会ラインナップ表示
「戦場体験者と出会える茶話会&戦場体験者が遺す証言とモノの展示会」3日目にして最終日の今日は、13:00からの回で、ついに8テーブルフル稼働となりました。
午前中にいらっしゃる予定だった方がこの回にずれ込んだということもあるのですが、それでも各テーブル人がいっぱいという状況でした。
それぞれの方が、時間を忘れてお話されていて、年齢を感じさせない集まりだなとつくづく思います。

スタッフはどう考えても人数足りない再び、ということで、もうあきらめて複数テーブル担当し、進行はおまかせする場合も。
茶話会3回目以上の慣れた方々が多い日だったので助かったようなものです。
実はかなりのギリギリ運営ですが、それでもどうにかやってしまうのが保存の会。
茶話会にしてはテーブルごとの人数が多すぎる状況でしたが、どうにか質問できたようで、参加された方々には、ご満足いただけたようでした。

一緒に聞き取りに行きたいという方、ボランティア希望の方も数名。
帰りの片づけを手伝ってくださる方もやはりいらっしゃって、非常に助かりました。
物の寄贈もあり、様々な成果のあった3日間でした。

参加してくださった体験者の方、一緒に展示してくださった皆様、来場者の皆様、大変ありがとうございました。
スタッフはお疲れ様でした。